まっすんのアワセミソ

フィリピンにあるCFF『子どもの家』でインターンをしていたまっすんのブログ。

エドウィン。

2006-01-30 05:47:07 | Weblog
エドウィン、現在19歳。バキワン村に住む。
新しいキッチンスタッフとしてCFFで働いてくれている。

高校卒業後、勉強を続けたかったけれど経済事情で叶わず。
その後、ダグーパンの食堂で一日50ペソ(約100円)で働いたり、
バキワンで夜から朝にかけて魚を採って、一日30ペソ(約60円)稼いだり
していたらしい。

ビジネスマンになりたいという彼。
なぜ?と聞くと、
『ビジネスマンになって自分の様にお金がなくて勉強を続けられない子たちを
助けたいんだ』。

彼のその想いが私の心に強く響いた。

彼は、自分自身まだ学業を続けたいという願いが叶っていないにも関わらず、
すでに他の人たちのことを考えている、想っている。

そんな彼に照らされて、自分自身が映し出される。
何の疑問もなく当たり前のように学業を続けられた自分。
(親に感謝感謝感謝。)
そして、今ここにいる自分。
自分に出来ること、たくさんある。
今までの人生に感謝しつつ、今こそ動くときだ。

私たちに出来ること、たくさんたくさんたくさんあるよね。

グラグラ。

2006-01-30 05:45:42 | Weblog
自分の弱さをしっかりと見つめ受けとめて生きていきたい。
それが、私という人間を底から強くしてくれると思うから。

心をたくさんゆらがせながら、自分を見つめていこう。
グラグラと。



流れ。

2006-01-30 05:45:02 | Weblog
日本には四季があって、春には花が咲き、夏には緑が生い茂り、
秋には黄色や赤に色を染め、枯れ葉を落とし、
冬には幹が力強く生き続ける。

フィリピン、外を掃き掃除していてふと気が付いた。
葉っぱが色を黄や赤茶に変化し、枯れ葉となり、落ち葉になっていることを。
日本の四季のようにわかりやすい変化ではないけれど、
この南国フィリピンの乾季雨季だけではない、細やかな季節の移り変わり。

みんな、この細やかな移り変わりを肌に感じて生きているのだろうな。

ゆっくりゆっくりここの時間も流れているんだ。
木々も犬たちも魚も空も星も、そして人も。

みんなみんな時の流れの中に生きているんだね。
日々の変化を味わいながら。。。


Jham-Jham<ジャムジャム>

2006-01-19 18:20:02 | Weblog
昨年夏にCFFワークキャンプに参加してくれた
ジャムジャム、現在17歳。

日々、スワルタウンにあるパン屋さんで
週6日、朝から夕方まで
一日80ペソ<マイナス交通費12ペソ-約160円マイナス24円>
で一生懸命働いている。

高校を卒業した後、大学進学が希望であったものの
彼女の家庭はフィリピンでの一般家庭。
学費を家計でまかなうのは難しく、
現在、奨学金を受けて大学進学出来ることを
願っている。

そんな彼女、私の誕生日にわざわざ仕事を休み、
素敵なギフトと手紙を持って私を訪ねてくれた。

私は彼女のそんなひたむきさが大好き。
人間の欲を感じさせない純粋な想いが大好き。
時に見せるせつなそうな顔が胸に突き刺さる。

そんな彼女、手紙でこんなことを伝えてくれた。

『必要な時、一緒に居てくれてありがとう』
『知ってる?一緒にいると心がやすまるしはっぴーなんだ』
『いつまでもあなたは私の一部だよ』

もちろんわたしはこの手紙を読んで涙。
彼女が『ともだち』をテーマに集めてくれた
曲を聴きながら。

私は彼女に出会えてしあわせだ。
彼女にこんなに想われてしあわせだ。

ここフィリピンにも、
私の特別な場所・カンボジアにも、
ここなしでは今の私は絶対存在しない日本にも、
たくさんの私を想ってくれている人たちがいる。

なんてしあわせものなんだろう。
私もみんなが私を想ってくれる様に、
みんなを想える人でありたい。

だって、こんなに心が満たされるから。。。
誰もが私と同じようなしあわせを感じられますように。

ジャムジャム、ありがとう。
いつまでもいつまでもいつまでもたいせつな人だよ。


宇宙。

2006-01-19 17:02:45 | Weblog
朝起きて外に出てみる。

右の地球には太陽のあったかさが地球を包み始めている。

ふと、左の地球を見てみる。
そこには力強く輝く月の姿が。
これからその美しい輝きとともに月はどこを照らしに行くのだろう。

太陽と月の共存がおりなす幻想は
私に新たな宇宙の感動と生きていることのありがたみを
与えてくれた。

また新たな宇宙を感じることができた。
ありがたや。。。


子どもたちの成長-マルビン編

2006-01-19 16:24:07 | Weblog
マルビン、本名Marvin J.Santos
現在8歳、小学校2年生。
あと数ヶ月でCFFに来て1年が経つ。

皆よりご飯食べるのは遅いけど、頑張ってたくさん食べて
最近身長も伸びて来ました。
その動きのかわいさ、皆をしあわせにする愛嬌、
ちょっと不思議ちゃんで皆を笑わせてくれるマルビン。
とにかくかわいい。かわいくってたまらない。

そんなマルビン、最近顔を真っ赤にして涙を流し声を上げて
泣く姿をたまに見かけます。

初めてその姿を見たとき、驚きとともに
そんなマルビンを見られて私は嬉しかった。

今までなら、他の子にどんなにちょっかい出されようと
ほんの少しぐずるだけで涙を見せることなく、
すぐ笑顔に戻っていたマルビン。

そんなマルビンが感情を表に出して涙を見せてくれた。
この子の世界が新たに広がった!

虐待を受けていたマルビン。
自分を守るために、母がなるべく怒る必要のないように…、
きっと自分の感情を出すという本能を
しまいこんでいたのだろうと思う。

そんなマルビンがここでの生活、自然との触れあい、
人の温もりを感じること、
キャンパーたちやスタッフに愛されること、
他の子どもたちと共に過ごしたりする中で
『泣く』という人間の本能を取り戻してきたのだろう。

嬉しかった。
これからもたくさんたくさん笑って泣いて喜んで
つらいことに出会いながらも、
人の温もりをたくさん感じて、
生きる力強さを持ち続け、
そしていつまでも人にしあわせをふりまいて欲しい。

何よりも、マルビン自身が『しあわせだ』と感じられる
人生を送れますように。。。

I LOVE YOU マルビン。



スペシャルな日。

2006-01-19 16:16:07 | Weblog
1月17日、この日は私にとって、
私を想ってくれている人たちにとってとてもスペシャルな日。
1月17日、私の誕生日。

この日の誕生日は今まで生きてきた中で一番しあわせな誕生日だったかもしれない。

朝、同じ誕生日のメアリー(高校に通うためセンターにステイしている元クライエント)に『happy birthday』を伝えると、
私とメアリーが同じ誕生日だと知っている
CFFの子どもたちがジープニーの中から
『happy birthday』の声を私に浴びせてくれた。

単純にしあわせだった。
心がスゥッとした。

そして、学校に行く途中、15日が誕生日だった
アテ・メイ(クヤ・ルベンの奥さん)にプレゼントを渡しに。
話の流れで今日が私の誕生日だと伝える。

小学校に行ってから、子どもたちにちょっと誕生日をアピってみた。
子どもたちが私のためにHappy birthdayと私の教えた歌を笑顔で歌ってくれた。

単純に嬉しかった。

そして、学校から帰る途中、
アテ・メイのおうちから娘さんのクラレンスとシェイラが
『happy birthday ate massun』とさけびながら満面の笑みで飛びついて来た。

とてつもなくかわいかった。

そして、アテ・メイがプレゼントをくれた。
『Lord is always with you wherever you』と書かれた
鉛筆立て。

アテ・メイのその気持ちがすごく嬉しかった。
アテ・メイの優しい笑顔に包まれて嬉しすぎた。
涙が溢れてきそうだった。

夜、日本の母とCFFの事務所から『happy birthday』の電話。
私を生んでくれ、この世で一番私を想ってくれている母からの
『お誕生日おめでとう』。
日本から私を想ってくれている人たちからの
『お誕生日おめでとう』。

わざわざ電話をくれたことが単純に嬉しかった。
また涙がじわじわした。

夜はスパゲッティーとから揚げ、ケーキで私とメアリーの
誕生日を祝ってくれた。
子どもたちがHappy birthdayを歌ってくれた。



まためちゃくちゃしあわせ感じた。
誕生日ってこんなに嬉しいもんだったけ、と
思うくらい嬉しい一日となった。

『誕生日』自分のスペシャルな日も私の大切な人たちのスペシャルな日も
これからはもっとしあわせな日にしたいと思った。
心のこもった『happy birthday』を伝えられるようになろう。
『誕生日』、この世にみんなが自分として生を授かった
大切な大切な大切な日。

こんなしあわせを感じさせてくれたみんな、すべてのものに
心から感謝します。

ありがとう。