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Hello the Masking Face 店主敬白&番頭日記

釣具を扱うビンテージタックルウェアハウス「Hello the Masking Face」の主と番頭が綴る日記です。

番頭日記20140415 Webサイトのデザイン変更&「President II 1980」出品。

2014年04月15日 02時14分27秒 | 日記
どうもどうも。
体調が今ひとつなままで相変わらず釣りにも行けず、な春を過ごしている番頭です。
またまたご無沙汰しておりました。

ちょっと思うところあって、当店のWebサイトにちょっと手を加えてみました。
と、言っても、トップページの背景画像を入れ替えたくらいなんですけどね。

http://themaskingface.wix.com/themaskingface

ちなみにリールは番頭の私物「Abu Garcia premiere 704」です。
当時のカタログに掲載されながらも実際には日本国内での発売が見送られたという曰く付きの機種だけあって、これがなかなかに食わせ物。
前身である「1044」とは違い、部品生産を日本で、アセンブルをタイで行っているせいなのか、組み付け精度がイマイチで調子の悪い個体が多いのです。
写真のこれも同様で、入手してから何度かバラし、組み直しを繰り返し、ようやっと実釣に使える状態になりました。
こうして写真に残してることからもわかるように、今でこそけっこうお気に入りの1台になってますが、こうなるまでの長かったこと(笑)。
当店イチオシのクローズドフェイススピニング・リールと言えど、この機種ばかりはさすがにオススメ出来かねるというのが正直なところです。
もし「premiere 704」の購入を考えられているのでしたら、相応の苦労を覚悟されたほうがよろしいかと思います。

※2014年4月23日追記。
すいません。この写真のリール、記録を読み返してみたら「premiere 704」ではなく、その後継の「706」でした。
私が手に入れた「706」は「premiere 704」と違い、最初からわりと快調で、特に問題なく使えています。


さて。
先日出品しました「Shakespeare 1969B」ですが、無事落札され、お客様のお手元へと届いたようです。
40年以上も前の製品で、レトロフューチャーなSF調デザインが愛らしく、とても魅力的なリールでした。
しかもですね。
すでに売れてしまった後から言うのもなんですけど、今回お売りした1台は、これがもう、びっくりするするくらいにハンドルもスプールも滑らかに、そして軽やかに回るという、大当たりな個体だったのです。
商品説明にも書いたようにメインギアが樹脂製という今ではちょっと考えられない仕様であるため、運用には若干の注意が必要かもしれませんが、コレクションとしてだけでなく、実釣に用いても素敵な1台となることでしょう。

そして「Shakespeare 1969B」と入れ替わりに新たに出品したのが、同じくShakespeareの製品「Shakespeare President II 1980 HB」です。

http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n135296090

前述の「1969B」とテイストは違いますが、たとえば鷲のレリーフですとか、ロゴなどに用いられた装飾的な書体、サイドプレート上部の飾り模様などなど、「President II」もまた、いかにもビンテージらしい魅力に溢れたモデルだと思います。

分解してみるとよくわかるのですが、この「President II 1980」のクラッチは、スプリングでの各部品へのテンションのかけ方など、構造的に「Abu Ambassadeur 5000」系によく似ているところがあります。
それ以外の部分についても、動作の確実性、耐久性、メンテナンスのしやすさなども、ほぼ同等ではないでしょうか。
今どきのリールに比べれば構造的にも単純ですし、分解して組み直すのも容易。
そういう意味ではビンテージタックルの入門として、「Abu Ambassadeur」シリーズ同様、悪くない選択だと思います。

当店がお売りする「1980」はこれで2台目ですが、今回の1台はキズも少なめで機関も良好。クラッチのかっちりした操作感などは、いじっていてとても気持ちのよい個体です。

ほかにもフライリール「Abu diplomat 278」や新品未使用の「ダイワ ハリヤー120M」など、合計9台のリールを出品中です。

http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/shok914

皆さまのご入札、心よりお待ちしています。

それでは、「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。


◆「Hello the Masking Face」については、以下のページをご覧ください。

Webページ
http://themaskingface.wix.com/themaskingface

Facebookページ
https://www.facebook.com/themaskingface




店主敬白20140414 今年は芦ノ湖に

2014年04月14日 17時58分44秒 | 日記
アルジのイシダ・ショーキチーニョですこんにちは。
今週は久しぶりに芦ノ湖に行ってきます。しばらくの間釣りからかなり遠ざかってまして年に二~三度海で釣りするくらいになってましたが、今年は原点回帰で湖のトラウトフィッシングに勤しみます。

ルアーによるトラウトフィッシングというと近年ではどうしても管理釣り場が主眼になりウルトラライトなタックルで効率よく数を釣るという考え方の方が多いようですが、ビンテージタックルを扱う当店としてはその昔ルアー釣りというものが日本に広まり始めた頃の追憶のような視点で、クラシカルなスタイルでのトラウトフィッシングを提案して行きます。

今でこそ2gに満たないような極小のスプーンなどで数釣りをするスタイルなんかも流行っていますが、日本人の面白いところはあるスタイルが流行って主流になるとその方法以外では釣れないんだといつの間にか思い込んでしまう傾向があることですね。

トラウト類は外国から入ってきた魚種も多いわけで、ルアーフィッシングは言うまでもなく舶来の釣りです。外国から入ってきたルアーには7~10gくらいのスプーンは勿論のこと18gを超えるスプーンなんてのも普通にあって、Big fish eats big baitなんていう言葉もある通り大きな魚を狙う為にサイズの大きなルアーをチョイスするのは一つのセオリーです。

私個人はとにかく13cmのミノーを投げてトゥイッチングやグリグリメソッドでヤル気のあるトラウトをとるのが大好きなのですが、そんな釣り方をベイトキャスティングリールに縛ってやってみようかなと考えている昨今です。トラウトでベイトリールと言うとすぐにベイトフィネスとか言い出す人もいますけど、いやいや真逆ですので(笑)
もっとヘビーデューティーなゴツい釣りをね、ダイナミックに楽しみたいわけです。

バス用にはトップウォーターに特化したスローテーパーのグラスのベイトロッドが沢山ありますが、トラウト用にはクラシカルなデザインのベイトロッドはあまりないですね。最近のグリップのオフセットしていないベイトロッドではビンテージ系のベイトリールや僕たちの大好きなクローズドフェイスリールは使用できないのが悩みの種で。先日NFTの富士グリップのついた6ftのグラスロッドのデッドストックを購入しました。昭和の国産ロッドは大好きです。

そんな感じで、まだ今年は水温の上昇が遅いと言われている芦ノ湖に取り敢えずタックルのマッチングのテストをしに行くため、ベイトリールをいくつか用意しました。購入してからずーっと使わずにおいていたフルーガーの2800や、当店ではイチオシのお勧めであるシェイクスピアのプレジデントIIシリーズ、ABUの定番5500C、左ハンドルの4601-C3など。

今日は97-98年頃に買ったものの直ぐにスプールが空転するようになってしまって15年くらい放置していた2500C IARの修理をしました。めんどくさかったなー。

写真の背景はうちの番頭さんもナイスな文章を寄せている「フライの雑誌」です。これ読んだら鯵のフライフィッシングも行きたくなりました。


◆「Hello the Masking Face」については、以下のページをご覧ください。

Webページ
http://themaskingface.wix.com/themaskingface

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番頭日記20140406 ご無沙汰してました。

2014年04月06日 10時16分03秒 | 日記
どうもどうも。
桜が咲いたと思ったら、寒の戻りで妙に肌寒い週末ですね。
もうなんというか、ご無沙汰すぎました。
番頭です。

ホントは横浜のフィッシングショーへ行ってきた話しなど、あれこれもっと早いタイミングで更新する予定だったんですが、体調を崩したりなんだで、ずいぶんと間が空いてしまいました。
こんなにいい季節になったというのに、ぜんぜん釣りにも行けてません。
皆さんはどうでしょう? 素敵な魚に出会えてますか?

もう2週間も前の話になっちゃうんですね、フィッシングショー。
タイミングを逸しまくりですが、それでも書いちゃいます。
なんだか年を追うごとに出展メーカーが減っているような気もしますけど、各社の新製品が見られたり、また、意外なメーカーが意外なものを出展してたりと、やはりそれなりに見所はあるものですね。
今年はあのアウトドアメーカーのパタゴニアがテンカラ竿を出していたのに驚きました。
日本でもここ数年、テンカラ人口は少しずつ増えているように思うのですが、もしかしたら海外はそれ以上の勢いなのかもしれませんね。

パタゴニア「シンプル・フライフィッシング」
http://www.patagonia.com/jp/shop/?k=51


それと、個人的なところではやっぱり「渓流ベイトフィネス」なタックルに目が行きました。
特にダイワが出展していた2本の渓流用ベイトロッドは金型から新規に起こしたという樹脂製のオリジナルリールシートがとても握りやすく、また見た目も斬新で、話題性では一歩抜きんでていたように思います。
まだ参考出品の段階だそうで、今シーズンに間に合うかどうかも断言できないレベルだったみたいですが、発売されたらぜひ川で振ってみたいところ。
もっとも、これら2本のロッドは同社の「シルバークリーク」にラインナップされるものだそうで、となれば価格は4.5万円以上……。

ダイワ「シルバークリークAGS」シリーズ
http://all.daiwa21.com/fishing/item/rod/trout_rd/silvercreek_ags/index.html


渓流と同様、スピニングリールが主流であるなかにベイトリールが切り込んできているもうひとつのジャンルが、シーバスフィッシングです。
番頭のお気に入りメーカー、テンリュウの「スワット」シリーズに追加されたベイトロッド「SW83LML-BC (Tidal Walker)」は同社の「マスタープラン」のベイトロッド「MP86ML-BC」よりも振り心地が格段にシャープになうえ、リアグリップが短くて取り回しがラクになってるのが素晴らしかったです。
ただ、これも定価が47500円と、非常にお高いのがっ。

テンリュウ「スワット(SWAT)」シリーズ
http://fishing.tenryu-magna.com/shore/swat.html
テンリュウ「マスタープラン(Masterplan)」シリーズ
http://fishing.tenryu-magna.com/shore/masterplan.html

ビンテージタックルもいいですが、やっぱり新しい釣具もまた大好きな番頭なのでした。

さてさて。
当店が出店していた「Abu Ambassadeur 2500C」が先日落札され、無事、新しいオーナー様の手元に届いたようです。
さすがに古いリールですから新品同様、とまではいきませんが、それでも機関はかなり好調な1台でした。新たなオーナー様のもとで活躍してくれることを期待しています。

そして、それと入れ替わりに、本日また新たにリールを1台出品しました。
Shakespeareの「1969B」です。

http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f133346662

製造初年度が1969年というこのリール、今まで出品しました「President II」などよりもさらにクラシカルな外見がまるで古いアメ車のようで、素敵じゃありませんか?
若干、キズは多いですけれど、スプールもハンドルもこれまた驚くほど軽快に回転し、機関は絶好調な1台です。
バス釣りがお好きなかた、このシャンパンゴールドなボディ、釣り場で目立ちますよ? 1台いかがでしょうか。

この「1969B」を含め、現在9アイテムを出品しています。
皆さまのご入札、心よりお待ちしています。

それでは、「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。


◆「Hello the Masking Face」については、以下のページをご覧ください。

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