Hello the Masking Face 店主敬白&番頭日記

釣具を扱うビンテージタックルウェアハウス「Hello the Masking Face」の主と番頭が綴る日記です。

番頭日記20140225 「ダイワ ハリヤー120M」を出品!

2014年02月25日 02時25分19秒 | 日記
どうもどうも。
ついにソチの冬季五輪も閉幕してしまいました。
飛んだり滑ったりと命がけな競技が多く、また、ボブスレーやスキー競技なんかは最先端の道具が勝負を決めるようなところがあったりと、夏季の五輪とはまた違った楽しさがあり、そしてやっぱり「人が競う」からこその複雑なドラマがあり。
いや、おもしろかったですね。
番頭です。

さて。
先日予告していたとおり、ヤフオク!に国産クローズドフェイススピニングリール「ダイワ ハリヤー120M(DAIWA HARRIER 120M)」を出品しました。

http://page18.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w97166395

クローズドフェイススピニングリールを好きでこれを探している人は少なくないと思うのですが、こんな新品箱入りの状態で市場に出てくることはこれから先、そうそうないでしょう。
日本の釣具業界がたどって来た道を知る上でも貴重な1台と言え、クローズドフェイススピニングリールのファンでなくとも、ビンテージタックルのコレクションとして、非常に価値ある1台になることと思います。
人によってはコピー元である「Abu 506/M」よりも精度が高いと評価を与えている当機種、ぜひお手に取ってその実を確かめてみませんか?
ご入札、お待ちしています。

それでは皆さま、「Hello the Masking Face」をどうかご贔屓に。







◆「Hello the Masking Face」については、以下のページをご覧ください。

Webページ
http://themaskingface.wix.com/themaskingface

Facebookページ
https://www.facebook.com/themaskingface

番頭日記20140222 造語?

2014年02月22日 14時35分46秒 | 日記
どうもどうも。
ひさびさに雪の降らない週末ですね。番頭です。

当店が力を入れている覆面リール、特に「Abu 500」シリーズに代表される“クローズドフェイススピニングリール”ですが、この呼称について、ちょっと一言。
ネット上でいろいろ調べていると、たまに「誰かが勝手に名付けた造語」みたいなことを言ってる人を見かけます。
が、これは大きな間違い。
Abuをはじめとするメーカー自身もこの呼称を使っていて、それは製品の箱にもきちんと印刷されています。
ここに掲載した写真が、その証拠。
「Abu garcia Diplomat 601」の箱なんですが、ちゃんと「closed-face spinning reel」と書かれていますでしょ?
カタカナで書くとちょっと長いんですが、これが正しい呼称ですし、ヘンに略すのも気持ち悪いので、当店はこれからも「クローズドフェイススピニングリール」と称するつもりです。

さてさて。
当店は現在、ヤフオク!に8つのリールを出品中で、そのなかにはクローズドフェイススピニングリールも2台ほど含まれています。
また、「Shakespeare President II 1980HB」など、4台のベイトリールは今晩深夜に終了の予定です。

http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/shok914

入札、切に切にお待ちしていますっ。

なお、今回写真で箱だけを紹介している「Abu garcia Diplomat 601」も近日中に出品の予定です。
こちらもご期待ください。

では皆さま、「Hello the Masking Face」をどうかご贔屓に。


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番頭日記20140221 解禁が近づいてきました。

2014年02月21日 10時46分56秒 | 日記
どうもどうもどうも。
連日連夜、多くの人を夢中にさせているソチ冬季五輪、いよいよ大詰めですね。
今朝は浅田真央選手の滑りに涙されたかたも多いのではないでしょうか?
安易に「奇跡」なんて言葉で形容したくなってしまいますが、あれは紛れもなく本人の努力の結実で、だからこそ多くの人の心を捉えるのでしょう。
番頭です。

えっと。
五輪のクライマックスも近づいてますが、早いところでは渓流の解禁もはじまり、本格的な釣りのシーズンもまた、近づいてますね。
それを見越して当店、今までにない大攻勢をかけております。
この一週間にこれまでヤフオク!に計7アイテムを出品。そのうち「Abumatic 574」と「Abumatic 170」は無事落札され、お買い上げいただいたお客様のもとへと旅立っていきました。
以前より出品中の「Abu 520」「Abu Ambassadeur 3500C」とあわせ、現在も7アイテムを出品中です。

http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/shok914


さて。
ここをご覧になっている皆さまで、渓流の釣りをされているかたはどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
渓流のルアーフィッシングでは昨年より「渓流ベイトフィネス」というタックルセレクトが話題を呼んでいます。
文字通り、渓流のルアーフィッシングをベイトリールを用いて楽しむ、というもので、ひとえにベイトリールの高性能化により、軽量なトラウトルアーも問題なく扱えるようになったことから生まれたムーブメントです。

以前にも書きましたが、番頭は昨年、シマノ製の最新リールを購入し、1シーズンを通してこの渓流ベイトフィネスを実践していました。
雑誌などでも大きな話題となっているこのタックルセレクト、確かに楽しいです。
行き慣れた釣り場でも、今までとはまったく違う新しいタックルを手に臨むことで、また違った景色が見えてきました。
新たな道具の特性を掴み、手に馴染ませていく感覚は楽しく、何よりスピニングリールよりも格段に手返しが早くなるという、実践的なメリットが味わえるのがいいですね。
話題になるのもよくわかります。

ただですね。
番頭的には、世に言われているほどの革新のようなものは感じられなかった、というのが本音です。
渓流ベイトフィネス最大の利点は前述のように「手返しの早さ」、それに「キャストの正確性」にあるワケですが、これって、当店がもっとも注力しているクローズドフェイススピニングリールを用いている人間には、別にたいした話しではないのです。

クローズドフェイススピニングリールは、ロッドを握った右手の人差し指でリール前面のリリースボタンを押すと、ワンタッチでラインがその指にかかり、キャストの準備動作に入れます。
つまり、キャストの準備動作がベイトリールよりも遙かに効率的なのです。
くわえて、クローズドフェイススピニングでは、ベルカバーにラインが触れ続けて若干の摩擦抵抗が生まれるせいか、ラインが出ていく感覚はかなりベイトリールに近く、ピッチングでのキャストなどは、ベイトリールに負けないアキュラシー性を実現できます。
また、確かに最新のリールでは軽量ルアーも問題なく投げられる性能を得ているとはいえ、ロッドや糸巻き量、ブレーキセッティング、ロッドの振り方、風など、さまざまな要素次第でやっぱりバックラッシュなどのライントラブルを起こしてしまうのです。
さらに「今まで使っていたスピニング用のロッドがそのまま使える」という点は、渓流ベイトフィネスにはない、大きなメリットと言えましょう。

しかし、ご存じのように、クローズドフェイススピニングリールはリール単体で300g前後と重いものばかり。特に短く軽量な渓流ロッドと組み合わせたときのバランスはかなり劣悪と言っていいと思います。
番頭が渓流ベイトフィネスのために入手したリールの重量は、単体でなんと145g。「Abu 500」シリーズのまさに半分で、長らく「500」シリーズに慣れ親しんだ手には頼りなく感じるほど取り扱いが軽快でした。
この「渓流でのタックルバランス」という点ばっかりは、クローズドフェイススピニングはどうしても渓流ベイトフィネスに太刀打ちができません。
また、「500」シリーズ、特に初期の「Abu 505」「503」「520」はギア比がとても低く、流れの速い川ではかなりリーリングが忙しいことになります。
この点、ベイトフィネス用のリールはギア比が7.0や8.0といったものが主流であり、また、一般的なスピニングリールにも劣るところです。

比較すると、
・手返しの良さとキャストのアキュラシー性では同等
・ルアーの飛距離もほぼ同等
・ライントラブルの有無はクローズドフェイススピニングリールの圧勝
・タックルバランスはベイトフィネスの圧勝
・巻き取りスピードはベイトフィネス(と現行スピニングリール)の勝ち
・ロッドの選択枝の広さはクローズドフェイススピニングリールの圧勝
と、番頭的には一長一短に思えるのですね。
もっとも、番頭はクローズドフェイススピニングリールをひいき目で見てるのは絶対なので、ここは少し差し引いていただくにしても、どうです? 気になりません?

渓流ベイトフィネスをこれからはじめようと思ったら、リールとロッドを新調する必要があります。
しかし、クローズドフェイススピニングリールならば、今まで使い慣れた渓流ロッドがそのまま使える、という点に、ぜひ注目してください。
どうでしょう?
最新のメソッドである渓流ベイトフィネス並の手返しのよい釣りを、より手軽に実現できるクローズドフェイススピニングリールを、今季、1度試してみませんか?
とくに現在ならクローズドフェイススピニングリール初心者にもオススメの「Abu Garcia 1044」も出品中ですっ。
ご入札、お待ちしています。

では皆さま、「Hello the Masking Face」をどうかご贔屓に。

番頭日記20140215 「Shakespeare President II 1980 HB」など5台を出品。

2014年02月15日 04時24分10秒 | 日記
どうもどうも。
電車の衝突事故まで起こったりと、関東は雪で大変なことになってます。
オリンピック会場であるソチよりも雪があるんじゃないか?なんて思ってしまうほどですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
転んでお怪我などされてませんか? 番頭です。

前回出品しました「Abu 505」はおかげさまで無事落札され、つつがなくお取引も終了しました。商品の状態にも満足していただけたようで、ありがたい限りです。

さてさて。
渓流の解禁も近づいてきましたし、春もすぐそこ、とばかりにいっぺんにリールを5つほど出品したのですが、いや、春、来るんでしょうか?

今回出品したラインナップは、ベイトリールあり、クローズドフェイスありと、なかなかにバリエーション豊かで豪華な顔ぶれです。


人気の赤ハイ!! 「Abu Ambassadeur 5500C」
http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r110908112

機関外見良好!! クローズドフェイスの名機「Abumatic 170」
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h185501705

機関良好!! '77年製! 「Abu Ambassadeur 2500C」
http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u63634307

赤くキュートなレアモデル!! 美品!! 「Abumatic 574」
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m117465142

往年の名機!! 「Shakespeare President II 1980 HB」 美品!!
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b153889162


ハンドルがよく回るものばかりでどれもオススメなんですが、なかでも注目していただきたいのが、「Shakespeare President II 1980 HB」です。
特に、「Pflueger 2600 / 2800」に憧れを抱いていた人にはこの機種、ホントにオススメなんです。

よく似た雰囲気を持つ両者ですが、その内実は決定的に違います。
ここに掲載した2枚の写真、1枚目のシルバーのベースプレートのものが以前に出品した「President II 1982」、もうひとつの黒いベースプレートのものが「Pflueger 2800」です。
よく見ていただければ、ベースプレートとクラッチ周りの部品構成はほぼ同じながら、その周辺に配置された部品点数がまったく違うのがおわかりになるかと思います。
複数のスプリングを使って部品の動きにテンションを与え、クラッチボタンの反発力、明確なON/OFF状態の切り替え、ハンドルを回したときの迅速なクラッチの戻りを実現している「President II」。



この構成は、「Abu Ambassadeur」に非常に近いものがあり、各部の精度も勝らずとも劣らず、といったところ。

一方、「Pflueger 2800」のほうはといえば、クラッチボタンのハウジング内にひとつスプリングがあるのみで、部品点数は驚くほど少数です。
逆に言うと、これだけ部品を省略しながらも、よくもまぁ動作するクラッチを構成できたものと感心するくらいです。



この違いは使えば使うほど大きな差となって現れてきます。
使い込まれるに従い、「Pflueger 2600 / 2800」はクラッチボタンを押し込んだときの操作感がどんどん不明瞭になり、クラッチの戻りもすっきりしないものとなっていきます。
実際、実釣にちゃんと使われてきた「Pflueger 2600 / 2800」はクラッチ部分にトラブルを抱えるものが少なくないようです。
未だに驚くほどの高値で取引されている「Pflueger 2600 / 2800」を購入するくらいなら、ぜひこちらの「President II」をどうぞ。


……と、言うのが当店の主張なんですけれど。
やっぱり、そんなことは関係なしに「憧れのあのリール」って、手に入れたくなりますよね(笑)。
いつかは憧れの「Pflueger」を手に入れるとして。
とりあえずその前に「President II」、いかがですか?
ご入札、お待ちしています。

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