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♪ Mis pasos ♪

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【スペイン】ちょいと後回し

2008年04月14日 | スペイン
事情により、
      「ラ・マンチャの旅」紀行の続きは、
                         追って更新します。

                                                         ごめんちゃい

【スペイン】ラ・マンチャの旅 1日目 ~トレドの夜~

2008年04月13日 | スペイン
「ラストスパート?」
って言われた。色んな人に(笑)。
ここ2ヶ月程、ゆっくりとLeonに腰を落ち着ける暇もないくらい確かに飛び回っている。でも、遂にこれが最後の旅  。

今回も素晴らしい人たちとご一緒させていただきます。
目的地はカスティーリャ・ラ・マンチャを中心としたスペイン内陸部。
もちろんチーズとワインを求めて

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 1日目

Leon (14:30)    Madrid (18:45)
                         Madrid    Toledo

 トレドってこんな街 ⇒ コチラ

トレドは2回目だけど、夜のトレドは初めて。シ~ンと静まり返ってさらに古都の趣が感じられ、これまたいい。特別な町だ。

夜に到着したので軽くバルへ。レオンのバルとは全然違ってちょいとオシャレ(笑)。
              
          メイン通りから少し入ったところにある隠れ家的バル。中は地元客でいっぱい。

メニューには普段レオンでは見かけない「ラ・マンチャ」のワインが沢山あって面白い。スペインの代表的なぶどう品種「テンプラニージョ」100% or +他品種 だけど、他の地域に比べて圧倒的に独特の甘みと凝縮感があるのは、やっぱりこの砂漠の様な地の特別に強い陽射しのせいだろうか
       
   タパスもおしゃれ。居酒屋みたいに小皿式なのでアレコレ少しずつ食べられてうれしい。

今回ご一緒させていただくのは、(9月にもイタリアでご一緒させていただいた) 私の尊敬するHさんをはじめ、チーズ、ワイン、食のプロ(& ドクター!)の方々。

トレドには今日一泊のみで、明日からはいよいよ、今までずーっと行きたいと思っていた(そんな人はかなり珍しい・・・)ラ・マンチャへ、どっぷり約1週間の旅です

【スペイン】セレブランチ

2008年04月13日 | スペイン

おとといのFiesta(ホームパーティー)の時に誰かが言い出して、急遽決まったブランチ会
今日の昼過ぎには再び旅立つ予定でバタバタ気味だった私も、この楽しそうなイベントも捨てられず、参加

 
  愛嬌のあるパンケーキでしょ?お味はとっても        RIE作のプルプルオムレツ。プロの味!

フルーツカクテル(マセドニア)自家製コンフィチュール(イチゴジャム)なども作って
:「ホテルのモーニングブュッフェみた~い!」
と興奮しながら皆でワイワイ食べた。
              
                        セレブ・ブランチ。シードル付よ!

食べるだけ食べて、駅へダッシュ
                      今度の旅は、スペイン南部へ向けて


【スペイン】お土産チーズ会 ~フランス編~ 

2008年04月10日 | スペイン

またまた恒例の・・・
             お土産チーズ会 ~フランス編~ 

今回の目玉は、先日ロワールのクロタン熟成専門の「デュボワ・ブレ」を訪問した時に購入した、「クロタン・ド・シャヴィニョル」の熟成違い3種セット
 
           クロタン3兄弟                 外皮の色、硬さ、表皮の厚さなど、結構違うのよ。

熟成の若いものから、「Niño(赤ちゃん),Chico(子供),Viejo(年寄り)」だと説明して、熟成の違いを比較しながら食べてもらった。「クロタン」は、いわゆる日本人のイメージする「癖のあるヤギチーズ」なので、皆大丈夫かな~??と心配したけど、やっぱり今回もそんなことは取り越し苦労。あーだこーだ言いながら結構食べてくれた。熟成別の好みは、軟らかめで酸味のある「フレッシュ」タイプが好きな人もいれば、引き締まった組織で濃厚なヤギ乳の味わいが楽しめる「セック(熟成)」が好みの人もいて、本当に人それぞれ。

他には、バスク地方(スペイン・フランス国境)に旅行に行っていた友達が買ってきてくれたこんなチーズも
        
「オッソーイラティ・ブルビピレネー」             「イディアサバル」

       
               フランス土産に持って来てくれたパテも最高!         なかなか減らないイチゴもね・・・


【スペイン】パパのお菓子屋さん

2008年04月09日 | スペイン

日本語クラスの友達:グラシエラのパパはケーキ屋さん。つまり、パティシエ
なんとも嬉しいことに、「パパのお菓子を食べに来てと誘ってくれたので、今日、お邪魔してきました~

           
                 自宅の近くにあるケーキ(手造りお菓子)屋さん

早速、お店奥にある厨房に通してくれて、パパが私達の目の前でケーキ作りを開始!
 
      グラシエラとパティシエ:パパ             ファイヤーでケーキに焼き目を付ける。パパ大興奮。

グラシエラは一人娘(しっかりしていて大人っぽいけど、実はまだ19歳!)。そしてパパのことが大好き。
:「うちのパパがつくるケーキが一番美味しいと思うわ。」「パパが今度フィエスタ(飲み会)に参加したいって言ってるの(笑)。もう 4●(42?)歳だけど、気持はまだまだとっても若いの。」
自慢のパパなのだ。お父さんも娘にここまで言われて、相当嬉しいだろうなぁ。どんな育て方をしたらこんなに可愛い娘になるんだろう。。。
         
 まずはビスコチョのケーキ。シンプルだけど超美味しい      あわせて頂いたスイートワイン     

続いては・・・
なんと、「●」(日の丸)をイメージした焼き菓子も作ってくださった
           
                   「日の丸」風に、中央に特製ソース注入中

出来立てのお菓子をたらふく頂き、お土産のケーキも頂いた上に、
パパ:「ちょっと待ってて
と言って店を出て行ったパパ。数分後に戻ってきて・・・こんなキレイなカーネーションをプレゼントしてくださった。
           
                  パパがプレゼントしてくださったカーネーション

ご近所のお花屋さんまで走って買いに行ってくれたのだ。やることが違うね~、うちのパパとは(笑)。なるほど、こういうさり気無い気の遣いで、娘の心もガッチリ掴んでるんだな


【スペイン】いちご

2008年04月09日 | スペイン

市場に並んでいるイチゴがとってもいい色で美味しそうだったので、ちょっとだけ買おうと思ったけど・・・
私:「このイチゴ、ちょっとください。」
おじさん:「ちょっとも何もないよ。今日はこの木箱単位で2€ さ。」

安っ!!
絶対こんなに沢山食べれないとは思いながらも、あまりの安さにご購入。

他にもジャガイモやらオレンジやらマンゴーやら・・・沢山買い物袋を腕に食い込ませて、さらにこのイチゴを水平に支えてピソまで帰宅。ほんの5分足らずの道のりだったけど、重すぎて途中で腕がプルプル震え出した。ピソに到着した時には既に筋肉痛。。。
          
                      2kgはあると思われる激ウマ激安イチゴちゃん

マイラとTARAちゃんに協力を仰いで、ひたすらイチゴを食べる、食べる、食べる・・・とっても美味しくていくらでも食べられるけど・・・なかなか減らない

翌日は友達が遊びに来たので、更に協力を仰ぎ・・・

それでも残ったものはジューサーで100%ナチュラルいちごジュースを作って飲んで、飲んで・・・

あぁ、私の胃の中、きっと真っ赤っ赤だわ。お腹パンパン


【スペイン】フランスワイン旅 11日目 ~ジアン~

2008年04月08日 | スペイン
 11日目

今回の旅も今日が最終日。車で40分位走った街:ジアンへ

 「ジアン」と言えば・・・『ジアン焼き』食器が有名。
という訳で、本場のジアン食器博物館&ショップへ。
           
                           ジアン・ブティック

恥ずかしながら、私はこの「ジアン焼き」という存在を今まで知らなかった。で、今日初めてじっくり見たのだが・・・これがかなりイイ デザインは風景から植物、人物、コミカルなものまで多種多様で、共通して色合いがとても穏やかで繊細。すぐに愛着がわいてしまいそうなオーラ(!?)がある。あ~、あれもこれも欲しいけど持って帰れない・・・ というわけで、泣く泣くお皿1枚だけ(プレゼント用)買って店をあとにした。
 
           GIEN博物館                        博物館内に並んだお皿

ここで、3日間みっちりお世話になりっぱなしだったKさんとお別れ お礼をしたい人がまた一人増えたのでした。 またフランスで会いましょ~

Gien (11:35)   Paris (Gare de Lyon)(13:02)

パリに戻ってフランス人の友達と待ち合わせ。出発ギリギリまでランチをしながら、次回の旅計画について打ち合わせ。

Paris (18:20)   Madrid (20:45)
              Madrid (22:30)    Leon (02:45)


今回の旅でもたくさ~んの出会いがあって、お金では買えない何かをいっぱい得られた気分。今回得た財産は自分でしっかり発展させていくよ

【スペイン】フランスワイン旅 10日目③ ~ベルリー城~

2008年04月07日 | スペイン
                   ~ 続き ~

現地のチーズとワインを十分に堪能して、ベルリー城への帰路
 
  野生の雉(キジ)発見!

ベルリー城伯爵のご趣味は・・・馬に乗って狩猟”。さすが、貴族ですなぁ。こちらが、伯爵の所有する約50匹の狩猟犬。私達が車で近付くと、すごい勢いで吠えながら柵によじ登ってきた
           
                      そんなに吠えないで~~~(汗)

夕方、お天気が良かったので、お城の周りをお散歩   
         
                     どこから見ても絵になるベルリー城

伯爵の愛犬(元狩猟犬?)も一緒に 。Kさんにはとってもなついているので、とっても良い子についてくる(というか、先導してくれる)。
Kさん:「あ、入るよ、入るよ・・・」
Kさんの心配をよそに、彼は徐に池に飛び込んで泳ぎだした。昨日は雪が積もった程、まだまだ寒いってのに・・・
 
 まだ肌寒いというのに気持よさそうに泳ぐ伯爵犬       あ~、また入っちゃったよ~。泳いでる、泳いでる。


 ディナー 
ベルリー城の敷地内にあるレストラン「ラ・メゾン・デレーヌ (La Maison d'Hèlènu)
           
                 森の中にポツンとある小屋の様なかわいいレストラン

           
                         木の温もりを感じる店内

 
    フレッシュチーズとハーブの・・・                 お野菜サラダ
 

          旬のお魚                         なんだっけ?・・・お肉

           
                        アップルタルト

このレストラン、かなりお薦め (といっても、ここまで行くのが大変か・・・)


ところで、フランス語。あの独特の発音からして全く理解不能だと思っていたけど、よくよく聞こうとすると5%位は分かるものだということが判明した
「仏語」として知っている単語やフレーズはほとんど「無」に近いけど、スペイン語と言語の起源(ラテン語)が同じということは大きな手がかりになりそう。「外国語」から新たな「外国語」を学ぶというプロセスは私にとっては初めてだけど、フランス語習得には何かいい方法が有りそう・・・。コツを得たいなぁ

【スペイン】フランスワイン旅 10日目② ~ベルリー城~

2008年04月07日 | スペイン
                   ~ 続き ~

 Domaine Vincent Delaporte (ドメーヌ・ヴァンサン・ドラポルト)

家族代々引き継がれている家族経営のドメーヌ。生産量の半分は国内消費、残り半分は日本を含め約10ヶ国へ輸出されている。

           
                      ドメーヌ。ヴァンサン・ドラポルト

     
ステンレスタンクと樽は使い分け。   タンクの中から音楽が!と思ったら、こんなところにスレテオ発見!
 
とっても近代的なドメーヌで、作業の大部分(摘み取りなども)に機械を取り入れていた。人件費よりも機械投入の方がコスト削減になるのが一番の理由だという。人間による手作業から機械化にすることで、味への影響は全くないとのこと。
       
       丁寧に案内してくれた奥様               送風機付(葉を飛ばす)選果トラクター


 Fromagerie DUBOIS-BOULAY (デユボワ・ブレ) 
チーズの中でも「クロタン」の熟成を専門的に行う、世界的に有名な作り手:デュボワさん。日本でもこちらのロゴマークはおなじみ。
        
   知名度から想像するよりずっと小さな建物        熟成の異なる「クロタン」が大量に熟成中

直営のショップでは、今まで見たことないほど「クロタン」がズラリと並んでいて、それはもう圧巻 地元の人から観光客まで、ひっきりなしにお客さんが来ていた。
       
笑顔で接客中のおばあちゃん。背後には熟成違いのクロタンがズラリ。手前には「クロタン・ココット」が。

デュボワ氏が開発した「クロタン・ココット」も沢山売られていた。このココットに入れて焼くと、スフレのようにフワフワ、ホクホクとした食感に

  『クロタン』についてもっと詳しくは  コチラ


 HENRI BOURGEOIS (アンリブルジョア)

サンセールの帝王とも言われる大手ワイナリー。日本にもファンは多いね。

    
拡大を続けて新しい棟がどんどん増えている様子。とってもモダンな建物。    試飲ブース

試飲疲れ気味だったので「少しだけ」と言っても、「アレも」「コレも」「コッチもお薦めだ」「これも飲んでみて欲しい」と、次々とボトルを出してきてはグラスに足される。確かにとっても美味しいけど、も、もういいです・・・


 La Ferme des Chapotons (パトリシア・ゴドン)

フェルミエ(農家)製「クロタン」チーズを製造・販売していて、
ベルリー城伯爵の奥様も「クロタンはココのが一番と一押しなさる作り手。

    
 飾らない倉庫風の製造所&ショップ           窓越しに覗いた製造現場


ロワールは、ワインもチーズもA.O.C.(原産呼称統制)認定地域。
車で走るとそこらじゅうにワインやチーズの製造所があって本当にワクワクするよ
そしてそのワイン(サンセール)とチーズ(クロタン)は、お互いがお互いの為に生れて来たと思えるほど、最高の相性  それを現地で味わえるなんて、最高の贅沢だなぁ

                                             つづく・・・

【スペイン】フランスワイン旅 10日目① ~クロタン~

2008年04月07日 | スペイン

 10日目

今日は、Kさんが立てて下さった“チーズ・ワイン満載”のプラン
           
   朝食:フレッシュチーズにマロンペースト。新しい食べ方だけど病みつきになる組み合わせ 

まずは、今日行く予定のチーズ工房まで、昨日ランチに招いてくださったミシェル・ひとみさんご夫婦が、道案内も兼ねて同行して下さった。
                                                  @ミシェル・ひとみさん邸庭

  
        昨日(雪揺りはじめ)                           今日  


 クロタン・ド・シャビニョル工房 Pierre West

こちらのチーズ工房に来ることになったのは、実は、2月のパリ農業祭でたまたま遭遇した日本人の方が、「ワーキングホリデーで今、クロタン農家に住み込みで働いている」と聞いたのがきっかけ。その偶然から、本当に訪問することになるなんて、すごいねぇ

 『クロタン・ド・シャビニョル』ってこんなチーズ
 産地:白ワインで有名なサンセールの丘周囲に点在する村の1つ、
                            シャヴィニョル村。
(A.O.C.認定)
 名前の由来:「クロ」と呼ばれる素焼きのランプに形が似ていることから。
                 (もう一説には、「クロタン」とは「馬糞」という意・・・)
 熟成度合いで味わいの違いが楽しめる。
 
フランスでは色々な熟成度合いのクロタンが店頭に並んでいて、
   客はそれぞれ好みの状態のものを選んで買う。
  (熟成につれて水分が飛んで身が引き締まり、ほくほくと栗の様な食感が
  加わって木の実の様なコクを感じさせる)
 フレッシュな「クロタン」をオーブンで焼いてサラダに乗せて食べる
                               「クロタンサラダ」が有名。
 同産地のワイン:サンセールと最高の相性。
             (若クロタン⇒サンセール白、熟クロタン⇒サンセール赤)

        
       クロタンチーズの型入れ                                   熟成中

       
ヤギ舎(アルピーヌ種、シャwモワゼ・ブリティッシュ種)        藁(エサ)について語ってくれるピエールさん(右)
                                       興味深そうに聞き入るミシェルさん(左)

待ってました~、試食ターイム
            熟成2日~1.5ヶ月モノまで、熟成違いを8種類も頂きました。
         
 食卓でチーズを振る舞ってくださるピエールさん           熟成違い4種の「クロタン」

若いクロタンは、ヨーグルトに近い酸味がありとってもフレッシュ、熟成の長いもの(セック)は、濃厚な山羊乳の風味と「ピリッ」と感が出ている。私は「ホクホク」感がたまらない中熟成(ドゥミセック)が一番気に入った
それにしても、出来立ては本当に本当に美味しいよ~

ちなみにこの小さなクロタンのお値段、生産地周辺では約1~1.5€なのに、パリで買うと約3€に跳ね上がる。「クロタン」に限らず特別な“産地”や“旬”があるものって、一番美味しい状態で食べられる“現地”で買うのが、お財布にも一番優しいんだよなぁ。ちなみに日本では1個約1,000円もしてしまいます。。。

ピエール:「EUの統合以来、チーズ造りの規制がひどく厳しくなって、作業場や道具もどんどん最新のものに買い換えなければいけない状況になってきている。うちみたいな小さなフェルミエ(農家製・手造り)農家は、やっていけなくなるよ。機械の揃った大手だけしか生き残れないだろう・・・」
伝統製法を細々と守っている農家なんかでよく聞く声だ。とっても残念。真面目に作っていて、味も各段に美味しいのに、規制に縛られてどんどん生き残りが難しくなっているのが現状。(衛生管理ももちろん重要だけど・・・)がんばって欲しいなぁ。

ところで一見ダンディーでとっても感じの良いピエールさん(53歳)、最後にお礼の挨拶をする時にかなりおしりを触られた。。。 ロワール式親しみ表現なのだろうか・・・

           
                      ブドウ畑から見渡したサンセールの街

そういえば今日、サンセールの町でランチを食べた時、隣のお客さんが注文した食後のチーズワゴンを見ると・・・見事に「クロタン」ばかりだった!普通は「白カビ」「ブルーチーズ」「ウォッシュタイプ」「シェーブル」・・・など、色々なタイプのチーズをワゴンで運んできて選ばせるものなのに、流石クロタン産地、選択肢は「クロタン」の熟成違いだった。恐るべし、原産地

                                             つづく・・・