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おおたまの「内モンゴル、時々北京的生活雑記」

おおたまが内モンゴルと北京を行ったり来たりする中で見たこと、聞いたこと体感したこと等を、徒然なるままに記す雑記です。

北京で臭食を。「皮蛋(ピータン)」

2012-06-15 22:36:00 | 北京で臭食を。
今日の棋盤井も快晴。
朝方の気温は+9℃、日中の気温は+25℃迄。
今日は風もあまりなく、ホントに爽やかな天気です。
今週は良い天気が続きましたなぁ。
夕方の便で北京に移動。
北京到着時の気温は+25℃。
北京も比較的過ごし易いお天気でした。さて、

前回はヒトによって好き嫌いがハッキリと分かれる「香菜」をお知らせ致しましたが、今回は打って変わって「皮蛋(ピータン)」です。



Wikipediaの解説に拠れば(青字は引用です)、ピータンと言うのは、「アヒルの卵を強いアルカリ性の条件で熟成させて製造する中国の食品」で、「石灰や木炭を混ぜた粘土を卵殻に塗りつけ、さらにその上から籾殻をまぶした物を、土中ないし甕の中にいれ、2~3ヶ月程冷暗所に貯蔵」して作られるモノであり、「殻の表面に塗りつけた石灰などのアルカリ成分が徐々に殻の内部に浸透し、卵の成分がタンパク変性を起こして固化」し、「白身部分は黒色のゼリー状、黄身部分は翡翠色になる」と言う、ナンとも不思議な食いモンなのであります。
また、ピータンは「アンモニアや硫化水素を含む独特の匂いと刺激的な味を持つ」タマゴでありますが(こんな風に書かれると、随分とコワイ食いモノに思えますね)、「食べる時は殻についた粘土や籾殻などを洗い落としてから殻を剥いて食べる。できればスライスしてしばらく空気にさらし、匂いが減ったころに食べるとよい」のだそうです。

と言うコトで、地場系スーパーで買って来たピータンは4個で10元(1個約30円)。
早速殻を剥いてハダカにしてみます。



ピータンは別名を「松花蛋」(song1 hua1 dan4:そんほぁだん)とも言うのですが、コレはピータンの「白身の表面にアミノ酸の結晶による松の枝のような紋様がつくことから」この様に呼ばれているのだそうです(冒頭の写真の商品名も「松花皮蛋」となってます)。
オモシロいですねぇ。
また、冒頭の写真でちょっと気になる表記があるのが、「無鉛工芸」とある点です。
コレはどうやら、嘗てはピータンの「製造過程で蛋白の凝固を促進するため「黄丹粉」と呼ばれる一酸化鉛の化合物を使用」しており、ソレが「人体に有害な鉛成分が含まれる」との学説が唱えられた為に、ソレ以降は「黄丹粉」を使用しない「無鉛」のピータンが出回るようになったのだそうです。
この商品も、こうして作られ、売られていたのですね。

ネットで色々と検索してみると、ピータンを自作してしまうヘンタイなお方もおられるようで(関連HPはコチラ)、ピータン界も中々奥が深いようです。自分も色々と自作してみたいタチではありますが、流石にピータン迄自作してやろう等とは思いも付きませんでした(まだまだ修行が足りぬ、と言うコトですね)。

と言うコトで、殻を剥いたピータンを包丁で一口サイズに切って、食べてみます。
いや~、この白身の透明感、黄身の翡翠色(!?)。
中々に美しいではありませんか。



でも、切り立てのピータンはやっぱり、臭い。
ちょっと鼻にツンと来るアンモニア臭や硫化水素臭。
でも、美味い。
でも、臭い。
やっぱり、美味い。

ピータンは豆腐と一緒に「皮蛋豆腐」(pi2 dan4 dou4 fu:ぴぃだんどぅふ)にしても美味いし、お粥に入れた「皮蛋痩肉粥」(pi2 dan4 shou4 rou4 zhou1:ぴぃだんしょうろぅぢょう)なんて旨味たっぷりでタマリませんですよ。


超お手軽な臭旨(くさうま)食品です。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (katka(かてぃか))
2012-06-16 08:29:29
ピータンは僕も好きです
ちなみにの祖パッケージの物は日本でもごく少量ながら扱っています
仙台では中国人が出入りするお店で買えますよ

美味しいですよね
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Unknown (おおたま)
2012-06-16 09:32:53
katkaさま
あ~、そうですか。
コレ、日本でも売ってるんですか。
恐らく3~4倍位するんじゃないですかね?
ソレでも、お手軽の臭旨食ですよね。
返信する

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