今日の棋盤井は霞掛かったような晴れ。
朝方の気温は+13℃、日中の気温は+27℃迄上昇。
漸くココ棋盤井でも朝の散歩を短パン半袖で出来る気候になりました。
散歩開始時間の5:30でも既にもう明るいし。ウレシイ限りであります。さて、
前回は飯田辰彦さんの「ラストハンター 片桐邦雄の狩猟人生とその『時代』」をお届けしましたが、今回は打って変わって経済系でありまして、藤巻健史さんの「なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか」であります。

このお方の本を読むのは、コレが初めてであります。
このお方は、当時としては珍しく日本人でありながらもモルガン銀行の東京支店長を務め、モルガンの会長をして「伝説のディーラー」と迄言わしめたり、彼の世界的にも有名なヘッジファンドの大親玉であるジョージ・ソロスのアドバイザーなんかも務めたりした御仁なのだそうで、今では金融コンサルタントをやっているヒトです。
どうやらこの御仁は、円安論者でいらっしゃるらしいのですが、「Mr.円安」と呼ばれるコトは好んでいないようで、自らは「Mr.変動相場」と自称されているようです。
この本は、タイトルを見て即買いしてしまったのですが、ソレは普段から個人的にも「通貨は国力のバロメーターである」と考えているにも拘らず、デフレに喘ぎ、国の人口自体が減少し始めている国の通貨が何故買われ続けているのか良くワカラン、と常々思っていたからであります。
結論から言ってしまえば(ネタバレ御免!でも、「はじめに」に書いてあるんだからまぁ良いか)、同氏曰くは「今は日本円と国債がバブルの極限で、はじける寸前。この状態が長く続くはずがない」と言うモノであります。
また、今日本円を保有している人は、「豪雨の時に、がけ崩れを起こしそうな崖下の廃屋で雨宿りをしているようなもの」、とも言っておられます。
従い、海外分散投資をして、自分で自分の身を守らなければならないし、財政破綻の後には日本経済は復活し、明るい将来が待っているので、その時に備えても「為替」を理解しておかなければならない、と言っておられます。
個人的には、全くそのご意見に賛成であります。
が、しかし…。
コレはどう言うコトなんでしょうねぇ。
現時点でのAmazon.co.jpのカスタマーレビューを見てみると、まぁコレが見事な迄にケチョンけちょんなのであります。
28人のウチ、5ツ星が2人・4ツ星が7人・3ツ星が1人・2ツ星が8人・1ツ星が10人。
相当にヒドいレビューになっています。
キーワードを拾ってみても…、
「狼少年」
「煽るだけのオオカミ中年」
「10年間も嘘つきまくってきた彼」
「相場予測が外れっぱなしの人が、どうして本を出し続けられるのか」
「藤巻氏は曲がり屋」
「危機を煽って破滅予言をするエコノミスト」
「自己責任とは無縁の批評家」
「結局は自らの円安論を正当化しているだけ」
「伝説のディーラー?誰もそうは思ってませんが…」
「ご自身の写真をデカデカと表紙にかざるのはいかがなものか」
「この本の正しい使い方は、「逆さ」に読むことだ」
とまぁ、キモチが良い位にコキ降ろされています。
過去に出版した本を信じて、相当痛い目に遭ったヒトが多かった、と言うコトなのかも知れませんね。
でも、結局彼がナンと言おうとも、相場の判断したのは自分である筈なので、こんなカスタマーレビューで吠えていたトコロで、負け犬の遠吠えにしか聞こえませんが、ねぇ…。
悔しかったら、外銀で日本のトップを張れるホド稼いで見てから言ってきやがれ!ってなモンですね。
彼は2012年に国債・円・株が大暴落する可能性が大きいと唱えているようです。
国債がホントに暴落すれば、日本の財政破綻は本当にあり得ない状態ではないかと思います。
それが現実のモノとなるのか否かは誰にも分かりませんが、備えあれば憂い無し、と言うのも事実でありましょう。
さてさて、皆さんなら如何なさりますかいな?
参考意見としては、オモシロい本だと思いますよ。
朝方の気温は+13℃、日中の気温は+27℃迄上昇。
漸くココ棋盤井でも朝の散歩を短パン半袖で出来る気候になりました。
散歩開始時間の5:30でも既にもう明るいし。ウレシイ限りであります。さて、
前回は飯田辰彦さんの「ラストハンター 片桐邦雄の狩猟人生とその『時代』」をお届けしましたが、今回は打って変わって経済系でありまして、藤巻健史さんの「なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか」であります。

このお方の本を読むのは、コレが初めてであります。
このお方は、当時としては珍しく日本人でありながらもモルガン銀行の東京支店長を務め、モルガンの会長をして「伝説のディーラー」と迄言わしめたり、彼の世界的にも有名なヘッジファンドの大親玉であるジョージ・ソロスのアドバイザーなんかも務めたりした御仁なのだそうで、今では金融コンサルタントをやっているヒトです。
どうやらこの御仁は、円安論者でいらっしゃるらしいのですが、「Mr.円安」と呼ばれるコトは好んでいないようで、自らは「Mr.変動相場」と自称されているようです。
この本は、タイトルを見て即買いしてしまったのですが、ソレは普段から個人的にも「通貨は国力のバロメーターである」と考えているにも拘らず、デフレに喘ぎ、国の人口自体が減少し始めている国の通貨が何故買われ続けているのか良くワカラン、と常々思っていたからであります。
結論から言ってしまえば(ネタバレ御免!でも、「はじめに」に書いてあるんだからまぁ良いか)、同氏曰くは「今は日本円と国債がバブルの極限で、はじける寸前。この状態が長く続くはずがない」と言うモノであります。
また、今日本円を保有している人は、「豪雨の時に、がけ崩れを起こしそうな崖下の廃屋で雨宿りをしているようなもの」、とも言っておられます。
従い、海外分散投資をして、自分で自分の身を守らなければならないし、財政破綻の後には日本経済は復活し、明るい将来が待っているので、その時に備えても「為替」を理解しておかなければならない、と言っておられます。
個人的には、全くそのご意見に賛成であります。
が、しかし…。
コレはどう言うコトなんでしょうねぇ。
現時点でのAmazon.co.jpのカスタマーレビューを見てみると、まぁコレが見事な迄にケチョンけちょんなのであります。
28人のウチ、5ツ星が2人・4ツ星が7人・3ツ星が1人・2ツ星が8人・1ツ星が10人。
相当にヒドいレビューになっています。
キーワードを拾ってみても…、
「狼少年」
「煽るだけのオオカミ中年」
「10年間も嘘つきまくってきた彼」
「相場予測が外れっぱなしの人が、どうして本を出し続けられるのか」
「藤巻氏は曲がり屋」
「危機を煽って破滅予言をするエコノミスト」
「自己責任とは無縁の批評家」
「結局は自らの円安論を正当化しているだけ」
「伝説のディーラー?誰もそうは思ってませんが…」
「ご自身の写真をデカデカと表紙にかざるのはいかがなものか」
「この本の正しい使い方は、「逆さ」に読むことだ」
とまぁ、キモチが良い位にコキ降ろされています。
過去に出版した本を信じて、相当痛い目に遭ったヒトが多かった、と言うコトなのかも知れませんね。
でも、結局彼がナンと言おうとも、相場の判断したのは自分である筈なので、こんなカスタマーレビューで吠えていたトコロで、負け犬の遠吠えにしか聞こえませんが、ねぇ…。
悔しかったら、外銀で日本のトップを張れるホド稼いで見てから言ってきやがれ!ってなモンですね。
彼は2012年に国債・円・株が大暴落する可能性が大きいと唱えているようです。
国債がホントに暴落すれば、日本の財政破綻は本当にあり得ない状態ではないかと思います。
それが現実のモノとなるのか否かは誰にも分かりませんが、備えあれば憂い無し、と言うのも事実でありましょう。
さてさて、皆さんなら如何なさりますかいな?
参考意見としては、オモシロい本だと思いますよ。