2006年に旅したポンペイ遺跡の写真を整理していたら下記のことが頭に浮かんだ。
西暦79年にポンペイの噴火が起きた。それに先立つ65年にはこのあたり一帯に大きな地震が起きた。大地震の後14年を経てベスビオス火山が噴火している。2011年3月11日の東北大震災の後にも富士山が刺激されたのか煙を吐いている。この類似から、富士山の大噴火を想定すると恐ろしい。
ポンペイでは多くの人が火砕流にのまれて街 . . . 本文を読む
このところ、吹いてくる風のなかに変化を感じる。
日本の秋風のように、ときおりだが風のなかに少しきりっとした感触を覚えるときがある。
バリの風ほど気持ちの良いものはなく、この風を楽しむためにバリに住んでいる。
暑さで仕事をする気がおきないとき、読書の集中力に欠けるとき、好きな音楽に心がはいっていかないとき、そんなときは高台の風を浴びる。
吹き抜ける風にあたるだけで気持ちが引き締まり、一挙に集 . . . 本文を読む
さらに、今後の探求のために、重要と考える文章を列記しておく。
①「ヤージャナヴァルキヤ(紀元前8~7世紀)は、・・・地の中に住し、地とは別ものであり、地が知らず、地を身体とし、地を内部で統御しているもの、これがなんじの自己であり、内制者であり、不死なるものである。
②水の中に 火の中に 中空の中に 風の中に 天の中に 太陽の中に 方角(空間)の中に 月と星宿の中に 虚空の中に 闇の中に 光の中 . . . 本文を読む
先日娘の誕生日にバリのウブドから15キロほど離れたエレファントサファリパークに向かったときに、車中からある光景を目にした。バリの女性の年齢は読みにくいが恐らく60代と思われる村の女性が車の往来がかなりある道端で男も顔負けの見事な放尿をやってのけた。当人の表情は一向に平気で、立小便などごく平凡な日常のふるまいの一環なのだろう、ほんの少しサロンをたくし上げているだけだ。往来の人も車も特段の関心を払って . . . 本文を読む
つまり言いたいことはこうだ。ブッダが説いた説のみが仏教ではない。ブッダが説いた説が変遷を経て現代に至り、多種の教派に分かれているものの、そのオリジナルな骨子が普遍性を持ったものが仏教だと考えてもよい。とするとその オリジナルな骨子が普遍性を持ったもの は「戒」に他ならないのではないか。「インド哲学七つの難問」から抽出した仏教の普遍化の課程は以下のようになると思われる。
①オリジナルの仏教は不殺生 . . . 本文を読む
<ふたつの疑問>
宮元啓一著「インド哲学七つの難問」を再読してみた。2008年1月11日に「宮元啓一 「インド哲学七つの難問」は面白そうだ」のタイトルで掲載しているので実に4年が経っている。果たしてこの4年間の間にこの方面の理解は進んでいるのだろうか。上記のブログでは4年前にこの著作を前にして、以下のような読書前に持った二つの疑問をメモしている。
①一つが、サンスクリット語でのオリジナル仏教が . . . 本文を読む
半年ぶりにウブドを訪れた。今回のお目当てはアルマ美術館。素敵な美術館でバリ絵画も豊富でした。とくにシューピースの作品があったのは収穫でした。
ウブドのライステラスを描いた作品 写真とは異なった味わいがある。
これは田植えの風景。
バリ舞踏
レゴンダンサー
確かにありそうな森
ガベン=火葬 王族の盛大な火葬を描く
えんじ 黄色 青で描く刈り入れ
ウバ . . . 本文を読む
第4巻後半のメモ。
①「明日はいろんな人に頼んでお金を手に入れる。だが、若し、誰からも借りられなかったら、君に約束する。イワンが家を出ていきしだい、親父の家に出かけて行ってやつの頭をぶち割り、枕の下の金を手に入れてみせる。…ぼくの金を盗んだ泥棒を殺してやる!…あの女も忘れる。なにしろ、おれを苦しめているのは君ひとりじゃない、あの女もそうなのだから。さらばだ!」&hel . . . 本文を読む
クロボカンにおいしいタイ料理の店があると聞いて行ってみました。
トムヤンクンとタイカレーそれにミーゴレンをオーダーしました。おいしいトムヤンクンでした。しかしサヌールのモナリサのトムヤンクンと比較して違いが鮮明に出るほどではないという結論でした。
店の壁にかかっていた影絵人形のワヤンを描いた絵、なぜかこのワヤン絵画が大好きです。この口をみるといつもにんまりしてしまいます。
天狗を . . . 本文を読む
第三巻メモ
①これほど性急かつ露骨に示された信者たちの大きな期待が、もはや忍耐の緒も切れ、ほとんど催促に近いものを帯びてきたのを目にして、パイーシー神父にはそれがまぎれもない罪への誘惑のように思えた。…ただし神父自身、…心のうち、いや魂の奥底でひそかに、彼ら興奮しきった連中とほぼ同じ何かを待ち受けていたのであり、そのことは自分なりに認めざるを得なかった。p12
聖人 . . . 本文を読む
第二巻のメモ。
①彼女の息子のワーシャはまちがいなく無事生きていますし、間もなく彼女の許に戻ってくるか、手紙を書いてよこします・・・予言は文字通りと言ってよいくらいに的中したのです。p16
ゾシマ長老の予知能力をホフラコーワ夫人が賛美するくだり。
②院長の部屋から出ようとしてふとみると、・・・これがなかなかでかい悪魔でな。・・・聖霊の時もあるし、精霊のときもある。・・・ツバメだったり・・・の . . . 本文を読む
「カラマーゾフの兄弟」亀山訳 一巻から印象に残ったところを抜書きした。
①アレクセイ・カラマーゾフは、いったいどこが優れているのか。・・・「小説をお読みになればおのずからわかることですよ」 P9
「たぶん、小説を読めばおのずとわかるはずです」p9原訳
この小説は作者自らアレクセイ・カラマーゾフの伝記小説だと宣言している。
②変人は「かならずしも」部分であったり、孤立した現象とは限らないば . . . 本文を読む