ベトナムで出会ったこのガイド、父は北ベトナム軍の兵士で極め付きの仏教徒だ。ガイドの合間は全てブッダの話で閉口したが今では懐かしい。純朴で信仰の厚い青年だった。
サハラで出会ったこの老いたミュージシャンは仲間内ではスズメお呼ばれていたバンドマスターだ。ラクダに乗って疾走するアラブ勇士を思わせる風貌だが笑顔は人懐っこい。砂漠の砂の匂いを漂わせる男だった。
ベネチアのプチホテルの女将で未亡人、ソフィアローレンを彷彿とさせるイタリアン美女。
モロッコのお手伝いさん。素朴だが性格がよくて美しい女性。
タイの青年僧。
モロッコで出会った盲目の琵琶奏者。日本の平家琵琶のように謡う。
バリのサヌール海岸で出会った親子。とくに何を語ったわけでもないのだがなぜか印象に残る。
滞在するビラに訪れた踊り子のワンショット。
バリ島キンタマーニで出会った親子ずれ。永遠の母子像を漂わせている。
同じくバリで祈る女。普段見せる姿形が神に面すると一変する。