2021年10月から本格運用が始まった
マイナンバーカードへの保険証機能追加の件ですが、
あまりにもずさんな計画と運用で、
現場の医療関係者からは反発が相次ぎ、
一般の国民にとっても面倒くさいだけで
不利益のほうが大きいため、
特定の業者への利益誘導と、そこから政治家が裏金でももらっているのではないのか？
と私は疑っているのですが、
問題点が1つでも改善されたというのは良い方向だと思います。
だいたい病院の利用者の多くは65歳以上の高齢者であるため、
高齢者に病院に行かせないようにして
医療費を節約したいのかな？とも思うのですが、
これが民間企業のサービスなら完全アウトなのでは？
保険料を払っている利用者のうち、
違法行為をしていないのにもかかわらず、使えない人が出てきたわけですから。
私も10月頃、健康診断で肝臓が引っかかったときに病院の受付で
マイナ保険証のカードリーダーを見かけて戦慄しました。
「今回は紙の保険証でクリアできたけど、
来年からどうしようかなぁ」と悩んだクチです。
私の次に、年配のご婦人が受付に来られたのですが、
その人は紙の保険証を持ってくるのを忘れておられ、
代わりに運良く？マイナンバーカードがあり、
受付の人に言われるままに認証チャレンジされましたが……
案の定、上手くいくわけがなく、
操作がわからずに途方に暮れられ、
クリニックは受付の職員も一人しかいない時間帯で、
その受付の人も理解が浅いようで、指示と画面が一致していなかったので、
見かねて私が「上の『はい』を押してください」と3回くらい
（違法行為の可能性、私はカードリーダーやマイナンバーカードには一切触れていませんが）
操作方法を助言しました。
びっくりしたのは、
「はい」を5回くらい押さないと完了しないので、
なんでそんなクソみたいな仕様にしてるん？
これ作った設計者は、人間工学もフィードバックテストも知らないのではないのか、
下手したら救急搬送患者のワークフローシート（流れ図）さえも作ってなかったでしょ
と、レベルの低さに愕然としました。
法人と責任者を未必の故意の殺人罪で告発……しても起訴は難しそう。
「はい」のボタンをもっと太く大きくしたり、
「推奨」「オススメ」を入れても利用者のためなら許されるのでは？
なお、アメリカでは、
老眼の人や初心者でも使いやすいように、
国民が使用する公文書やシステムには
義務教育レベルのわかりやすい単語を使うことが、
公務員に指導されています。
これは政府の透明性、引いては民主主義を維持するための目的とされます。
公僕たる公務員が、その存在意義を忘れ、
特定の事業者の利益を優先し、その下僕になるような社会や国家は
政府の透明性が低下し、
遠からず滅ぶのではないか、
そんな危惧を私は抱きました。
マイナ保険証の目的とされる、患者データの情報一元管理や行政の簡素化が
上手く進んでくれることを
祈るしか無いですね。
以上です！
（なお、私の小説はワークフローシートどころか、ノープロット、パンツァー派です。
ポンコツでも利用者が死ぬことはありませんので）
