広島土砂災害

この度広島、北海道での土砂災害で亡くなられた方々、心よりご冥福お祈り申し上げます。

今回ブログを始めてみようと思ったのも、まさか自分の家が災害に巻き込まれるなんて夢にも思っておらず、人間何時何処でどうなるかなんて分からないなと感じ、何か記録を残して置くのもいいのかなと思い立った次第です。
あまり重い感じのブログにしたくないので、最初で最期の重めの内容です。

夜中からひどい雨と雷。何時もならそこそこで収まるのに、この時は1時間経っても2時間経っても収まりません。
そうこうしてるうちに今度は停電。
そして僕は上下水道工事の仕事をしているんですが、仕事の時に匂う感じの何だか土くさい…
何時と明らかに違う感じなんです。豪雨になって3時間が過ぎたでしょうか。ようやく雨が弱まったのに、相変わらずのザブザブ音。
「あれっ？」
気になって二階の寝室から外を見るけど、時間はまだ朝の4時位な上、停電で明かりひとつなく真っ暗で何も見えません。
携帯のライトを頼りに一階に降り玄関に向かうと、玄関が水浸しです。
「 ⁈ 」状況が飲み込めないまま玄関を開けようとしますが、開きません。思い切り踏ん張りやっと人が通れる程開くと、玄関先が高さ１ｍ近くの濁流になってるではないですか！
「なんじゃこりゃ！」
玄関先の支柱に流木が折り重なり、水を堰き止め、とんでもない事になってます。パンツ一丁のまま、慌てて流木を取り除くと、まるで鉄砲水のように流れぐんぐん水位が下がっていきました。
少し暗闇に慣れてきて、辺りを見渡すと一面泥水の海になってます。
僕はドロだらけになってるので妻を呼びます。
「外が大変な事になってるよ！タオル取って！」
妻が降りてきて、キッチンに向かうと「ズルッ」とスッ転びました。真っ暗で分からなかったのですが、床が水浸し。流木が引っかかり水位が上がり床上浸水してます。
流木が無くなり水位が下がったので、夫婦で拭き取り内部の被害は最小限で済みました。

明るくなって改めて見た周囲の写真です。







現在家族は、妻の実家で避難生活を送っています。
僕は昨日まで仕事を休み、ひたすらドロかき作業でした。
ボランティアの方々にも手伝って頂き、粗方は片付きました。
本当にボランティアの方々には感謝の言葉しか浮かびません。嬉しかった！

災害時、子供達は実家に泊まりに行っていた為無事でした。妻と私も怪我も無く、本当に良かったです。

まだしばらく家族は避難しておかなければいけない、予断を許さない状況ではあります。
昨日も僕は周辺の家の周りのドロかき作業をし、妻も今日は小学校の掃除に行っています。出来る時には微力ではありますが、お手伝いさせて頂いています。

警察、消防、自衛隊、そしてボランティアの方々が、どうか2次災害など遭われませんようお祈りします。

みなさんも最近の異常気象、いつ何処でどうなるか分かりません。
異常を感じたら早めの対応をしてください。

私の知り合いの方も亡くなられております。
改めてご冥福お祈り申し上げます。