このネタは完全にバイクの整備ネタです。
専門的な話ばかりなんで、興味のない方は適当にスルーしといてください。
排気バルブが動くようになり、かなりマシにはなりましたが、根本的にセッティングが合ってません。
専門的な話ばかりなんで、興味のない方は適当にスルーしといてください。
排気バルブが動くようになり、かなりマシにはなりましたが、根本的にセッティングが合ってません。
ここからは動かして調整していくほかありません。
走っては調整、走っては調整
かなり良くなったところで3番シリンダーが失火。
さすがに出先でバラシ切らないんでガレージまで何とか走って戻ると・・・
未燃焼オイルでベタベタ😱
クランクケース内も混合気で満タンに・・・
仕方ないのでキャブ外して車体を寝かし、キックを何度もして混合気を抜いてやりました。
文章だと簡単に書けますが、実際は相当大変でしたが😓
そして失火の原因探るとまさかのキャブの中でメインジェットが緩んで脱落してました・・(アホ)
復旧してエンジン掛けますが、クランクケースに溜まったオイルが吹き出すんで脚立にダンボールを立てて、オイルの受けをセット。
始動するとコレもんです(笑)
盛大に吹きましたw
その後、ひとっ走りしてオイルを綺麗に抜いて再セット。
結局メインジェット#175からスタートしましたが、#190→#200まで上げてかなりマシになりました。
以前この仕様でセットアップした時のデータでは#175で間に合ってましたが、今回のローコンプ仕様だと負圧が足りないのでジェットの番手をかなり上げてやらないとまともに走りませんでしたね。
(ちなみにラムエア仕様の時は#335でした。これくらいにしてヘッドのスキッシュ拡大してローコンプ化しないと排気温度が700度を超えて危険な状態になるんですね。
4サイクルでは850度や900度とか聞くのになんで700度が危険?と思われるかもですが、2サイクルは構造上バルブを持たずピストンが上下する際に排気ポートを通過するとバルブを開閉したのと同じようになる仕組みなんですね。そのままだと吹き抜けが多くなるんでマフラーに膨張室を設け排気脈動を利用してシリンダーの充填効率を上げるんですね。だから4サイクルのようにバルブで一旦高温の排気を遮断して、ピストンがストロークする際に冷却するということが出来ず≪もちろん水冷だからある程度は冷却しますよ≫常に高温の排気に接触してるからアルミの融点付近≪650度くらい≫で簡単にピストンが溶けちゃうんですね。これ以上は長くなるんでやめときます)
これで当たり前に走れはするのですが、6000回転の谷が酷いのがどうにも解消しない。
これは6000回転付近の負圧が足らない為に燃料が出ないからなんですが、2サイクル特有の現象でもあります。まさにサイクルなんで6000回転の次は倍の12000回転付近で同様の症状がやってくるんですね。
この谷が酷いと乗りにくいんで、今回はこれで対策します。
茶こしです(笑)
これを吸気経路に取り付け吸気の脈動を緩やかにしてやります。
そして中間域の燃調も若干濃いめに振れますしね。
(本当はもっと短いのが欲しかったんですが、これしか売ってなかったんで、致し方なく使うことに)
気体の流れを整えるためには本来なら吸い込み側にこの向きで取り付けたいんですが
この先に曲がりがあるんで止む無く
この向きで取り付けました。
この向きで取り付けました。
これで試走すると谷が緩くなり格段に乗りやすくなりました!
若干濃いくなった高回転は、電制御ソレノイド+メインエアをスピコン取り付けて任意に制御してるから、一瞬で解決。
これならツーリングに乗って行こうかなと思えるレベルですね。
まだまだ乗りながら微調整は必要かと思いますが、大筋良いんでないかな?
あと、排気バルブが動くのが目視で分かるように穴あけてやりましたw
そんなこんなで、もう少しだけ続く