スポーツ観戦好き会計屋さんの日記

スポーツ観戦大好き会計士がスポーツ観戦三昧の日々から思ったこと感じたことをつらつらと書き連ねていく日記です。

パリーグ・プレイオフ終了!

2005-10-19 12:46:13 | 野球
パリーグのプレーオフが終了しました。昨年に続き2位のチームが日本シリーズへ進出ということで、「制度の見直しが必要」とパリーグ会長がコメントしていました。どうも1位が勝てないのがお気に召さない様子です。

 勝負の世界なんだから仕方ないのに・・・。それも優勝が決まってすぐそんなことを言うのは勝者に対する冒瀆です。とても失礼な気がします。

 私は個人的な主張はプレーオフ肯定派&現制度肯定派(H/Cは限定的という意味で)ですので、その点を踏まえていろいろと考えてみました。

 個人的にはプレーオフは消化試合が減るので大歓迎。プレーオフ&プレーオフ進出争いで加熱するパリーグの終盤戦の裏で消化試合をしているセリーグはかなり興ざめ。しかも怪しげなタイトル争いをしていたりする始末。この時期のことだけを考えるとセリーグが善いとは言えないと思います。

 今回のプレーオフで極めて目に付いたのが第2Sの2戦目と3戦目の間の休養日。これって何なんでしょうか?

 プレーオフは上位チームのホームで行うため移動は当然なし。よって移動日ではなく純粋な休養日です。
 パリーグのプレーオフにおいて1位チームにとって有利なのは以下の点です。
①全試合をホームで行えること
②第1Sの勝者が投手を使ってしまっているので、1戦目にいい投手を使えないのに対して1戦目にいい投手を使えること
 
このうち、②の優位性を最大限に生かすためには休養日は芙蓉ではないでしょうか。

 今回の場合でもロッテの第1戦の先発はセラフィニ(11勝)だったのにソフトバンクはエースの杉内(18勝)を使うことが出来ました。そして、第5戦でも杉内を使うことが出来ているのです。

 それに対し、ロッテは先発の層が厚いといっても勝ち頭の渡辺(15勝)と2番目の勝ち星の小林(12勝)が1回づつしか使えなかったのは不利だったはずです。
 
 今回笑えるのは、杉内も渡辺も小林も先発した試合でチームが1回も勝っていない所なのですが。

 このようにソフトバンクにとって日程が楽というアドバンテージを生かす方法を考えてみました。

①シーズン終了と第1Sの間隔を短くする。

 現在ではレギュラーシーズンとプレーオフの間には1週間ほど間隔があいており、ここで十分な休養を取るため、2位3位チームはプレーオフで連戦が続いても特に問題にならないので、シーズン終了直後にプレーオフを開始するほうが望ましい。
 どちらかというとプレーオフを早く始めるのではなく、試合数を増やして日程を組む方がよいのではないかと個人的には思います。いっそのことMLBと同様の162試合にしては?
 MLBのように閉幕の期日を設定してそこに合わせて強引にシーズンを終了させるくらいの日程だったら大差を付けて優勝した場合、プレーオフ前に休養が取れるというインセンティブが働きます。
 
 今年のMLBのプレーオフでヤンキースが苦戦したのはシーズン最終戦の5連戦を敵地ボストンで行い、そのままポストシーズンをシカゴで戦うために遠征しなければならなかったことが理由のひとつだとも言われています。日程面で厳しいことは短期決戦の上ではかなり不利になると思います。

②第2Sの休養日を無くす&7戦制に試合数を増やす。
 
 第2Sの2戦目と3戦目の間に休養日を入れると1位チームは第5戦に中4日で1戦目の投手を投入できるが、休養日を入れないと中3日になってしまい、投入が難しいという点で休養日はあったほうが良いという考え方もあります。

今回の両チームのローテーションはこんな感じでした。

1戦:杉内 セラフィニ
2戦:斉藤 清水
休養日
3戦:新垣 渡辺(中6日)
4戦:和田 小林宏(中6日)
5戦:杉内 セラフィニ(中4日)

これを休養日なしにすると・・・

1戦:杉内  セラフィニ
2戦:斉藤  清水
3戦:新垣  渡辺(中6日)
4戦:和田  小林宏(中6日)
5戦:星野? 小野OR久保?

となるので、両チームとも先発投手は1戦目の投手を中3日で廻さないと2回先発させられなくなってしまうため、休養日有のほうが1位チームにとって有利な気もします。

これに対して、第2Sが7戦制だったとして今回のように中4日で先発ローテーションを廻すとこんな感じになります。
 
1戦:杉内 セラフィニ
2戦:斉藤 清水
休養日
3戦:新垣 渡辺(中6日)
4戦:和田 小林宏(中6日)
5戦:杉内 セラフィニ(中4日)
休養日
6戦:斉藤 清水(中4日)
7戦:新垣 渡辺(中4日)

これを休養日なしにして、微妙に調整するとこんな感じになります。

1戦:杉内     セラフィニ
2戦:斉藤     清水
3戦:新垣     久保??
4戦:和田     小野??
5戦:星野?    渡辺(中6日)
6戦:杉内(中4日)  小林宏(中6日)
7戦:斉藤(中4日)  セラフィニ(中5日)

渡辺&小林宏を2回先発させるのは日程的に厳しくなるはずなので間隔をしっかり守らせて投げさせると思うので(序盤でリードされた場合のことを考えなければ)、5戦6戦まで主戦投手を使えなくなってしまいます。
それに対して、1位チームは中4日で廻せば先発1番手と2番手を2回使えることになります。

この2つを併用すればH/Cなしでも充分1位チームが有利なのでは・・・。と思います。

どうでしょうか・・・。