牧野植物園の続きである。展示館の中庭には、トサミズキが満開であった。トサミズキに満開という言葉は似合わないのだけれど。
早春の花は、控えめな花が多い…ように思う。
トサミズキも、梅の花や桜のように華やかではない。が、少し緑がかった黄色が、いかにも早春の雰囲気にあう。風はまだ少し冷たいが、日向は暖かい。そういう花だと思う。
これも、そのような花のひとつ。
サンシュユである。
16~17年ほど前に、古本屋で買った「学生版 牧野日本植物図鑑」(北隆館)という図鑑を持っていて、今でも使っている。牧野富太郎の植物画による図鑑がほしかったのだが、当時、売り出されているカラーの大きくて重いやつは、とても高いものなのであきらめていた。そんなとき、古本屋でこの本を見つけたのだ。
白黒なのだが、ちゃんと牧野富太郎の植物画を使っている。やはり牧野博士の植物画はすばらしい。1967年初版、1981年第15版のものだ。手ずれがあって、特にエビネや蘭関係のところが黒ずんでいる。きっと、そちらに趣味のある人が使っていたのだろう。たった350円だった。
その牧野植物図鑑によると、サンシュユは薬用として渡来したものだそうだ。
このサンシュユも「ミズキ科」である。
早春の花は、控えめな花が多い…ように思う。
トサミズキも、梅の花や桜のように華やかではない。が、少し緑がかった黄色が、いかにも早春の雰囲気にあう。風はまだ少し冷たいが、日向は暖かい。そういう花だと思う。
これも、そのような花のひとつ。
サンシュユである。
16~17年ほど前に、古本屋で買った「学生版 牧野日本植物図鑑」(北隆館)という図鑑を持っていて、今でも使っている。牧野富太郎の植物画による図鑑がほしかったのだが、当時、売り出されているカラーの大きくて重いやつは、とても高いものなのであきらめていた。そんなとき、古本屋でこの本を見つけたのだ。
白黒なのだが、ちゃんと牧野富太郎の植物画を使っている。やはり牧野博士の植物画はすばらしい。1967年初版、1981年第15版のものだ。手ずれがあって、特にエビネや蘭関係のところが黒ずんでいる。きっと、そちらに趣味のある人が使っていたのだろう。たった350円だった。
その牧野植物図鑑によると、サンシュユは薬用として渡来したものだそうだ。
このサンシュユも「ミズキ科」である。