つれづれ日記~竹河せりかの日常風景~

同人情報や旅行記など、日々の出来事を綴っていきます。

植物の話35・テイカカズラ

2014-06-10 18:34:38 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは、竹河です。

梅雨に入ったとたん
雨続きで滅入りますね…
もっともまだ涼しいので、体はラクですが

さて、しばらく途絶えていた植物の話を少々。

Photo
テイカカズラ(定家葛)

キョウチクトウ科のつる性常緑低木。
風車に似た形の花からは、甘い芳香がします。
丈夫で、花が綺麗なので
生け垣の下草やグランドカバーに用いられている植物ですが
その名前は、鎌倉時代の歌人・藤原定家に由来します。

謡曲『定家』では
“忍ぶ恋”の間柄であった式子内親王藤原定家
定家は、死後も彼女を忘れられず、テイカカズラに生まれ変わり
彼女の墓にからみつきます。
まとわりつかれた定家の執念が苦しいと
内親王の霊は、旅の僧に訴える…と言うストーリー。

たおやかな花をつけるテイカカズラですが
茎を切った時に出る汁には毒があります。
また、成木では幹の太さが8㎝にもなるそうです。

伝説とは言え、何となく“定家の妄執”を
連想させる植物だなあ…と思いました。

夏コミに当選し、しばらくは更新が途絶えがちになると
思います

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