時評が語るその時代

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それホント?ウソ?…真実はこうだ(38)

2023年11月17日 | 日記

男性の育児休暇取得率が非常に低い。社会や会社に、男性育休をなんとなく容認しない空気がある事と行政の制度が真の男女平等を阻害しているからだ・・・それはウソでしょう。小泉進次郎環境相の発言や、政府は国家公務員の男性職員について、原則として1カ月以上の育児休業の取得を促す方針を示すなど関心が集まる男性の育児休暇。だが、現時点では男性が育休を実際に取得したのは、たった約6%(厚生労働省調べ)にとどまっている。社内の空気? 国の制度? それとも・・男性の育休を阻むものは?・・自らも育休を取得し、社内で充実した子育て支援策を展開する「メルカリ」会長らが、現状や対策を議論したというが、人間も長い年数を掛け進化してきた動物だという視点を欠いた議論は、残念ながら的外れだったはず?男性育児の問題は、社会の空気や制度の問題ではありません。自然界に住む動物である人間の持つ生物学的性の特質の問題です。女性には育児ホルモンが有り、男性にはないという事です。女性はそのホルモンのお蔭でごく自然に育児できますが、男性は知識や経験を元に考えながら育児するほかありません。男性育児は、自然でなくそんな男性に主体的に育児される子供がかわいそうです。男性による育児補佐は有用ですが、男性主体の育児は独り立ちできない人間を造る危険もはらんでいます。数万年の時を経て、ネズミより大きい哺乳類動物のメスは、子供を生み育て護る、オスは餌を確保し家族を護るようプログラムされています。それを人間の一時の想いや社会制度で変える事など出来ません。人間は特別の動物だと決めつけ、自分たちの想い、考えを実現させるのは、自分たち行動次第のように思っている。そんな思い上った不遜な人間の独りよがりの、「男性も育児して当然」という自然に逆らった行動で一番迷惑するのは子供です。人間が性差無き動物になるには数千年以上の年月が必要でしょう。それも自然界が人間の想いを容認しての話であって、容認しなければ人間が自然界から抹殺されるだけです。ところで、スポーツの男女別競技や男女別便所・浴場の男女別なしにはいつなるのでしょうか?

「徹底抗戦」。ロシアがウクライナに侵攻してから、ウクライナの大統領が盛んに使う言葉です。デモ・・国民一人一人がナゼ徹底抗戦して命を危険にさらせねばならないのかな~。誰のため何のためと単純に思ってしまう・・・難しい問題ですね。第2次世界大戦末期、日本でも盛んに使われました。「生きて恥辱を受けるより、日本文化を尊び潔く(たっとびいさぎよく)死のう」とか「一億総火の玉になり徹底抗戦で国を護ろう」などと。ウクライナに限らず人々のほとんどは自国を大切に思い護ろうとしています。が、考えてみればその国に生まれたのは偶然にすぎず、大切に守ろうとしている自国文化も生活する中で慣れ親しんでいるだけでしょう。ロシア人もキット同じように自国をそして文化を護ろうとするでしょう。人間生きている事が最も大切であり守るべきことです。偶然生まれた国や文化を護るため命をかけて戦うなんておかしなことです。何が何でも生きる事こそ大切です。徹底抗戦を唱える人は、「徹底抗戦しなければ殺される」「国を護り文化を護る事が唯一の生きる道だ」と云うでしょう。生きるために命をかけて戦う。これに国も文化も無関係です。どこの場所でも国でも良い、どんな文化でも良いと思えば徹底抗戦して、命を懸ける必然性は無くなるのではないでしょうか。徹底抗戦は、国家のため社会のためですかね。じゃー国家は個々の人の生死より大事で、漠然とした社会を護る事がその人の生死より大切って事でしょうか?私は貴方の想いに同感ですが、快答が出ません。