希望は捨てずに

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現在、パーの容体が芳しくありません。ステロイドを減量した時に起こる、「離脱症状」であればまだ良いのですが、あまり安心は出来そうもない状況です。意識がもうろうとしてしまっています。

完全寝たきりとなりましたので、母ローズ、父マークが使っていた低反発マットに替えました。後ろ足は力が入らず、自力で立っていられなくなりました。麻痺したのではなく、足先が痺れて感覚がなくなっているようです。離脱症状（人間の場合ですが）の中には足先が痺れるという事があるそうです。ちょうど、星座をした後、足がしびれて感覚がなくなるのと同じで、地面についているのかついていないのか、わからないのだと思います。

離脱症状はステロイドを減量するときにおこる症状で、発熱、食欲不振、強い倦怠感、吐き気、手足のしびれなどがあるそうです。犬の場合はわかりませんが、人間とほぼ同じだと思います。

パーは一昨日の夜、突然４０度近い高熱をだしました。翌日の昼には３９度まで下がって、食欲も少し戻り、夕食までは良かったのですが、昨日の夜には再び４０度・・・。

そしてその後、３９．５度までは下がったのですが、食欲はなく、呼吸も荒く、時々チアノーゼのような状態になります。咳と痰が再発し、どうやらリバウンドしたようです。これまでは上体を起こした時にだけ、痰が絡んで、横になれば大珠部だったのですが、今日は横になっても痰が詰まって苦しそうになり、呼吸困難に陥ってしまいました。

一時は歯茎真っ白、舌が紫になり、本当に死んでしまうのかと思いました。肺機能が落ちているのか、口を大きく開けて、喘ぐように呼吸します。肺炎が怖いので、抗生剤を追加しました。

 

ステロイドを減らさなくてはならないとはいえ、呼吸困難になって死んでしまったら、元も子もありません。やむなく、今日の夕方は元の量に戻しました。すぐに効果がでるわけではないので、効果が出るまでは安心できません。

吸入治療は続けていますが、期待していたほど効果がないのか、効果が出るのが遅いのか・・・。

 

おトイレに行くための準備をしたところです↑。

上半身は介護ベスト、下半身はバスタオルで引っ張り上げます。マーキュンは介護ベストだけで大丈夫でしたが、パーは後ろ足に力が入らないため、後の補助も必要なんです。両手がふさがってしまうため、あっちむいてホイになってる後ろ足の位置を直すことができず、とっても大変です。

踏ん張れないため、ウンチは結局出すことができなくて、倒れこんだ勢いで出てしまう事の方が多くなりました。オシッコも半分くらいしか出せていないようです。

ウンチは摘便すれば良いのですが、オシッコはどうしても外に行かないとしてくれません。必殺の膀胱絞りをマスターすれば楽なのですが、動画などをみて実践してみても、全然できません（涙）大型犬の膀胱絞りはかなり難しいようです。それができれば、寝かせたまま排尿させることができるので、本人も私も楽なのですが。。

今日は幾度となくチアノーゼ状態になり、なんども「もうダメなのか？」と思いました。せめて、食欲だけはあってくれたら・・・ですが、今日は何も食べていません。犬用牛乳を流し込むと飲んでくれるので、それだけが幸いですが。

パーの横でうとうとしている時に何度も同じ夢を見ました。目が覚めるとパーがいなくて、探しに行くと庭でオシッコしてて、ニコニコしながら戻ってくるという夢です。嬉しくて喜んでいると、「もしかして夢じゃないか？」と・・・。そして、本当に夢から覚めると、目の前に寝ているパーが・・・。

もう歩けないかもしれないけど、せめてニコニコして、「なにかちょうだい」って言っててくれたら、私はそれでいいのです。お世話が大変とか、そんなことは思いません。とはいえ、パーはそれでいいのかな？？寝たきりになってまで、生きていたくはないんじゃないか？・・と、押し問答。

パーは親孝行な子だから、迷惑にならないようにと、速足で行こうとしてるんじゃないかと、そう思ったり。

そんなことないのにね。本当の親孝行は「少しでも元気になってくれること」だからね、パー。

  

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