コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

最終手段

2013-08-20 | パー

コリー専門 マザーレイク http://homepage3.nifty.com/mother-lake/

昨日は何度も「パーはもうダメなのかもしれない」と、本気で考えました。これまで何度も高熱を出してダウンしてきたけど、不思議と「まだまだ大丈夫」って思ってて、これしきの事で死んだりはしないって、どこか自信があったのですが。

急にまた咳と痰が悪化したのは17日夜あたりから。18日には酷く痰が絡むようになり、上体を起こしている間はずっとゴボゴボ苦しそうでした。 それでも熱は39.1度どまりで、食欲はありましたし、相変わらず水をよく飲んでいました。

容態が急変したのは昨日の朝・・・・午前4時におトイレに連れだした時には、咳は酷かったものの、「何かちょうだい」っておねだりするほど食欲はありました。ところが、3時間後の午前7時には食欲がないばかりか、あれほど水を飲みたがったのに、ほとんど飲まなくなってしまったのです。少し飲んだところで、痰が絡んで苦しくなり、やめてしまいました。

痰が絡んで呼吸が苦しいため、おトイレの為に歩くのも大変で、途中で何度も倒れこんでしまいました。これまでは何とか自力で部屋に戻っていたのですが、昨日は抱えて戻らなくてはならないほど、全身症状も悪化していました。

そんな状態でも、不思議と熱は39.1度で止まっていました。これくらいなら、食欲は落ちなかったはず・・・です。それだけに、急に不安になって来てしまいました。それ以上に、水を飲まなくなったことがショックでした。どこか、別の問題が起きてしまっているのかもと。

グッタリとしながらも、呼吸が荒いパーの横でつい考えてしまいました。

「沙羅ちゃんの後を追っちゃうのかなぁ・・・」

癌で手の打ちようがなかったハジハジやつっちゃんと違い、パーは投薬&環境管理次第でなんとか延命できるって、ずっと思っていました。でも、この時初めてこのまま「死んでしまうのか」と本気で思ったのです。

午前中、薬が切れたのと、ステロイドの投薬の相談のため、パーは家に置いたまま、病院に行ってきました。残る手段は一つしかない・・「ステロイド増量」・・それしかありませんでした。

相談の結果、慢性気管支炎治療の上限である2mg/kgにすることになりました。これまでの倍です。この量で7日間続け、炎症をしっかり押さえ、その後慎重に減薬していくというプログラムです。今までの様に、調子が良くなったからと言って、減薬をすることはせず、一定期間は必ず続けることになりました。中途半端に炎症を抑えていても、すぐに悪化してしまうので、副作用の事は無視して続けてみます。

病院から帰宅すると、パーの顔色は少し良くなっていて、午前中は全く飲まなかったお水を飲んでくれました。咳は相変わらずでしたが、少し気分が良くなっていたようでホッとしました。

夕食はやはり食べませんでしたので、薬のみ、強制投与しました。マシュマロに包み込んで、喉の奥に押し込みました。ステロイドは30mgです。お水は飲んでくれたので、薄めた低脂肪乳を飲ませました。熱は相変わらずの39.0度。

3時間おきにおトイレタイムですが、後ろ足は急減に衰えていて、少し前までは自力で上がれた玄関ポーチの段差は、到底無理になってしまいました。平坦な場所でさえ、つまづいて倒れてしまいます。ウンチの時以外、バスタオルでの補助が欠かせなくなりました。

ウンチは踏ん張れないので、出口近くにある分だけしか出せません。なので、一日に3~4回ウンチがでますが、一回分はとても少ないです。オシッコもどうやら、出し切れていないようです。部屋に戻る時、咳をするたびに漏れていますから。

そして昨夜・・・まだ痰は相変わらずでした。あまり変化なしという感じです。

今朝・・・・2回目のステロイド30mgです。少し食欲があったので、茹でた鶏肉を食べました。お水はよく飲みました。

午前中・・・おトイレの途中で倒れてしまうほど、足が弱ってしまっています。でも、痰は減ったようで、ずっとガラガラしていたのが、時々静かになっていました。

お昼・・・サンプルでもらった療法食のドライフードを出してみたら、あっという間に完食。まだ欲しそうにしていました。熱はやはり39.0度。

午後・・・上体を起こしていても、痰がすぐに絡まなくなりました。明らかに、痰が減ったようです。呼吸が楽になったみたいでした。

夕方・・・鶏肉と、豚軟骨のスープにドライフードを入れたら、大喜びでがっついて食べました。ステロイド30mgの3回目です。お水もよく飲みました。

そして夜・・・熱は39.2度と少し上がりましたが、夜間は昼間より高めになることが多いみたいです。夕方は少ししっかり歩いていたのに、夜8時のおトイレタイムは何度も途中で倒れこみました。それでも、痰が絡んで苦しそうな様子はなく、呼吸は普通でした。部屋に戻ってお水を飲んでから、少し痰が絡んでガラガラしていましたが。

ステロイドを2倍にして約一日、明らかに状態が良くなってきました。痰が絡んでチアノーゼスレスレだったことを考えると、本当によくなりました。あくまで、ステロイドの作用によるものとはいえ、本人が楽になったのなら、それでいいのではないかと思います。副作用の事は無視してでも、投薬を続けることにします。

実はこれまで後足の弱り方だけ気にしていましたが、ここ数日は前足の衰えも顕著になり、見た目にも前足が細くなってきています。前足の筋肉も落ちてきているようです。3時間おきにおトイレのため、最低でもその度に5分くらいは歩いています。寝たきりではないのですが、老犬の筋力の衰えは想像以上に早いです。

おそらく、自分で立ち上がることはもうできないと思います。でも、立たせてあげれば歩けるという状態を維持できれば、寝たきりにならずに済みます。気管支炎が落ち着いて、呼吸が苦しくなくなってきて、外が涼しくなってきたら、補助付きでリハビリ歩行すればいいよね。

ステロイドの副作用として、骨粗しょう症になりやすくなるそうです。低脂肪乳を薄めてカルシウム補給・・少しはいいかな?

 

ゲホゲホがなくなって、呼吸が楽になったので、表情が明るくなりました。

 

 

 

表情はいいですが、実は立っているだけで必死なんです(^_^.)

 

 

 

他のコリーズと接触するのは外に出た時のみです。フィリップ王子は「婆ちゃんが来た!」って喜んで飛びつこうとするので、危険極まりないです(^_^.)

 

 

 

ウンチスタイルではありません。オシッコスタイルです。

これ以上はお尻を落とすと、そのまま座りこんでしまうので、この姿勢なんです。

 

もうすぐ12歳と4カ月になります。父マーキュンに追いつくまで、あと1年2ヶ月・・・まだまだですね。マーキュンって、つくづく丈夫な爺さんだったなぁ~って、最近よく思います。

今日、家庭用のネブライザーを見つけて注文しました。うまく行けば、経口ステロイドを減らすことができるかもしれません。人間の場合はネブライザー治療が最優先で、最も効果が高いのだそうです。高価なのですが、、思い切って注文しました。到着したら、病院に持って行って、使い方や薬の処方などをしてもらうつもりです。

  

 コリーの子犬誕生から巣立ちまで

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