クーナとまろママの日々

2019.3.5生まれのパピヨン♂クーナとの日々、そして先代犬マロンの腎不全&ホメオパシーのこと少し

「居ごこち学会」の安原先生とお会いした

2018年04月24日 | 健康・ホメオパシー
先週末には、素適な人とお話する機会がありました。

その人は、 「居ごこち学会名誉会長」の安原喜秀先生
建築設計理論を長く研究され、大学で教えられてきた先生は、ある時建築の最終目標は「居ごこち」であることに思い至り、それからずっと「居ごこち」について研究を続けられています。
通常は、建築の最終目標というのは「その建築をどのようにつくるか」という技術的なことが中心になっているけど、本来は「そこに住んで使う人の居ごこち」が最終目標であるべきではないのか?と気づかれたそう。
建築する人にとっては、「どのようにつくるか」の視点が中心になってしまいがちで、大切であるはずの「住まいの思想」が、ありそうでなかった・・・と。

素晴らしいなぁ、と思いました。
「建築」ということにとらわれすぎると、「人のこころ」が欠落してしまいがちであるというのは、
これって、今の医学は主に病気に対処することにだけ向き合っていて、患者の思いや心というものが置いてきぼりなのでは?ということに、とても似ていると感じました。

先生のHPを見て考えてみたのですが。
①「あのお宅はなんと快適だったんだろう」
②「あのお宅はなんて居ごこち良かったんだろう」
と言った場合、①はそのお宅の物理的環境(家の造りや調度品や室温など)のことを主に言っているのだけど、②の場合には、①に加えてもっと深いところで感じられた思いを表現されているのではないでしょうか。
目に見えないおもてなしの心とか、気遣いとか、ほっこりしたあたたかさも含めて。
良い家というのは、建築的に造りが良いというだけではなく居ごこちが良い家というのが、人にとって(ペットにとっても)大事なことですよね。

けど、これって、やはり‘数値に示せる’科学的データにはならないから、建築学というものにピッチリはめ込むのは難しいのでしょう。
人の心とか思いとかを科学的に証明することは、既存の科学的理論では説明がつかないから…。
と、いつも結局この話になってしまいます

*2018.4.4 過去記事 「 科学的なもの・・・、目に見えないもの・・・」

飲み会の席で、ちょうど向かい側だった先生が、不思議なことをしてくれました。
ちょうどその時ジントニックを飲んでいた私に、 「今飲んでいる飲み物を、好みの味に変えてあげましょう」とおっしゃるのです。
で、 「じゃぁ、もう少しピリリとしまりのある味にしてほしいです!」と私。
先生は、私の飲み物を両手のひらで囲んでかざして、ジーッと思いを込めて気を送っていらっしゃいました。

さて。
「では、どうぞ。」と渡されて、ひと口飲みました。
なんだか変化がわからなくて、もうひと口。
実は、自分には口腔内の時点では変化を感じられなかったのです。
けど、飲み物が食道から胃に落ちていく時に、ものすごく熱いような、ジーンとなるのを体感しました。
ビックリでした
後輩の男性もひと口試したのですが、彼は口に含んだ時点でピリッと来るのを感じたそう。
彼は普段から、私なんかよりずっと感覚の鋭い人なので~

飲食物に「気」で働きかけると、味を変えることができるそうですね。
ワインやコーラの渋みや苦味や甘みを変えたりとか。
これは、実際に飲食物の成分を変えているわけではもちろんなく、無意識レベルでの知覚認識の書き換えだそうです。
人間にとっての現実というのは、知覚(五感)とその認識というフィルターを通してのみ、その人の現実となる・・・
これは、今回のような食べ物だけでなく、他の全ての知覚や認識に応用できるという・・・

??
ここで、ふと、以前にこれを学んだことを思い出し、 桐山靖雄「密教誕生」 を引っ張り出して読んでみた。

桐山靖雄「密教誕生」


P59.
すべての存在は実体がなく、それを実体だと感ずるのは、心の奥底にあるアーラヤ識の中に、無始以来の業によって生じた記憶があって、それが、外界の一つの縁にふれたとき、一つの存在として認識されるのであり、そのゆえにすべての存在は自分の識のなかにあるものの表層にすぎず、実際に実在するものはなにもないのだ・・・すべてはアーラヤ識の中にある自分の識が決定するので、自分の識が赤色であれば、透明なるものも赤い実として認識され、黒い識であれば白色のものも黒色として認識される。つまり存在とは自分の識に他ならない・・・
*識=認識機能 視・聴・嗅・味・触覚器官及び思考力に媒介された6種の認識機能


今回自分は、味覚の認識の書き換えを経験させてもらったのでした。
奥が深いです。
私には、まだまだ難しすぎます~
けど、不思議な素適な体験でした!





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