以前ご報告しましたが、昭和の時代、とあるOMより、ROMと基板だけ領布して頂き
見よう見まねで制作した10CHのプログラマブルキーヤーが、突然回り込みとひどい
クロックノイズを起してQRVに不具合を生じてきました
恐らく電源系の不具合と思われますが、この際、30年近く働いてくれたこのキーヤー
潔く、”お疲れ様でした”と引退していただくことになりました
引き継ぐ代役として候補にしていたのがこの
”OIKeyF88” という、2008年に発表されたJA1HHF日高OMによるこの作品
当時、「お! これはいいかも!」
と思いつき、パーツを購入して在庫したまま、今日まで8年経過・・・
やっとこさ、(今回の事件で!?)日の目を見ることになりました
(失礼ながら)部品点数も30点ぐらいで(日高OMのFBな設計で)たいしたことあ
りません
基板のままでASSYしてもいいのですが、性格上 ”コンテスト”などの連続過酷運用
しますので、ケーシングして ”実戦”装備にしたく思います
1)ケース(シャーシ)を新規調達
基板の大きさと、電池(内蔵)運用を考えての大きさ
タカチ社 SS160に決定
2)スイッチ類は全て外付け
と、いうポリシーでパーツ屋さんへ調達に出かける
*パーツ調達は、いつも品数豊富な浜松の*ルツパーツに出かけています
概ね揃っているし、ついでにJARL行きのカードも転送受付OK!
ケース他で¥2,000少々の追加
純正パーツ購入当時は、¥2,000~¥3,000だったような記憶があります
よって、今回のパーツ代はトータル約¥4,000~¥5,000になります
さて、制作に先立ち重要な課題
それは、ケースの加工です
出来栄えは、”ケースの加工”に尽きる と言っても過言ではありません
ケースの機械的加工が済めば、半分は終わったようなものです
このケース加工が曲者で、まともな工具が無いと、まともな部品配置ができない
特に、スイッチの並びなどがあると、デコボコしかねないことになります
ごたぶんにもれず私も、まともな穴あけ工具がありませんので、手動でポンチを当てて
エイヤっ!で穴あけして、リーマで拡張します
本当は、ボール盤やフライス様などの正確な工具があれば最高ですが、素人故そうは
行きませんw
なんとか頑張って、ハンドドリル等を駆使してこの状態で妥協^^;
微妙に配置がずれておりますhi
まてよ?
ケースのデザイン文字は?どうするん?
最近知ったのですが ”レタリング”ってのはもう昭和の時代で、化石化しつつあるらしい
で、代替え品は何?と調べたら
”プリント転写シール” ってのがあるらしい!
近所の文具店で購入¥500少々・・・
(こんなんでいけるんかいな?)
なんて大いに疑問を抱いてとりあえず購入
=>これが、結局大失敗になるなんてつゆしらずw
何はともあれ、ケース側は何とか完了するも、パネルの文字。。。
何度も言いますが、昭和な時代は ”レタリング” つ~アナログチックなことをしていましたが、
このご時世、レタリングなんつ~ものは・・・
で、先ほど買ってきた、 プリント転写シール つ~ものに初挑戦
なになに?
プリンタで反転印刷して、転写シール写して・・・
ふむふむ、やり方はわかったわ・・・
説明書通りにやってみましたが
ま~かん!
なんか、思うように転写されず、糊の部分だけがパネルにくっついて悲惨な結果に!
あ゛~。。。失敗
再度やる気も起きず、ま~かん 連発で、汚くなったパネル面についた糊成分をエチルアルコール
で拭き落とす羽目に。。。ww
(パネルデザインはまたの機会にしよう・・・)と妥協・・・
気を取り直して、基板製作に注力・・・
ま~かん!
最近 老眼が出てきてかんわ!
目をショボショボさせながら、度数1の100均で買ったメガネを使ってなんとか部品装填完了w
なんか、半田がずいぶん下手になってきたな・・・
イモっぽいところもあったので手直ししながら点検完了
ここで問題(心配)
スイッチ類はすべて基板の外に出すため、回り込みなどに弱くなる可能性大
本来、基板上にパーツを全て装填して利用する設計となっているため、QRV時に不具合が生じる
可能性が払拭できません
でも、それは所詮アマチュア
”えいや~”
で進むしかないです・・
ここまで、3時間経過・・・
気づけば1300
腹が減ってきたので、昼食
1400
再開
基板も完成、ジャンパワイヤー系も完成
マニュアル通りに 試運転
問題なし、PICICを装填!
おお~ なんかいい~感じだがや
パネル面の転写の失敗以外は、80点ぐりゃ~で成功
(不足点は、ケーシングの穴あけだす)
ワイヤーのスタイリングと、蓋をして完成!
RIGに接続して試験電波発射、
3.5、7、では200wでも回り込み無く正常動作が確認できました
他のバンドで不具合無いか引き続き経過観察します
と、言うことで、何年かぶりの ”電子工作” 7時間ほどでこれにて完了!