goo blog サービス終了のお知らせ 

まりもブログ!!

まりも動物病院スタッフによるブログです。

骨盤骨折について(・ω<)

2014年06月30日 | 米澤

どうもこんにちは!!2回目のブログ更新になります☆

うっとうしい梅雨の時期ですが、みなさまのお力になれるよう日々勉強に励んでおります☆

 

先日退院したななこちゃんについてご報告ですっ(・ω<)

ななこちゃんは5月中旬夜、交通事故に合ってしまい、当病院に駆け込んできました。

触診をすると……

すぐに後肢が骨折している事が分かりました…

意識レベル、全身状態もかなり悪く、排尿も確認できなかったため、すぐに点滴治療と尿道の確保を行いました。

 

レントゲンを撮ると……

骨盤がぼろぼろに骨折していましたΣ(゜Д゜)

右側の仙腸関節が外れ、左側の寛骨臼が破壊され、恥骨と坐骨も当然複雑骨折していました

このままでは、もちろん歩くこともできず、排便すら出来ません。

 

幸い内臓には損傷はなく、炎症が落ち着いてきた5日後に骨盤骨折の整復手術を行いました

右側の仙腸関節にはピンを入れ、左側の寛骨臼にはプレートを入れて整復をしました

手術はとても難しく、お昼から深夜まで約10時間の大手術

ななこちゃんも長時間の麻酔によく耐えてくれました!!!

骨の癒合が始まるまで10日ほどケージレストで過ごし、その後は状態を見つつ歩行訓練をしていきました

偏食気味のななこちゃんでしたが筋肉量が落ちてしまうと困るので、高栄養のゴハンを看護婦さんが毎日少量頻回で与えてくれて、なんとか体重の維持をしつつリハビリに励みました

 

 

そして病院を猛ダッシュで走り回れるようにになった ななこちゃん 先週、元気に退院していきましたっ

元気でね!!!ななこちゃん

 

ちなみに…

牛さんは、骨折整復は四肢端しか行わず、内固定(骨にプレートやピンを入れての固定)も術後の衛生管理が難しいので行えません

骨折した牛さんは外固定(ギプス等による外側からの固定)で治していました

外固定は内固定に比べると強度も弱いですし、骨折面がうまく合わないことが多かったなぁ。。

そしてキホン牛さんは産業動物なので、治療には限界があるのですよね……

 

牛さんと犬猫ちゃんは飼育されている状況が違うので、当然治療法も異なりますが、改めて犬猫ちゃんの治療の先進部にも興味がわきました