娘が8年間、保育士として勤務していた保育園を昨日退職しました。
園長先生はじめ、同僚や先輩後輩たちにも恵まれ、とても楽しく仕事をしていたようです。
特に園長先生は、次男を亡くしたときも、婿を亡くしたときも、娘の決断に寄り添って、受け入れてくれたそうです。
それなのになぜ退職
今年中学1年生になった娘の長女。
小学校高学年あたりから、学校へ行きづらい日が続きました。そして、今現在は、ほとんど学校へ行けなくなりました。
ある日体調不良を訴えた長女は、その後受診した病院の小児科で『起立性調節障害』と診断されました。
自律神経失調症の一種で、立ちくらみ、頭痛、低血圧などの症状が現れます。朝起きられず、学校に行けなくなるので、怠け病と誤解されがちなようです。思春期の子どもに多いみたいです。メンタルもかなり影響しているようで、ストレスや環境的な要素も関係しているそうです。
今までパパがいない分、一人で頑張ってきた娘。長女もきっとママのそんな頑張りをずっと見てきて、自分なりにママを困らせてはいけないと思っていたのでしょう。でも身体のしんどさが多分Maxになってしまったのでしょう。
そんな長女の様子をそばで見ていた娘は、今は子どもに寄り添うことを選択したようです。
子どもたちとのんびり過ごそうと決心して、退職という決断に至ったのです。
私は今回の娘の選択は正しいと思いました。
長い人生、子どもに関われる期間なんてほんの短いと思います。仕事はまたいつでも復帰できます。今、色々不安なことと闘っている子どもに寄り添うことは大事なことだな…と。幸い婿が生活に困らないだけのものを残してくれたので、金銭的なことは心配がありません。それだけは本当に助かっています。
ある時、娘は私に泣きながら電話をしてきたことがあります。もう自分がいっぱいいっぱいになってしまったのでしょう。私は仕事中でしたが、みんな「ほら、早く行ってあげな」と言ってくれて、ある職員はすぐ車を出してくれて、娘宅まで送ってくれました。そのような環境の職場で、私も幸せだと思っています。私の顔を見た娘のホッとした表情は今でも覚えています。
娘が子どもに寄り添うために退職したように、私も母親として、娘を見守り、行き詰ったときには支えてあげる存在でいたいなと思っています。
娘よ、私はあなたの一番の理解者だよ❣
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