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自分のこと、家族のこと、そして仕事のことなど、日々の暮らしを綴っていきたいと思います。

障がい者支援をするということ

2022-07-04 19:31:19 | 日々のこと

私が障がい者と関わるようになって、はや12年ほど。介護福祉士の資格を取ってから5年が過ぎました。

私が仕事をしている職場は、紙袋などの作成や洗車、除草、クッキーづくりのお手伝いなどで工賃を得る利用者さんが20人、仕事はしないで、ドライブや作品制作、クッキー配達などを行っている利用者さん8人がいます。私はその8人と毎日過ごしています。ダウン症、自閉症、知的障がいなどの方たちです。

障がいによって色々な特徴がありますが、8人の一人一人にそれぞれのこだわりがあります。例えば、カレンダーにこだわる、窓やドア、職員が持っているバッグのファスナーがあいていたりすると片っ端から閉めます。置いてあるものが少しでも曲がっていると直します。ルーティンが決まっています。時計にとてもこだわります。数え上げたらキリがありません。

ダメなことはダメなのですが、そこを理解してもらうには、何回も言わないと納得してもらえません。

例えば、月水金の3時10分からは、花壇に植えてある花や野菜の苗に水やりをします。Yさんは3時5分を過ぎるとそわそわしだし、時計をじっと見ます。それが火曜日木曜日でもです。で、3時10分になると…

Y「3時10分になりました。水やりをします」

私「きょうは何曜日ですか」

Y「2022年6月30日木曜日です」

私「じゃあ水やりはする日ですか」

Y「する日です」

そこからボードにある週間予定表を見ながら、火曜日木曜日はしない旨を説明します。

私「きょうは水やりをする日ですか」

Y「2022年6月30日木曜日、水やりはしません。2022年7月1日金曜日にします」

私「そうです。今日はしません」

Y「できません」

私「はい」

~~~30秒経過~~~

Y「水やりをします」

こんな会話が一日に何回もあります。それでも上から頭ごなしに言うことは混乱します。利用者さんと同じ立ち位置にたって説明していかなくてはなりません。あくまでも寄り添う支援になります。障がいがあっても、彼らは一人の人間、大人です。個を尊重しなくてはなりません。そこを間違えると虐待につながったりします。いかに信頼関係を築くことができるか…そこが一番重要だと思います。利用者さんは何もわからないと思ったら大間違い。職員の行動すべてをよく見ています。たまに鋭い指摘をされてドキッとします。

この仕事に携わるようになって、考えさせられることもたくさんあります。定年までの1年弱、これからも天職だと思って、毎日8人に寄り添っていきたいと思います

 

読んでいただきありがとうございました

 

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