毎日とても暑い日が続いております。
体温より暑いなんて…どゆこと
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さて、今週は一つのお別れがありました。
今仕事をしているグループホームの女性利用者さんが一人退所しました。
彼女は強度行動障害（※）を持っていて、私たち職員も気を緩めることができない支援が２ヵ月あまり続きました。グループホームなので、ただでさえ、専門施設よりは職員の数が足りなく、それがとても大変でした。
※強度行動障害とは、自傷や他傷、こだわり、もの壊し、睡眠の乱れ、異食、多動など本人や周囲の人のくらしに影響を及ぼす行動が、著しく高い頻度で起こるため、特別に配慮された支援が必要になっている状態のことです
他の利用者さんにもかなり影響が出ていることもあり、行政などとも会議を重ね、やはり彼女はグループホームで支援するべき利用者さんじゃないという結論に至ったようです。
でも…でも…一番つらい思いをしているのは本人です。
きちんとした体験もせず、今までの経緯を見てもここじゃ無理なのではないかという職員もいた中、すぐに契約を結び、入居させてしまったこと、これはおおきな過ちだと思っています。
ご家族は本人がそのような状況でもう面倒を見ることに限界を感じていたようです。そして群馬県の施設で２年、わが職場のホームに入り２ヵ月、また別の施設へと移っていきました。要はたらい回しのような状況です。
退去の日、彼女は朝から玄関のところにずっと座り、じぃーっと外を見つめていました。
たまに見せる天真爛漫な笑顔もなく、ただひたすら遠い目をして見つめていました。彼女は自分が置かれている状況を多分理解していたんだろうと思います。
昼過ぎに出発するということで、最後支援している職員見守りのもと、お風呂に入ってもらい、頭、身体をきれいに洗い、水がとても好きなので、しばらく湯舟に浸かってもらいました。
そしていよいよ出発。
私は勤務が１２時まででしたが、どうしても自分の中でも区切りをつけたく、見送りまで立ち合いました。最後は淡々とした表情で去っていきました。
きちんと支援をしてあげられなかったために、こういうふうにまた別の所に行かせてしまったということもあり、涙があふれました。
そして今もまだロス状態です。まだ荷物が若干残っているため、完全には断ち切れていない状態が続いています。
出発直前です。私と同じ名前の彼女。時折見せるお茶目な笑顔が大好きでした💛
ハンバーガーやアイスクリームが大好きな彼女。
「バーガー食べようなぁ」「アイス食べようなぁ。バニラのアイス」と、ちょっとハスキーな声を大にして話しかけてくれたことが耳に残ります。
次の所でこそ、幸せに、穏やかに過ごせますように。marimariさんに幸あれ
最後まで読んでいただきありがとうございました
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