インドネシアで行われた大量殺戮の実行者にそれを演技させる、という
ドキュメンタリー。
報道規制、感傷、物語が何度もコピーされる。
その渦の中から現れたオリジナル作品という印象だ。
一瞬たりとも、画面の隅も見逃せない危険な映画のはず。
すっかりドキュメンタリー以外の映画も見たくなくなってしまった。
大作でも小作でも「あ、これ前見た感じ」あと「芸術のためだけに創ったな」と感じると興味をなくす。ハリウッドでも脚本や演出が優れてるものは多いだろう。でも何か足りない。
コリン、ラムジー、ギャスパー・ノエの3人は大画面で見なきゃ!と思う。
「見るというより体験する映画」とコリンが自分の映画のことを言ってた。
感じて触って嗅げる映画を一回体験するとかなり沢山の映画が見られなくなる。
このあたりも映画館で見ていいかなあ。
ゴダール特集してる映画館県内にあればね。。きっと大画面見たらすごいんだろうな。
あとはフィリップ・ガレル、むかーし見た「ママと娼婦」とか。
感動なんて与えてくれなくていいから、
高品質で多様性のあるものを放映すればテレビを購入するのに。