寝るびび。平和ですね。
「動物愛護週間(9月20日~26日)」
特に力を入れて~という意味で、
期間を付けられちゃってるのかな。
特に「愛護してくださいね!」なんて、おかしいよ。
いつも普通に愛し護るものだし、
各自の心の中に根付いているものであって欲しい。
びびが「へそ天」をしなくなったのはシニア期に入ってから。
頻度がどんどん少なくなってきて、
いつも丸くなって眠るようになってきた。
それはそれでカワイイんだけど、
以前は毎日のように上を向いて寝ていたのに、
なんで寝なくなっちゃったのかな?
眠りが浅くなって、神経が休まってないのかな?なんて・・・ね。
いろいろと考えたりもしてました。
そして・・・気づいたのが、極度に進行していた「ヘルニア」。
そのために、背骨を真っ直ぐにするのがイヤだったんだろう。
びびは痛さに鈍感だったのか、気にしなかったのか、
キャン!とかワン!とか言ったりしなかった。
老年で背骨が少し丸まった感じ?と家族みんなで話してた。
伸ばそうと思えば伸びるようで、
丸く見えないときも多々あった。いっぱしの女優だ。
子宮内膜症と、乳腺腫瘍と、心臓肥大と・・・
どれもが中途半端な進行具合だったのと、
本腰を入れて治療しようかという時に限ってびびの他の部位に異変や発病、
また同じ時期に、人間の方で重篤な発病、入院が何人も重なって、
あの当時が私達家族で一番辛く大変な数年間だった。
びびの持つ、たくさんの内臓疾患の検査過程で、
ヘルニアが急激に進行しているのを知る事に・・・。
私が感謝してやまないのは、
あの頃のびびが、
私の手を煩わすような体調の変化を起こさなかったことだ。
どの病気も、酷くなる一歩手前あたりまで来ていたのに、
その先に踏み出すことなく数年過ごせてた。
救急車、入院、救急車、入院・・・と重なる日々に、
びびは私に負担をかけるどころか、
癒しの時間を与えてくれた。
時間も、気持ちも、金銭面においても私は人間の方に没頭できた。
疲れて帰宅すればプリプリとシッポを振って、
全身で喜びを表しながら駆け寄ってきてくれる小さな仔。
感謝してもしきれない・・・。
愛しても愛しても、まだまだ足りないんだ。
その事でびびに申し訳ないと、ずーっと思っていた私に友人が言った。
「家族ってそういうものじゃない?人間でも犬でも同じダヨ。
だから逆に喜んでいいと思うよ、家族なんだから。びびちゃん人間みたいw」
目からウロコ。
改めて、感謝である。
私の愛護週間は、365日いつでもだ。
自分が出来る範囲で「命」の尊厳を護り、慈しみたい。
それはびびに限らず、命あるものに対しての当たり前の気持ちだ。
その中で、愛護週間にあえて何かを掲げるとしたら、
「感謝」であると、書き添えておく。