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吉田松陰終焉の地と伝馬町の老舗を訪れる

2018年02月24日 | 中央区

◆伝馬町

 江戸時代以前の奥州街道(日光街道・水戸街道)は、大伝馬町が最初の宿駅で馬継の宿だった。小伝馬町は規模が小さいことから「小」が付いた。千住大橋が架けられ、慶長2年(1597)に千住宿が奥州街道の最初の宿駅に制定されたので伝馬は衰退した。伝馬町は木綿問屋が進出してきて江戸有数の商業地へと発展した。

 

◆小伝馬町牢屋敷展示館

精巧な牢屋敷の模型を展示している

伝馬町牢屋敷:総面積2618坪で収容人数は350~700名、江戸最大の牢屋敷、周囲に土手を築いて土塀を廻らし、表門と不浄門があった。江戸時代を通じて16回も焼失したが同じ場所に再建された

揚座敷(旗本) 揚場(士分・僧侶) 大牢(庶民) 女牢の区別があった

  

吉田松陰は、安政の大獄に連座し伝馬町牢屋敷の刑場で処刑された

 

◆石町の時の鐘

徳川2代将軍秀忠の時代に本石町3丁目(現日本橋本町4丁目辺り)に設置された。明治初期まで使われていたが、昭和5年(1930)十思公園に移設された。

 

 

 ◆大安楽寺

牢屋敷跡であったこの地には誰も住み着かなったことから、大倉喜八郎と安田善次郎が土地を寄進して両氏の名を取って大安楽寺と号して明治15年(1882)に創建された。

延命地蔵の台座には山岡鉄舟筆の「為囚死群霊離苦得脱」と記されている

 

◆江戸屋刷毛ブラシ展示館

享保3年(1718)創業の東京で最も古い刷毛とブラシの専門店。店舗は関東大震災後の再建で、国の登録有形文化財に指定されている。

 

◆椙森神社

平安時代創建と伝えられる古社、江戸時代には柳森神社・烏森神社と共に「江戸三森」として信仰された。富くじ興行でも有名だった。

    

◆宝田恵比寿神社

もとは宝田村の鎮守で、馬込勘解由が徳川家康から預かった恵比寿神像は運慶作とも左甚五郎作とも伝えられている。べったら市でも知られている

   

於竹大日如来井戸跡

◆小津和紙

伊勢出身の小津清左衛門が承応2年(1653)に創業した紙商。1Fは店舗と手漉き和紙体験工房、2Fにはギャラリー、3Fは小津和紙開業以来の古文書などを公開している資料館、また各地の和紙の展示とその和紙を使った美術・造形作品の展示がみられる。

 

手漉き和紙体験工房

 

 

 



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