Practice Makes Progress

~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

CNA経験とRNプログラム

2012-09-17 09:26:13 | 【アメリカ】看護学部
 「CNAの経験はナーシング・プログラムに役立ってる?」

何回かこの質問をされた事があるんですが
えいやは一度も明確な答えを出せた事がないです...
概ね良い経験だとは思うけど
CNAの経験がマイナスに働いた部分もあったので
80%YESで20%NOな感じかなぁ?といったところですね。

役立った部分は看護の環境にスムーズに入れた事が一番大きいかな。
レベル1のクリニカル初日なんかは
患者さんの部屋に入るのさえも躊躇していたクラスメートにひきかえ
えいやは何の抵抗もなく自己紹介して、シーツ取り替えて、
体を拭いてあげて、ブリーフを替えて、食事介助して...などなど
ダーーーーーッと1人で終わらせたのはCNAの経験あってこそ
他のクラスメートは2-3人がかりでも3倍くらいの時間かかってたからね。

あと、患者さんの些細なニーズに答える事が出来ていると思います。
「患者さんは窓の外を見たがる傾向にある」とか
「首の後ろを蒸しタオルで温めてあげると気持ちいい」とか
「肌のぬくもりを感じたい人が多い→手を握ってあげる」とか
経験から「こうしてあげるといい」というのが多少なりとも分かるので
患者さんから感謝されるコツは持ってると思います。

マイナス点はテストで間違った答えを選んでしまう事
「こういう時にどうするか?」というテスト問題が多いんですが
「あ~、確かこの時あのLPNがこうしてたな」と
一緒に働いていたナース達が行っていた事をもとに答えを選んでしまい
失敗した事がレベル1の時に何回かありました
テストの解答は理想的な状況において理想的なナースが行う看護。
実際の看護現場は時間に追われ、人材や道具なども限られているし、
全てのナースが最新の看護知識を持って働いているわけではないですからね~
この点をプログラム開始当初は認識していなかったので
テストで点数を落としたのは結構痛かった

RNとCNAは同じ看護をしますが役割はかなり違います。
CNAは食事介助や排泄のお世話など
言ってみれば「誰でも出来る」仕事なのに対して
RNは投薬や点滴といった医師のオーダーを遂行する医療専門家。
医療・看護知識に基づいてケアの方針を決めたり
患者さんの健康状態を判断して、決められた範囲で
患者さんに施すケアを自立的に決断する事を求められます。
CNAとして働いていた時はあくまでも
LPNやRNの監督のもとCNAが出来る範囲の仕事しかしておらず
ナースが行っていた仕事も時々見るだけ。
なので、CNAの経験が”直接的に”役立ったという事はないんですね。

それでも「RNになりたいんだけどCNAから始めた方がいい?」と聞かれれば
えいやは絶対的にYESと答えますね
看護は誰でも出来る仕事ではないです
テレビや映画にあるような「白衣の天使」のイメージしか持っていないと
現実の看護にショックと受けると思います。
排泄物、吐瀉物、外傷などが生理的に受け付けない人もいるし
責任が重く、ストレスが多い職業でもあります。
一緒に働いていたCNAの中には
「ナースには絶対になりたくない。あんなの大変すぎ」という人も結構いました。
故に、看護が自分に合っているかどうかを確かめる意味でCNAとして働くのは
長い目で見ると大きな価値があると思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
猛勉強中!! (きよたけ)
2012-09-23 12:42:33
えいやサン、こんにちわ!
いよいよ国家試験直前ですね。

何かと忙しくそして猛勉強中でしょうが、
まっちゃんとつかの間のティーブレイクお忘れ無くネ。
返信する
きよたけさん (えいや(管理人))
2012-10-06 02:20:54
ありがとう☆
返信する

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