エドルネ日記

散策、写真、サイクリング、バードウォッチング、神社、地形、料理、手芸、etc

出会い!に感謝

2007-10-30 | 
今週いっぱいは、この取り組みでご教示いただいた方々への
お礼状を書こうと思っています。

この取り組みでご教示いただいた言葉のなかで特に印象的なものがふたつあります。

ひとつは武蔵一宮大宮氷川神社での権禰宜の方からのお話で、「実際に神社を
歩き、そこを吹く風を感じてください。」といったご教示でした。
その方は埼玉県の神社二千社をまわったそうです。

その土地のその場所に神社があるということは意味があるというお話でした。

いろいろな予備知識も必要かもしれませんが、その場に立って、通りぬける風
を感じ、神社の鎮座している自然を感じる事がまず一番大事なんだなと思いました。

もうひとつは、志木市の水塚の研究者、毛利氏からのご教示でした。
氷川社が、水と密接に関係ある地に立地してしていることについてのご意見です。

沖積平野や低地の水を有効に活用する文化が広まったことを示すのではないかと
考え、衰退しなくなっていく水塚の本質を知る指針としても、氷川社に興味を
持っているとのことでした。毛利氏の集落の発展、文化の伝承という観点からの
ご意見は非常に参考になります。

当日発表でも毛利氏からのメールでのご教示を引用いたしました。(以下↓)

「水塚は確かに水防施設であり、水害時に避難するという大きな具体的な役割が
あります。しかし、私は、それ以上に、氷川社と同じように、洪水に備える知恵や
文化を子や孫に伝承することが最も重要な役目であったのではないかと考えて
います。」

毛利氏と会って直接ご教授いただく機会はもてませんでしたが、メールにての
やりとりでも、非常に中身の濃いご教授いただくことができました。

この取り組みで、いろんな方からお話を伺うことができました。
いま、私の中で、反芻しているところです。
その道の専門家からのお話ばかりですので、ひとつひとつが重く、含蓄のある言葉
ばかりです。じっくり噛みしめていきたいと思っています。


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