先週、江戸川区郷土資料室企画展「手仕事と手遊び、なつかしい道具たち」をみてきました。
今回の主な展示内容は、入り口から順に・・・
①なつかしい手遊び(ベーゴマ・おはじき・めんこ・羽子板など)
②手仕事の道具(わらじ編み台、桶造りの刃物類、和傘作りの道具など)
③なつかしいくらしの道具(おひつ、羽釜、たらい、洗濯板、ひのし)
むかし我が家にもあったような懐かしいものから、今ではあまり見ることのできなくなってしまった
農家の手仕事の道具、桶造りや和傘作りなど、かつての生活が偲ばれる道具たちが展示されていました。
①なつかしい手遊び
コマ(ひねりコマ、ベーゴマほか)、けん玉、羽子板、紙風船、おはじき、ビー玉などがあり、
それらで遊べるミニコーナーなどもありました。
左が「ベーゴマの床」なのですが、みなさん見たことはありますか?
馴染みのある遊び道具たちのなかに、ベーゴマの床があり、初めて見た気がするのですが
ベーゴマは、いつぐらいまで男の子のポピュラーな遊びだったのでしょうか?
近所の男の子が遊んでたコマはベーゴマ?木のコマ?大きいから木のコマだったよなぁ・・なんて
遠い日の記憶をたぐり寄せながら、ベーゴマを手に取ってみると、ちいさくて心棒のない構造。
これは、コマを回すだけでも難しそうですよね。
わたしは、ベーゴマも糸巻きゴマも遊んだ記憶がないのですが、(糸巻きゴマは家にあってトライして
上手く回せなかった記憶があります( ̄Д ̄;;)、高校生の息子が小学校の頃はやったベイブレード
というコマ遊びは、まさに簡単にできるベーゴマ遊び!
コマをまわすのは、専用の道具があるので、まわす技などは必要なく遊べます。
ベーゴマが、コマに細工を施し工夫して、勝負に臨むのと同じように、市販のパーツの組み合わせ方を
工夫してコマを作り、対戦相手のコマとの相性により、勝負がきまるというものでした。
馴染みがないと思ったベーゴマが、形を少し変え息子の代で復活!
・・・・なんだかおもしろいですよね。
②手仕事の道具(わらじ編み台、桶造りの刃物類、和傘作りの道具など)
左から、麦打ち槌・わらじ編み台、わらじ
③なつかしいくらしの道具(おひつ、羽釜、たらい、洗濯板、ひのし)
かまどのある暮らしのなか、活躍した道具たち。
※江戸川区郷土資料室企画展「手仕事と手遊び、なつかしい道具たち」は
平成24年2月18日(土曜日)~3月25日(日曜日)まで。
詳しくは下記サイトを参照ください。
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/eventcalendar/bunkagejutsu/240218dougu/index.html
横浜では350万の人口に対して市立歴史博物館一つだけで、区単位ではどこにもありません。現在私の母校の小学校の空教室にあった郷土資料室が、生徒の増加に伴い、今月いっぱいで廃止され、そこにあった農機具や生活用品などが捨てられる運命にあります。
これも大阪同様末端の行政単位を小さくしないと、郷土の歴史を後世に伝える事が出来なくなるでしょうね!
江戸川区の郷土資料室は大きい方じゃないと思うのですが、コンパクトにまとまって郷土の歴史を知ることができます。
>そこにあった農機具や生活用品が捨てられる・・・
どうにかならないんでしょうかね。
胸が痛みます。捨ててしまえば二度と見ることも触ることもできませんし・・・。
未来の子どもたちのために、なんとかならないのでしょうかね。(TT