概念収集女の概念ブログ

推し活にふんだんに課金したいけど思うように行かないオタクが「もはや推しグッズでは!?」と思ったグッズを紹介します

あやきまおの俳句帳【博物館明治村春の三句】

2024-07-17 02:11:00 | 日記
恥ずかしながら自分が詠んだ俳句とその解説をするコーナーです。解説が長くなってしまうものもあるので1~3句毎に記事を切り分けて投稿します。できる限り古いものから掲載していく予定です。

【博物館明治村春の三句】
博物館明治村関連の俳句を3つ集めてみました。
私は博物館明治村で活動している「明治偉人隊」というおもてなしグループが大好きで、明治村に通うことが難しくなった今でも2ヶ月に1度は通っています。
私が撮影した明治村の画像と共にご覧ください


【いるか池化粧を直せ大神(おおみかみ)】

画像は博物館明治村4丁目にある芝生広場から入鹿池を撮影したものです。
大神と言われると大抵の方が天照大神を連想するのではないでしょうか?
この日は春にしてはあまりにも暑く日差しが強い日でした。どうぞそこに水鏡(入鹿池)があるので、季節に見合った化粧(暑さや日差しの強さ)に直して頂けませんか?とクレームを入れている句です。
大変申し訳ございません、罰当たりになりませんように………でも暑すぎたんだよお………(´;ω;`)


【記者集まれど家主には目もくれず猫の家】

明治村の春の風物詩のひとつが謎解きイベントです。この時期は大きなひとつのテーマに基づいた難易度の異なる謎解きゲームで村内で遊ぶことができます。
子どもの頃に遠足などでウォークラリーをしたことがある人もいるのではないでしょうか?それの大人向け版と思って頂くとわかりやすいかと思います。
昨年から謎解きゲームのテーマは「新聞」です。駆け出し記者となって平井太郎(後の江戸川乱歩)と一緒に怪奇事件を追う!というコンセプトとなっています。

そして、この画像は明治村1丁目にある「夏目漱石・森鷗外住宅」の画像です。
明治村では夏目漱石の方が強めにフィーチャーされており「猫の家」と呼ばれる場合もあります。夏目漱石が「吾輩は猫である」を執筆したときに住んでいた家なので「猫の家」です。

有名人がパパラッチに苦しめられるのは世の常ですが………今「猫の家」に訪れている「記者」達は専ら謎解きに夢中で夏目漱石さんのことなんか気にもとめていないようですよ、という俳句です。



【薔薇散らせツツジも枯らせ梅の花】

さて、冒頭で明治偉人隊というおもてなしグループを「推している」と言いましたが、明治偉人隊とは何かというと、「明治時代の魅力を伝えるために、偉人の魂が若者の肉体に憑依しておもてなししている(!?)」グループです。
今年の5月から新メンバーとして津田梅子が加入したのですが、梅子さんがあまりに魅力的だったので書いた俳句です。
5月3日の公演を見に行ったのですが、可愛いし歌声も美しくてひと目で「推せる……!」となりました笑
5月は薔薇やツツジなど、色鮮やかな花を数多く見ることができる季節ではあれど、それらも霞んでしまうような梅子さんの鮮やかな活躍をぜひ明治村に来て見て頂きたいなと思っています。

ちなみにこの日もあまりにも暑くて、梅子さんパワーなのか暑さのせいなのか、ツツジはほとんど萎れていました………


あやきまおの俳句帳【いくたびもツイの多さを尋ねけり】

2024-07-17 02:10:00 | 日記
恥ずかしながら自分が詠んだ俳句とその解説をするコーナーです。解説が長くなってしまうものもあるので1~3句毎に記事を切り分けて投稿します。できる限り古いものから掲載していく予定です。


【いくたびもツイの多さを尋ねけり】

去年の2月にバズっていた「#凍結祭りだし辞世の句詠もうぜ」というXのタグに便乗して詠んだ俳句です。
凍結されてXを見られなくなった人が見れている人に「いまどんなワードがトレンド入りしてる?」「バズってるツイート教えて?」と尋ねる様をイメージしてください。


これは正岡子規の俳句

いくたびも雪の深さを尋ねけり

を真似したものになります。
病床の正岡子規が、自分では見ることが出来ない外の雪の様子を何度も家族に尋ねる様子を表した俳句です。


詳細はこちらのWebサイトが丁寧でわかりやすいのでぜひご覧ください

【いくたびも雪の深さを尋ねけり】俳句の季語や意味・表現技法・作者など徹底解説!!

五・七・五の十七音の短い言葉の中に、美しい情景やそこに感動した自らの心情を織り込む俳句。   日本のみならず、世界でも高い評価を受ける短形詩です。   俳句はリズム感...

俳句の教科書

 

この俳句が収録されている「寒山落木抄」は刊行自体は正岡子規の没後になりますが、内容は正岡子規が生前にまとめたものだそう。
この句集については正岡子規記念博物館のデジタルアーカイブで詳しく見ることができます。


元になった俳句の解説の方が長くなってしまった………


ちなみに見出しの画像は博物館明治村で撮影した画像です。山の中にあるので年に数回はこんな雪景色を見ることができますよ。