もったんさくちゃん、可愛いですね~、いい子ですね~、仲良しですね~。
実は今週の月曜日に、ついにうちのばあさんとケンカしました。
毎日のように猫をあげる話をされて、私は誰にも渡したくなくてイライラしていました。
猫をあげようとするばあさんにも、「あげたくない!」と言えない自分にもです。
私はどちらかというと言いたいことを言う子です。うちのおばさんにも確認しました、間違いありません。子どもの頃から言いたいことを言う子だったんです。
ですが人によります。
普段はおとなしく寛容で(え?)、ちょっとした理不尽や違和感や不当なことなど、あらゆる不快なことには黙って耐えています。
ですがそれが断続的に続いたり長期にわたると、堪忍袋の緒が切れて、突然爆発します。
それと、親戚だから言いにくいっていうのもあると思うんです。
赤の他人だったら、そいつのことが嫌いでムカついたら、言いたいことをズバーン!!と言って二度と会わなければいいけど、親戚は、そいつのことがどんなに嫌いでもケンカしても、いつかは顔を合わせなければいけないから、余計言いにくくなるんだと思うんです。
ですがついにばあさんとケンカしてしまいました。
さくちゃんたちの手術はいつするのか聞かれて、4月頃だよと言ったら、じゃあ手術する前におばさんにあげると言い出したので、ついにブチギレました。
「なんで今更おばさんにあげるのか」「おばさんはあと20年生きられるのか」「おばさんが猫より先に死んだらどうするのか」「どうしてもおばさんにあげるならおねえに面倒見てもらう」など、必死にケンカしました。
ばあさんはずっとへらへら笑って言い訳してて、「もう約束してあるから」「こればっかりは諦めてくれ」とか言ってましたが、仕舞いには、「じゃあおばさんにあげられなくなったって断らなきゃ」と言っていました。
ケンカした直後は、「死ねばいいのに!川に突き落としてやろうか!」と思っていましたが(こらこらこらっ!)、おばさんに断ったそうなので、今はホッとしています。
ばあさんに譲れないものがあるように、私にも譲れないものがあるんです。
さくちゃんたちをバカな年寄りたちに渡すわけにはいかない!と、必死に闘いました。
おばさんはもう80歳を過ぎています。あと20年生きるとは到底思えません。猫はチビみたいに20年生きるかもしれないのに。
おばさんが死んだあとは息子や娘が飼うかもと無責任なことを言っていましたが、息子たちは離れて暮らしていますし、もしかしたら保健所に持って行ったり野良にするかもしれないと思うと、なおさら渡すわけにはいきません。
猫を飼うなら、猫が死ぬまで面倒を見る覚悟で飼ってほしいです。
とはいっても、もう5か月も一緒にいるのに誰かにあげるなんて出来ないし、私はあと20年生きますけどね!
とまあ、こんな感じで、なんとかさくちゃんたちを渡さずにすみました。
お騒がせしました。ご心配お掛けしました。