10/6岩波ホールで公開の作品。岩波ホールはあまり好きな劇場ではないので、試写会で見れてよかったです。
この作品は中国内モンゴルの遊牧民の現実をしっかりととらえていると感じました。監督のニンツァイが、実際に中国内モンゴル自治区の生まれで、草原で育ったそうです。だから主人公は監督の分身かも。監督の現在の草原に対する哀惜のように感じられました。
ストーリーは、自然環境の激変で、貧乏を余儀なくされ、小学校の息子の学費もままならない家族が、草原への思いを断ち切れないままも、生活のために街へ…という話です。
主人公のウルゲンは誇り高い遊牧民。その夫の思いを人一倍理解しながらも、息子のため、生活のために街へ出ようとする妻。もう年老いた馬のラサール。
ラサールは今の草原の象徴と感じられました。
本当に自然破壊は怖いです。自然の激変がなければ、草原の生活を続けられるのに。伝統を重んじ、遊牧の民としての誇りを持っている人々。
街の人たちとの対比。
政府の無理解。
中国内モンゴルの学校の現状。
いろんな問題をつきつけている作品。
淡々と物語が進みます。
やるせなさも残りました。
伝統文化なのだから、保護をしない政府にも怒りがこみ上げました。こういう映画はどんどん上映し、世界的に、中国内モンゴルの現状を知らしめるといいと感じました。
ただ主演の妻役のナーレンホア(監督の実際のパートナーでもある)は実物もきれいのようですが、貧しい生活に困窮している民としては美しすぎる嫌いが。その点が現実味に欠けたように思い、非常に残念。もっと昨日見たピアフのマリオンのように汚ない姿でやってほしかったです、そう思うのは私だけでしょうか?
この作品は中国内モンゴルの遊牧民の現実をしっかりととらえていると感じました。監督のニンツァイが、実際に中国内モンゴル自治区の生まれで、草原で育ったそうです。だから主人公は監督の分身かも。監督の現在の草原に対する哀惜のように感じられました。
ストーリーは、自然環境の激変で、貧乏を余儀なくされ、小学校の息子の学費もままならない家族が、草原への思いを断ち切れないままも、生活のために街へ…という話です。
主人公のウルゲンは誇り高い遊牧民。その夫の思いを人一倍理解しながらも、息子のため、生活のために街へ出ようとする妻。もう年老いた馬のラサール。
ラサールは今の草原の象徴と感じられました。
本当に自然破壊は怖いです。自然の激変がなければ、草原の生活を続けられるのに。伝統を重んじ、遊牧の民としての誇りを持っている人々。
街の人たちとの対比。
政府の無理解。
中国内モンゴルの学校の現状。
いろんな問題をつきつけている作品。
淡々と物語が進みます。
やるせなさも残りました。
伝統文化なのだから、保護をしない政府にも怒りがこみ上げました。こういう映画はどんどん上映し、世界的に、中国内モンゴルの現状を知らしめるといいと感じました。
ただ主演の妻役のナーレンホア(監督の実際のパートナーでもある)は実物もきれいのようですが、貧しい生活に困窮している民としては美しすぎる嫌いが。その点が現実味に欠けたように思い、非常に残念。もっと昨日見たピアフのマリオンのように汚ない姿でやってほしかったです、そう思うのは私だけでしょうか?
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
映画「白い馬の季節」をとりあげています。
よかったら、寄ってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611