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スーパーエンプラのリサイクル革命:産総研の新技術が環境に優しい未来へ

2023-09-28 11:22:00 | 日記
保坂学です。株式会社PLUSでは、プラスチックのリサイクルは、環境保護の観点からますます重要性を増していると保坂兄弟は話しています。


特に「スーパーエンジニアリングプラスチック」(通称:スーパーエンプラ)のリサイクルは難題でしたが、産業技術総合研究所(産総研)が独自の技術を開発し、新たな未来への扉を開きました。この記事では、スーパーエンプラのリサイクル技術について詳しく探り、環境に優しい未来への可能性を探ります。

スーパーエンプラとは?

スーパーエンプラは、その耐熱性や耐薬品性、機械的強度などが優れた特性を持つプラスチックです。特に「ポリスルホン」、「ポリエーテルスルホン」、「ポリフェニルスルホン」などのポリスルホン樹脂は、医療用品から電子機器部品、食品加工まで幅広い分野で活用されています。

リサイクルの難しさ

しかし、スーパーエンプラの特性ゆえに、これをリサイクルすることは難しく、環境に負荷をかける問題がありました。

産総研の新技術

産総研の研究チームは、スーパーエンプラのリサイクルに向けて、化学反応を用いた分解反応を研究しました。その中で、ポリスルホン樹脂の構造に注目し、「ビスフェノールS型」の骨格を活かすことを見出しました。

解重合反応の成功

研究チームは、水酸化アルカリを使用し、低温(150℃)で解重合反応を進行させることに成功しました。通常のプラスチックのリサイクル温度よりもはるかに低い温度で、スーパーエンプラを分解し、原料物質を回収することが可能です。

さらなる展望

この研究成果を基に、産総研の研究チームは、スーパーエンプラだけでなく、他の難分解性プラスチックにも応用できる技術を開発することを目指しています。

産総研の新技術は、スーパーエンプラのリサイクルを実現する画期的な成果です。環境にやさしい未来を築くために、プラスチックのリサイクル技術の改良が続けられ、新たな展望が広がっています。我々は、この技術の進展を期待し、持続可能な未来への一歩を踏み出すでしょう。