最初のワークショップ

あっという間に年末。

時間が早く感じるのは悪いことではない

何も考える力もなくて毎日が同じ繰り返しだったときは

時間は長く感じたような。。。

今の時間が早く感じるならば

私は今を生きてるのだろう

とにかく今は頭が混乱するほど忙しい

ありがたいことだと思いつつ

キャパオーバーな自分に不安になる

やはりネガティブが顔を出す（笑）

 

ウッドバーニングは続けている

今は少し暇がないけど

あの頃は楽しくていろいろ作ってみた

教室を探したら近くにはなくて電車で一時間のお隣の県まで

月に一回通ってみた

楽しかったな。

大人になってからのお知り合いができる

共通の趣味を持ってると年齢は関係ない

ご縁が繋がるってこの時にはまだわかってないけど

こういうことから始まるんだな

今までの自分になかった一歩踏み出した瞬間から変わってきたんだろう

ウッドバーニングでキーフォルダーなどを作ってたら

息子の作業所に置いてくれることになった

そこのオーナーが地域の商店街でやってるイベントに出店することを誘ってくれた

 

イベント？出店？？ワークショップ？？？

 

わからないことだらけだったけど何故かワクワクしてた

どんなワークショップにしよう？

どんなお客様が多いのだろう？

まわりはどんなものをするのだろう？

とにかくワクワクとドキドキでいい緊張感だったな

 

初めてのワークショップが楽しくて月一回出るようになった

商店街の小さなイベントだが私にはちょうど良かった

そんなことをしてたらママ友が編みぐるみなどを作る編み物の達人だとわかった

ママ友と話すと

イベントには前から興味はあったけど人前に出るのが不安で出たことがないと言う

だったら、一緒にでませんか？

私も一緒だと心強いしママ友も安心する

かわいい編みぐるみやキーホルダーやアクセサリーなどなど

短期間でたくさんの物を作り上げてた

そういうわけで二人での活動が始まった

 

タイミング

毎日の過ごし方

朝起きて、ご飯を作り、子供たちの準備をする。

愛犬のごはん、自分の身支度、掃除、洗濯、仕事。

仕事終わりに買い物へ行き、帰る。

夕食を作り、片付け、お風呂、就寝。。。

こんな感じの毎日かな。

楽しい時間や癒しの時間、ワクワクすることなんてずっとなかったかもしれない。

友達に会っておしゃべりしたり、美味しいものを食べに行ったり、そんなことも月に一回もあったか？

時間にもお金にも心にも余裕はなかった。

息子たちは生後間もなくてんかんという病気がわかり、てんかんはおさまったものの

発育遅滞、知的障がいがある。

小さい頃は、病気や発育のことに必死で仕事もできなかったし

ママ友とも交流する余裕もなかった。

そんな子供たちも成人し、福祉作業所へ通う毎日になって・・・

大きくなるとその時々の悩みはあるが、やっと落ち着いた毎日だったかもしれない。

自分の仕事も、子供の活動時間に合わせてパートで転職を繰り返す日々だったので

手に職もなく、正社員になったこともない。

 

私になにができる？

 

そんなことを思うとろくなことがない

日常の何もかもがネガティブな考えになるから

悪いことがあれば人のせいにしたくなるし

自分は悲劇のヒロインのように思える（笑）

そんな毎日から引っ張り出してくれたのはポジティブな友達だった

何も特別なことはなくても話してるだけで何だか元気になる

いつもの毎日が楽しくなって人に優しくなれる

 

不思議な人（笑）

 

そんな友達と話してるうちに自分の時間が欲しくなった

何かをやってみたくなった

 

そんなタイミングで出会ったのが【ウッドバーニング】

木や革などに電熱ペンで描く焦がし絵だ

絵のセンスもないが、木の物が好きだったからやってみた

楽しい・・・おもしろい・・・たのしい・・・

何よりみんなが寝静まった時間に自分の時間を好きなことをするってことが楽しい

こんな考えになれたのもポジティブな友達のおかげなんだと思う

言葉の取り方、考え方ひとつで同じ毎日が変わる

日常に色が一つついた瞬間だったと思う

 

ネガティブな人が簡単にポジティブになれるわけはないが

気持ちを心がけることはできる

自分の心に意識するだけで人って変われるのかもしれない

友達にただ会うことを避けてきた毎日もあったけど

このときの会うっていう選択肢を選んだタイミングは良かったのだと思う

 

 

 

ワークショップのできるカフェ

カフェをオープンしてもうすぐ丸5年になる。

まさか自分が店を持てるとは思ってなかったのだけど

縁とタイミング

これが本当に不思議な出来事のはじまり。。。

 

～プロローグ～

結婚して30年、娘は家ではのんびりさんだったけど社会に出るとかなりのしっかり者らしい。

障がいを持つ2人の弟たちがいるので、いつも母の右腕として助けてくれた。

今では仕事をしながら、子育て奮闘中。

息子たちは、生後間もなく点頭てんかんと診断され、投薬治療によりてんかんは止まったが

発育遅滞がある。

コミュニケーションはとれるし自分で出来ることも増えてるので今は落ち着いている。

そんなわけで、子供たちが小さい時には自分のことに時間を使うことも

定時の職につくこともできなかった。

毎日に追われて時間もお金も心にも余裕がなかったなぁ。。。

大変ですね、とかよく言われたけど、毎日のことはみんなと同じように過ごしてるから

これが普通だったし大変ではないかもしれない（笑）

 

前置きが長くなったけど・・・

手に職もなく、短時間の仕事しかしたことのない私がなぜ？店をもてたのか？

現在ワークショップのできるカフェをしているのは自分からすると奇跡のようなもの。

そんな話を少しづつしていきたいと思ってる。

補足。。。子供たちの父はちゃんといます（笑）ただ、この頃は息子たちの病気に向き合えずあまり登場しない。。。