朝寝坊の私!”荒川登山道に着いたのはAM8時を回ってからでした。
それにしても縄文杉の人気は冬でもすごいみたい・・
駐車場が工事中で入れないせいもあるが、すでに路肩に十数台の(登山者)車が駐車中で・・さらに登山届けの投函箱は登山者の記入したカードでぎっしりと詰まっており、私のカードが投函口から溢れてしまい・・無理に押し込むようにして収めたりしたのでした。
<冬のこの時期、他の登山者はみんな夜明けとともに出立したのでしょうね・・かなり遅れてイザ”シュッパッ”でース!
<出発してすぐに、危惧していた鉄橋が現れました。「レールと枕木の隙間からの転落」を心配していたのですが・・全くの”問題なし”で・・簡単にクリアーです。>
<続いてサイドガードの無い鉄橋出現・・これはいくらか緊張です、が、踏み板がしっかりしているので、”目眩”してふらついたりしない限り大丈夫です。>☆ただ強風時や板が滑りやすいときは注意が必要でしょうね。
トロッコ軌道は荒川沿いに右に行ったり左に行ったりでその都度鉄橋となり、それは数え切れないほどでした。でも全般に踏み板が設けてあり怖いと感じることは無かったです。
<写真下・こんな雰囲気のところを合計2時間ほど進むので~ス>
<写真下・縄文杉の案内!これを見るとテンションUPします。&写真次・登山口から50分程のところにあった小杉谷小&中学校跡地>=この少し先に「小杉谷休憩所」が有り、ここで休憩となりました(写真その次)。
小杉谷のトイレは3ケ有り、様式できれいでした。
もののけ”の雰囲気が漂う中をどこまでも延びるレール。
やっと大株歩道到着です=2時間ちょっとでたどり着きました。
「遅くとも10時までに出発して」との注意書き・・なのに私は11時過ぎ・・昼間の時間の短いこの時期に(これ)では?日帰りの”縄文杉登山”は無理なのでは・・?
ナ~ンて事は全く考えてませんでしたよ・・
ここまでのトロッコ軌道は懐中電灯さへ有ればかなり「安全な道」だと確信していたからです・・!
・・「明るいうちに(ここ)大株歩道入り口に戻れば確実だ!」・・ここに到着するまでの(2時間ちょっとの道のりで)”確認・確信”出来ました。
ただ天気予報では夜から冬型気圧配置になるといっていたので、風が強まることがちょっと気がかりでした。
ではいよいよ険しい登山道へ出発で~ス!
<大株登山道に入ると、そこはまさに異次元のようで、驚嘆の声を連発です。小さなものから大きなものまで、存在するものすべてが関東のそれとは違います・・言葉で言い表すのはほんとに難しいですが・・とにかく”素晴しい”の一語に尽きるところでした。>
<じきに”ウイルソン株”到着デーす/写真は”ウイルソン株”外観とその内側から外を見たものです。>
大株登山口から”ウイルソン株”までは30分で来ました。
ここまでの道に雪は無くすごく順調です(日陰のそこそこには有ります)。
しかしここから上の方向にはかなり白いもの(雪)が目立っています。
ここで記念撮影をしていると、上から若いカップル登場です。
(縄文杉見物”終えて帰る所なんでしょうね・・きっと!?)
<写真下・ここからは残雪が多くなり・・ちょっと心配!>
大株歩道に入ってから1時間後位から、下山するグループと次々とすれ違います。
皆さん目的(縄文杉)を達して来た様で、「笑顔で挨拶の列」でした。
”時間的に遅れた登山”をしている私たちに、ガイドさんと思われる方からアドバイスを貰ったりして!大変ありがたかったでした。
・・☆「あの場所ですれ違った”ガイドさん”ありがとうございました」☆・・
縄文杉への最後の”ステップ”胸が高鳴りま~ス・!!
--------☆☆ツツツ~いいいに~”縄文杉デッキに立った私でした。☆☆-------
すごーい!・・とにかく”すごーい”です・・
迫力が辺りを圧倒しています・・これはまさに「山ノ神」そのものです・・
数千年もの間この地を支配し続ける「偉大なる神木」・・
これはまさに”それ”なのでした・・。
私はただただ”両手を握り”この「神」に祈りました。
「ああ「神様」・・・・・本当に存在するのですね・・・」
よかった・本当によかった・・ここに来て・・・本当によかった!
感動で「涙が」溢れてくるのを抑えることは出来ません・・
冬!来て良かった・・周りに誰もいないから・・静寂と「神」と風景と”一体になれそうだから・・
===<まとめ>===
今回の”縄文杉登山日”宿の主人が言う事には、ここ最近では最も良い天気だということでした。
私たちはガイドも付けず、帰りは闇の中を歩くことを覚悟しての行程となりましたが・・
「夜の登山」「気象判断」「緊急即応体制」等に不備・不慣れな方は、止めておいたほうがよろしいかと思います。
私の場合一緒に行動した「パートナー」が、アウトドアレジャーに関して、山はもちろん、海・川・空”等全てのレジャーに精通した人でした。
私達は安全対策に「万全を期しての行動であった」ことを記しておきます。
尚・縄文杉からの帰り、トロッコ軌道に入ってからは、天気予報のとおり、風が強くなりやがて小雨もパラついて来ました。
私達は「パートナー」のヨット&パラグライダーで鍛えた「風を読む力」を駆使して、強風の吹き降りてきそうなときは「鉄橋」の手前で待機!弱風に変化する時を見計らって”渡橋”したのでした。
そして17時30分”もののけの森”が闇に包まれ始めると、用意していた高輝度ライトを点灯、遠くまで届く明かりを頼もしく思いながら・・18時チョイ過ぎ「荒川登山道」入り口到着で、合計9時間30分の登山でした。
その登山道入り口では、タクシーが1台待機中で、「縦走中の男性から14時に”縄文杉”から電話があった」との事!・・(私が)「そこを発ったのはその10分ほど前だから、もうじき来るんじゃないですか」とか二言三言受け答えして帰途に付きました。
「”宮之浦岳”を縦走するような男性なら、私達を遠に追い越して行ったハズ?・・」
私は、「何かあったのかな・・」・と心配したりしたのでした!・・なぜなら、
昨日”淀川小屋”や淀川登山道で、縦走にチャレンジする若い男性!何名かと会話をしていたからでした。
雪の重みで垂れた灌木を潜り抜け続けたために、痛めた腰とひざ。
私は途中で断念したから、今日は回復したが・・あの登山者達はどうしただろうか・・?
いろいろと思いを馳せながらの帰途でした。
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