真夏の6畳間…その3 2024-05-17 08:44:56 | 日記 腐り始めた得体のしれない物体溶けて流れる知性、感情、意識わめくともなく板の間に染みていくこの一間の空間息長えながら蒸し焼きにする焼き場の釜のようだ吐く息も、吸う息も熱風にかき消されていくぐったりと横たわり二三転寝返り六畳一間の隅から隅転びまわって起き上がる力もなく気だるさに転がる風が止まり暑い日差しが籠もりジリジリと焼付干乾びたからだまんじりともせず動きを止めた