Mamononoプロジェクト OFFICIAL

9/29(土)変更シーン及び前半小返し/by矢部亮

2回目の日誌になります、矢部亮です。

稽古日程も残り3週間となり、作業工程も中盤に差し掛かっている今日この頃。
皆様の稽古日誌はしっかりと日々の稽古内容などが載っておりまして、
「おお、この雰囲気でどんな作品が仕上がるんだろう」とワクワクしますが、
そんな中自分は前回の日誌で「参加する決め手となった理由を次も書く」と宣言してしまったわけで…

やだ、すごい空気読めてない子みたいじゃない、私。

しかし有言実行はしなければなりません。
楽しい稽古日誌は皆様に任せ、私は広げた風呂敷を回収しにかかります(ホント空気読めてない)。


私が今回のお芝居を引き受けた理由。
一つ目は参加される他の共演者が年上が多いこと。
そして今回書くもう一つの理由が、「『人魚』がテーマであること」です。
別に人魚を研究してる人でもありませんし、サンジみたいに人魚に会うのが夢というわけでもありません。
もし会えたとしてもココロばーさんのような

(ONE PIECEを知らないと全く分からないネタなので閑話休題)


これは全くの偶然なのですが今年の5月、私は所属する劇団で下北沢での公演を行いました。
その時のテーマも「人魚」だったのです。
正確には人魚の肉を食べ不老になった八百比丘尼のお話でしたが、
ともかくその時人魚について色々調べていたところで客演のお話をいただいたのです。

なんとなくなのですが、人魚が導いてくれた気がするのです。

こう書くとちょっとオカルトじみてますし、なんだそんな理由かと思われるかもしれません。
しかし、この「なんとなく」が、私にとっては大事なものだったりします。
我々演劇人は答えの無いものをひたすら追い求める職業です。
そんな我々が決断するものの大部分は理論的に裏付けされたもの以外は平たく言うと直感、つまり「なんとなく」なんです。
そして、このなんとなくの集合体とそれに導き出される一つの結果が面白い作品になるものだと信じています。

皆様にも、この導き出された作品を見て、なんとなくでいいから面白いと思って帰っていただきたい、それが私の願いです。


チケットはまだまだございます。
この記事を見て、他の役者の日誌を見て、なんとなく見てみようかなと思っていただいた貴方、
是非中野でお会いしましょう。お待ちしています。
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