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役者シリーズ2「ひとりごち」by武藤アサ子

この作品の中で一番好きだったのは……ウキエさんの紙芝居!
人魚とはなんぞや!と、ふと思った時、必ず読むのが紙芝居のシーンでした。


それと冒頭のサザエさんの台詞
「溺れっちまった悲しみに、きょうも小魚ふりそそぐ…」

中原中也の詩
「汚れっちまった悲しみに、今日も小雪の降りかかる…」
をもじってるのですが、
サザエさんの低音でカッコいい言い回しなんだけど、ん?
なんかこの芝居は、普通にシリアスではないぞ、
と暗示させるところが、
「始まっちまった喜びに、今日もライトの降り注ぐ」
ってな感じで好きでした。


そうそう、最初の宴シーンの始めに人魚たちがダンスを踊るとき、
サザエさんが宝箱から登場するんですが、これ、かなり重量のある蓋を持ち上げるんですよー。それも箱の中にうずくまって隠れている体勢から……
つくった舞台監督・比嘉さん曰く、
「もっと肉食わせろ、肉


そのサザエ役・北野さんの楽屋での集中力は相当のもので。
完璧大きな独り言で気合い入れてました。
こちらはてっきり話しかけられたのかと思って返事というか、今何んて言ったの?的な聞き返しをしても返答なし。
その時初めて大きな独り言だと気付き苦笑いするのでした。



あと、おもしろかったのは、バンバさん役の鈴木宏昌さん
「柄じゃない柄じゃない。」

稽古も終盤、全体稽古終了後、人魚チームだけの抜き稽古に。

でも、どうしても他の人とのからみがあるため、
帰らずに残っていた鈴木宏昌さんに、主役アサクラの代役を頼んだ時の発言。

実際劇中にもあった台詞ですが、
この時間のないときに
「柄じゃない、柄じゃない」
とか言って……
ふざけてる場合じゃないんです、こちとら。
それとも本当に主役だと勘違いした(?_?)

(まあちゃんと代役、最後まで務めてくれたんですけどね。感謝♪)



自分のことを言うと……
「おばちゃんを演じる」ってことが、
私自身、思い込みが激しかったり、人の話し聞いてなかったり、物忘れ等々、充分おばちゃんなのですが、
それを意図的に人に見せるとなると、なかなか難しいものがありましたね……


今の心境ですか?率直に?(笑)
──働かなくちゃ!

それと、人付き合いを大切に。
お礼とメールの返信は迅速に。


私ね、旅公演がしたい。
もちろん
「疾走人魚」のですよ。
ずっとやっていたかった。。


ありがとうございました



人魚3(タイコ)役・武藤アサ子
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