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お盆の風習、認知症と物忘れ、違います

今年のお盆も、迎え火、墓参り、送り火……一連の恒例行事。

私の実家とだんなの実家では、寺の流派の違いもあるのか、お盆の準備も全く違っていて、迎え火・送り火など、私こちらに来るまで経験なかったですねぇ。。お墓が遠方だったこともあるのかもしれないですが。

ご先祖さまが速く来てゆっくり帰られるように(逆の意とする地域もあるそうな)と用意する馬と牛のお供え、去年まではお義姉さんがキュウリとナスで作ってくれていたようですが、今年はコロナ禍で都県をまたぐ移動自粛のため帰省できず、うちのだんなが用意しました。

なんと、わらで作られた「精霊馬・精霊牛セット」!


こういうものが売られてるなんて全然知らなかったぁ~びっくりです。

蓮っ葉に載せて墓前にお供えするナスとキュウリと生米を混ぜたもの、お義姉さんに電話で聞いて作りました。こちらはさすがにモノホンのなす&きゅうり&お米です(笑)
この風習も故郷の熊本ではなかったことでした。


お義母さんはアルツハイマーを発症してからほぼ1年、先日半年ぶりにメモリークリニックで試験などして診てもらいましたが、記憶の領域がやはりだいぶ衰えてきているようです。10分前に言われたことを覚えてられない。思い出せない。
お盆のことも、認識はしていて自分で用意しなきゃという思いはあるのに、何をしていいか頭の中の整理ができなくて、イライラしていました。

自分でわからないということが、自分でわかっている(認識できる)今が一番しんどいときなんだそうです。

実家の母も数分前に言ったことをよく忘れていたりしますが、「それさっき言ったでしょ?」と言えばすぐに「あっそうか、そうだった」と思い出します。いわゆる高齢で物忘れがひどくなったというヤツです。
義母は、「さっきのこと」を思い出そうとしても、ほんとにほんとに思い出せないのです。
実際それぞれに接してみると、その違いは一目瞭然に実感できます。

認知症と物忘れはやっぱり絶対的に違うのです。

実家の母はお盆の用意、自分なりに工夫しながらやっていました。
義母は、もうお盆の用意をしたくてもできなくなっています。
その無念、慮るに、さぞや悔しくやるせないことと思うのです。


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