Mamononoプロジェクト OFFICIAL

朗読劇いろいろ~♭

一口に朗読劇といっても、実にさまざまな舞台があります。

広い意味にとれば、白石加代子さんの『百物語』シリーズもその一つでしょう。

私もそんなに多くの朗読劇に接してきたわけではありませんが、1番目の『箪笥』を舞台中継で拝見したことがあります。
映像でありながらもすごい衝撃を受けまして……白石さんがライフワークとされているこのシリーズを、いつかどこかでぜひ生で見てみたいと思っておりました。
随分後になってから、『怪談牡丹燈籠』のチケットを入手する機会に恵まれまして……いろんな面で実におもしろかったのを覚えています。


あの浅野温子さんが「よみ語り」という一人語りを続けていらっしゃるのをご存じでしょうか。
公式サイトでは「一人芝居でもない、朗読とも違う」と表されているその舞台は、古事記や日本の神話などを現代文に起こした脚本で語る、浅野さんのライフワークとなっているものだそうです。生演奏のパーカッション等が入り、ステージは神社や名所旧跡などで。

割と最近になってから、私はこれもTVの舞台中継で知りました。
確か吉備国の物語だったと思いますが、2時間近くをたった一人で演じ語るそのパワーと見せ方……はまってしまいました。
とてもすばらしい舞台です。


ほかに昔、見たものの中では、戦争体験を語る自主制作の朗読劇が印象に残っています。
その内容もさることながら、多分朗読として初めて見た舞台なので衝撃的だったのだろうと思うんですが、10数名の男女が役をとっかえひっかえしながら、椅子代わりともなる舞台装置の配置をかえつつ、1編1編の作品を劇のように演じながら読んでいく(皆さんほとんど暗記されているようでしたが)という形のものでした。
その手法が秀逸でした。
ダンスの基礎(体の使い方)を教えてくれた踊りの師匠的存在だった友人が、病気で踊れなくなった後に始めた三線を引き語るシーンもありまして──(彼女は数年前に亡くなってしまいまして…)思い出深い作品でもあります。

戦争を題材にした朗読劇はやはり多く上演されているようですね。
ある友人が出演したものは、役を演じながら台本のト書き部分も語るような……
女性3人が思い出話を語りながら、自分も若い頃のその物語の中に入って自分を演じる……みたいな形の芝居でした。(男性陣は全く普通にその語られる話の中の人物を演じるのみ)
結構難しいことにトライしているなぁという印象でした。(笑)

かといえば、マイクを数本立てて、かわりばんこに1人あるいは2人、数人、全員……が詩を朗読する、という形の舞台も見たことがあります。

また、朗読文をすべて覚えて、その役になりきって演じ、数人でそのお話を語り伝える……という、ほとんど「劇」だなと思えるものもありましたね。

ほかには、『ラブレター』シリーズが有名でしょうか。
男女2人でやりとりする手紙の朗読。
アナウンサーの方々によるものもあったかと思います。



こんな具合にさまざまある朗読劇、私どもMamononoプロジェクトが行ったものも、それらのうちの一つの形に過ぎません。
それだけに、自由に表現できる可能性を無限大に残している世界ではないかなと、夢はいっぱい広がっていくわけですね…(#^.^#)

今後の展開をどうぞお楽しみに♪
よき流れに導かれますように。。。皆さまの応援が頼りです!
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