膵臓がんとお母さん。ちょこっと私たち。そしてその後。

2011年10月母の膵臓がんが判明。お母さん、がんばる。私たちもがんばる。笑顔で過ごす闘病日記。

ころころ・ころころ・・・

2012-03-07 13:22:03 | 膵臓がんのこと。

 

昨日はお休みだったので、病院にいった。

お母さんは一昨日熱を出した。

すごく雨の強かった日。

その熱が少し下がったけど続いている。

 

私に気付くまで左を向いたまま眉間にシワを寄せて目をつぶっていた。

とても苦しそうに見える。

でも、私に気が付くと、ちょっとしゃべってくれようとしてくれる。

お母さん 『そのセーター・・・』

私は前にお母さんがキレイな色ねと褒めてくれたブルーの春物セーターを着ていた。

私 『今日は外がとても暖かいから着てきたんだよ』

お母さん 『そのセーターはそんなに高くなかったのよ』

私 『・・・?』

お母さん 『何色?』

私 『群青色が明るくなったようなブルーだね』

お母さん 『・・・。』

 

 

ちょこちょこ話していることがおかしい。

はじめて。

 

 

昨日は肺と目の検査を午後予定していたけど

移動できずに病室でしてもらった。

車椅子にも乗れなくてお手洗いに連れて行ってあげる事も出来なかった。

 

『うちのことも仕事のこともあるんだからもう帰りなさい。

私はこんな感じだし相手もして上げられないし

横になっていれば大丈夫だから。』

 

お母さんはずっとお母さん。

 

何時間でもみていたいけど、話しているのも負担になる。

人がいると気を使う。

お母さんの性格上、人の世話になるのもホントはイヤなんだろうね。

孤高の侍みたいな人だもの。

 

 

さっき、父から連絡が入った。

 

今日から個室に入った。

 

病気がわかってからも人の生き方として、美しく自分らしく強く。

私にすばらしいものを与えてくれるお母さん。

 

私もずっと笑顔で会い続けよう。

 



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