マハロ!まめぞう19歳柴犬

柴犬まめぞうは今年19歳になりました!
足腰ふらふら!大食い!早食い!ご長寿犬

WANTED!ハル吉!

2013-06-19 13:58:00 | まめぞう10才の日々
最近オカンは、、いやあれからオカンはマメの散歩の時は
遠くや近くを交互に見て注意深く回りをぐるっと見て
歩いてる。やや挙動不審おばはんお姉はん。
そして近所のビー玉公園(別名うんこ公園)に入る時は
目を皿のようにして周囲を見渡しあいつがいない事を確認して
からマメを連れて行く。なぜならそこは、あいつが時たま
訪れる散歩コースやからや。あいつとはこの町に住む暴れ犬
ハル吉のことや。



このハル吉は推定20キロはあると思われる和犬の
ミックス犬のオスやねんけどごっつマッチョで肩とか
盛り上がってズシンとしてる。ほんで顔がめちゃコワい。

あれは忘れもせえへん2年前のオカンの28才の誕生日の朝。

いつものようにマメと散歩してる時やった。近所の国道
で信号待ちをしていたらハル吉が近所のパンチ井川(誰?)
と後ろからやって来たんや。パンチ井川はハルオの家の
近所の会社に勤めてるねんけどハル吉の飼い主が高齢の
おばあなので朝の散歩をかってでてるらしい。パンチ井川
は昔からの知り合い。頭はめちゃパンチパーマで
ぱっと見、いかついけど心根の優しいええおやじや。
信号待ちでハル吉とマメはお互い睨み合ってメンチの
切り合いやった。オカンはその何日か前にハル吉の
黒い噂を犬友から聞いていた。なんでも近所のパピオン
の耳を噛んでケガさせたりミニチュアダックスの目もと
噛んで出血させたりこのところ小型犬ばかり数匹もの
被害が出て被害者の会を結成したとか。いずれも夕方
おばあが散歩させてる時やったらしい。

そやけどその日はごっつい体のパンチ井川がチャリンコ
に乗ってごっつい綱でハル吉を繋いでたから。信号待ちの
間もマメのリードを短く持ち注意しながらもパンチ井川と
談笑しながら喜楽にしていた。信号が青に変わり「ほな!」
とパンチがチャリンコをこいでハル吉も引っ張って行かれた。

ハル吉はマメを見てだいぶ怒ってたけど小さい頃から散歩
してくれるパンチには従順やった。オカンもマメと信号を
渡りだした。大きい国道の真ん中の高架下まで来た時やった。

先に走り出したはずのハル吉がこっちに向かって猛烈な勢い
でメチャ厳つい顔で走って来たんや!ななんで?
見るとハル吉の勢いでチャリンコはひっくり返りパンチは
地面にコケていた。ハル吉の首輪は頭から抜け落ち太い綱は
首輪ごと地面に落ちていたのだ。首輪もない裸のハル吉が
イノシシに見えた。横断歩道の真ん中は車が通らないゾーン
なので幸か不幸かハル吉とマメの戦いはデスマッチになった。
そやけどハル吉の半分くらいのマメはすぐにハル吉に乗られて
見えなくなってもた。マメが死んでまう!オカンは咄嗟に
ハル吉のオシリを蹴り上げた!!きゃいん
叫んだのはオカン。蹴ったとたんにハル吉に足噛まれて尻餅
ついて腰も打ったんや。もうあかん!思った時にやっとこさ
パンチが走って来てハル吉を押さえつけた。遅いわ!

マメは頭を噛まれたが軽症でちょっと血が出て毛が逆立った
くらいやったけどオカンはハル吉の歯形がくっきり付いて
内出血した。パンチ井川は平謝りで自慢のパンチパーマが
しんなりして見えた。
その夜パンチ井川がバームクーヘン持って誤りに来た。
かまへんのに~と言いながらちゃっかり受け取り夕食後
おいしく頂いた。とんだ誕生日やった。。
なんしかそれ以来マメと歩く時はハル吉の確認を怠らない
オカンなのであった。


(証拠写真1 マメの右頭上。噛まれた跡)



(証拠写真2 オカンのふくらはぎに噛まれた跡。
腕ちゃうで~)

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毛虫注意報!

2013-06-14 19:16:00 | まめぞう10才の日々
ぎゃ!なんじゃ!こりゃ!!


これはオカンの足!ちゃうでっ!!腕やで!!
アングルが悪くて遠近法がキツなってもてるから
こんなけったいな形に見えるだけでっせ!
実物はほっそりしてか細い腕やねん。うふふ。

そんなんどうでもええわ!そんなんよりこのブツブツ見て~
これ今日まだ、ましになってきてんで~昨日はもっと
えげつない状態やってん!!
昨日の夕方マメの散歩の後いつものようにマンションの
入り口から家のドアまでマメを抱っこして帰り洗面所で
マメの足を洗い自分の手も洗おうとした時左腕に激しい
痒みがしてその痒みはどんどん酷くなってしまいには痛く
なって左腕を見るとブツブツが一気に広がり膨れ上がり
わやくちゃになってもたんや!慌てて皮膚科に行くと
原因は毛虫やった!散歩の時マメの足の裏に付いた
毛虫か毛虫の毛が抱っこした時オカンのデリケートな
細腕に付着してアレルギーを引き起したそうな。
「今、毛虫は多いので気を付けて下さい」と先生は
ちょっと笑いをこらえてるような口元で言うた。
(何がおもろいねん!?こっちは必死やど!nose6
塗り薬と飲み薬をもらって帰って来た。腫れはひいた
ものの今日もまだ痒みは治まってない。キツいわ~
毛虫って。

マメってジャングルみたいな草むらとかどんどん
入って行きよるからな~ほんで虫でも何でも平気で
踏んで行く。ほんで本人は何ともない。付いて行く
オカンはよう見て歩かな草むらてナニ落ちてるか
わからん。この前なんかよその犬の放置う○こ
マメ踏んでもてたわ。裸足やのに。。。

あ~かいかい~いややわ~ase2


片想い

2013-06-12 13:17:00 | まめぞう10才の日々
そんなマメのショッキングな出来事から始まった2013年も
6月半ば。もう今年も半分過ぎてもたわけやけどオカンめちゃ
焦るわ~なんか、なんもしてへんのにまた年とってまうわ~
ハタチ超えると早いね~時の過ぎ行くのって。。。

そやけど6月に入ってマメがようやく落ち着いて来たわ。
やっぱりあれやな。5月は気候がええからヘンな事考え
よるねんやろな。春は人間もチョッっとおかしなったり
するもんな。マメは毎年春になると朝晩必死で通いつめる
のが大通り、はさんだ向こうにあるシュナウザーのチョコ
ちゃんの家やねんけど、ちょっと異常な位で気色悪い程や
ねん。マメの形相と行動が。


(垣根からジト~とチョコちゃんの家の様子を伺うマメ)

チョコちゃんは散歩に出てていてないのに毎日毎日朝晩
チョコちゃんの家の近所の垣根から家の様子を伺い
その後すごい勢いで玄関前に突進したかと思ったら玄関先の
ニオイを嗅ぎ倒し、いつまでたっても離れようとせえへん
のや。


オカンがひっぱると首にごっつい力入れて抵抗しよる。

それは晴れの日も雨の日も毎日1ヶ月続いた。

本人おらんのに家の前で毎日待ち伏せて。。気色悪い。
人間やったら完璧訴えらてるやろ。
通りがかったご近似の人もこの異様な光景を見て怪訝な顔や。
オカンは慌てて「ここのお宅にお友達がおりますの。
おほほ~」っと作り笑いで、ごまかすありさまや


ある日やっとチョコちゃんに逢えたマメは大喜びでシッポ
ふったけど。。。

チョコちゃんは、つれない態度。「おう、マメおったん
かい?」みたいなテンション低め。

それもそのはず。チョコちゃんは男の子や。nose4
しかもマメより1歳下の9歳。お互い、おじい犬。

人間で言うたらこんな感じ?

(誰か知らんけど公園で仲良しのおじい達)




チョコちゃんにしたら迷惑な話や。毎日おじいに
家に来られても、全然、嬉しくないてかキモ~やろ。
そやけど6月に入ったらマメのストかーチックな行動も
ピタッとおさまった。毎年の事やけどやっぱり蒸し暑さ
のせいかな?そやけどチョコちゃんの事は好きで
たまらんらしく道ばたで逢うとメチャ喜んでる。
チョコちゃんは苦笑い。

チョコちゃん相変わらずニヒルでロマンスグレーな
紳士犬だぜ。そら、ほれてまうやろ~(びみょうギャグ?)

でもマメ、、、このままでいいの?もちろん女ワンコが
大好きやけど、たまに男ワンコにもクィ~ッンとか言う
てシッポふりよるねん。。。。

悪夢の一日5

2013-06-08 12:51:00 | まめぞう10才の日々
悪夢の一日5。。。ってまだ引っ張るか~

思い出してるとついつい長くなりました。
今日で締めます。すんまそん。

マメの弁護させてもらえるんやったらマメは限界やったんや
と思う。近所の病院で二日続けて同じ眼圧検査に耐えて同じ
点滴に耐えて目の痛みに耐えて1時間車に乗ってやって来て
また検査や。もうええ加減にしてくれや!ガオ~!が本音
やったんやと思う。そやけどこの八尾の病院かて検査して
みんとよそのデーターだけでは判断でけへんのは当然の事や。

口をひもで縛られ押さえつけられ大人しくなったマメの目に
ようやく院長先生が測定器を突っ込んだ。
しばらくすると、ピピッと警告音が鳴り測定値が小さな液晶
画面に表示され、それを見た院長先生がやや高い声で言うた。
「あかん!80超えてます」

え?確か近所の病院の先生は通常20程度の数値が60になって
危険な状態やと言うたのに、まだ上がってるというの!?

オカンは凍りついたようにその場に立ちすくんだ。

それからマメは口を縛られ押さえつけられたままで今度は
部屋の明かりが消され真っ暗な中でスリットランプとかいう
目の検査用の顕微鏡みたいなん当てられて検査されたり
デジタル式眼底カメラとかいうやつで眼底内部の写真を
撮られたりした。暗い診察室の中でマメの眼底のデジタル写真
がモニターに拡大されて映し出された。そんな作業が粛々と
続けられている状態の中で最悪なハプニングが起った。

ななんでや!?こんなマメが大変な時に!マメも先生方も
必死で頑張ってる時に!オカンも必死で寄り添ってる時に!
オカン、、めちゃ オナラ こきたくなってきたんや。

オカンの自慢といえば快眠・快食・快便や。それが2日前から
出来ていなかった。特に前夜はマメの事が心配で眠れず朝は
病院に行くため慌ただしく排便の余裕なく、、そういや
その日は朝からろくなもん食べてなかった。セレ宮の車に
乗せてもらう前に水一杯飲んだだけやった。

粛々とマメの検査が続けられ悲壮感漂う暗くて静かな
診察室。こんな中でオナラなんか死んでもこけるかい!
とオカン必死でこらえた!もう悲しみの涙をこらえてる
のかオナラをこらえてるのかわからんなるぐらいやった。
その時や。静まり返った診察室にキュルルル~とオカンの
お腹から音が鳴り響いた。そのうちグ~ク~プ~プ~ぷり~
がらくた音楽隊か祭り囃子かみたいな音が賑やかな
合奏となってしまった。肛門から出ようとするオナラは
おしりをすぼめて我慢出来るのに、どうやらお腹の中で
オナラが爆発してしまったような音で収拾がつかへん
ようになってしまったんや。ほんま最低なオカン。
 そやけどマメはもちろん院長先生も看護婦さんも
必死に診察してくれてたのでその音は聞こえてない。
いやあきらかに聞こえていたけど誰も笑わなかった。



そして全ての検査が終わり院長先生の説明があった。
「病名は緑内障。左目の視力は失っています。
でも義眼を入れないで自分の目玉を保てるように
本日7時から全身麻酔をした後左目に溜まった房水を
押し出す為の穴を開けるレーザー手術を行います。
入院は1週間前後です。」
というような内容だった。失明はある程度覚悟していたが
やっぱりショックやった。そやけどマメのかわいい目玉
くり抜いて義眼にされるのだけはどうしても避けたかった。
「どうかよろしくお願いします」オカンは泣きながら
頭を下げた。そしてマメはそのまま看護婦さんに
抱きかかえられ入院施設の方に連れて行かれた。
受付に行くとマメに着せていたTシャツを返され手術後、
結果を電話するので今日はお帰り下さい。と言われ
オカンは持って来たマメを入れるスーパーのカゴを抱え
近鉄電車に乗って号泣しそうになるのをなんとか
我慢して窓の景色に目をやって帰った。

夜9時前病院から電話があり無事手術は成功しました。と
告げられ」オカンは受話器を握りしめ何度も何度も頭を下げた。

こうしてマメとオカンの長い悪夢の一日は終わりを告げた。

           (完) 

PS その後マメは10日間、入院の後エリザベスカラーを付け
  られたものの無事退院して今はまたもとのように元気に
  暮らしている。失明してしまった左目は太陽光などが
  当たるとビー玉みたいに光って見えるけど大体は以前と
  変わらない目元になった。人間だったら突然、片目を
  失明したりしたら、たいそう落ち込んだり嘆いたりする
  だろうに犬のマメは落胆もぜず楽しそうに散歩して、
  美味しそうにおやつを食べて幸せそうに昼寝して
  日々マイペースにエンジョイしているように見える。
  マメはオカンが思うほど可哀想な犬ではなさそうや。
      
 そやけどなんで人間て、いや犬もやけど大事な場面とかで
 オナラもよおしたりするんやろ?気持ちは悲しみのどん底
 でもオナラってやつは、断りもなしに勝手に、あほみたいな
 音や何とも言えんニオイ放ったりして笑かそうとするけど
 ほんま今回だけは笑えんかった。元祖KY(死語?)やな!
 このっ!オナラ野郎~
 そやけどこいつはこいつで大事な役割もあるわけであまり
 無下にもでけへん。一生つきあって行く大切なパートナー?

 は~人生って、生きるって、何なんでしょうね。


(退院して来た日の夜のマメ。まだ左目は痛々しい。)

悪夢の一日4

2013-06-05 16:01:00 | まめぞう10才の日々
悪夢の一日4って。。。どこまで引っ張るねん!

そんな、しょーもない話!
聞きたないぞ!!


とお叱りの声もなく今日も聞いてくれて
ありがとうございますぅ~

そう、そんなわけでオカンがオナラこいたと疑われてはヤバい
と思い慌てて「マメってばオナラこいたみたい!いややわ~
お~ほっほ~」取って付けたようなオカンの笑い声が車内に
響いた。「ハハ~臭いな。窓開けるわ。」と優しく微笑んだ
セレ宮やったけどバックミラーに映ったその目は笑ってなか
ったのをオカンは見逃さんかった。
温厚セレ宮をも怒らす、くっさいマメッペはセダンの窓全てが
半分近く開けられた後、一瞬にして入り込んだ外の冷気に
よって空気が入れ替わり何事もなかったかのようにもとの
上品な車内の雰囲気を取り戻したのであった。。

そんなこんなの珍道中の後、車がやっと八尾の動物病院に
着いたのは3時前やった。予約は4時やったけど一応受け付け
に申し出るとすぐに受診できるようにしてくれた。
セレ宮は帰りも送ったると言うてくれたけど、すぐに手術して
入院かも知れんし夜は奥さんと神戸のレストラン予約してる
ねんから、かまわず帰ってと言うた。もし手術後帰ることに
なったとしても例のイオンのカゴ持って来たから帰りは、
ぐったりなったマメをそこに入れて電車で帰れると思ったからや。

(イオンマイバスケット&IKEAバッグ)


半泣きで礼を言うてセレ宮を病院前で見送った後、診察室の前
でマメと2人で椅子に座った時の心細かった事。
あ~どうなるねんやろ~胸が締め付けられるような思い
やった。そやけどすぐに優しそうな看護婦さんが緑内障の
検査をするための麻酔液をマメの両目に点眼しにきた。
これは家の近所の動物病院でも昨日と今日2回やられてる。
この後10分ほど置いて眼圧を計るための体温計の親玉みたい
なんを目につっこまれるんや。麻酔点眼なかったら痛くて
無理やろ。考えただけでゾッとする。マメはおとなしく点眼
してもらった。10分ほどたつと「まめぞうちゃん、診察室に
お入りください。」と看護婦さんが呼びに来てくれた。
オカンは覚悟を決めてマメを連れて立ち上がった。

診察室に入ると冷静沈着そうな院長先生がマメの目を覗き込み
「この子は、おとなしく検査させてくれる子ですか?」
と聞いた。オカンは自信を持って答えた。
「はい。とても大人しいです。」
実際どこの病院に行ってもちょっと震えるものの大人しくて
肛門に体温計突っ込まれても口の中に手を突っ込まれて歯茎を
ガバッ~とむき出しにされても注射されてもも点滴されても
声一つ上げず大人しく従った。オカンが唯一マメを自慢出来る
事やった。
それでは、、と院長先生が診察台の上に乗ったマメの目に眼圧を
計る測定器を突っ込もうとしたその時やった。
  
ガオ~!!

マメがめちゃ暴れたんや!その瞬間、院長先生はものすごい
早さでマメの口をヒモのようなものでクルクル~と縛り上げた。
柴犬の特徴でもあるキツネのように尖った口元はとても
縛りやすい形や。柴犬を訓練する時、言う事を聞かない場合
その口を握って開かなくしてゆっくり回すと大人しくなるという。
プライドの高い柴犬にとって屈辱的な事らしい。そして看護婦さん
がマメの体に覆い被さるようにして押さえ込んだ。
そしてマメは口を閉じられたまま全く身動きできなくなり、
そして、、、大人しくなった。

オトンとオカンをいつも癒してくれるマメを子どものように
可愛がり、ちょっと甘やかしてるかなと思いながらも、
わがままな時のマメも愛おしく思って大切にしてきた。
マメのその姿は惨めで情けなくて可哀想でほんまに、、
ショックやった。