ネチネチ人

1日、3日と話しをし、

14日はまた話しをした。

話しじゃない、

もう私の怒りがおさまらないだけだ。

浮気発覚以降、

子供の前では

見た目はいつもの夫婦でいる。

ただ笑いは消えた。

お互い声のトーンは低め。

夕食を食べたら

お互い違う部屋に解散。

風呂も別、

風呂から上がっても別。

今まではドップリ一緒にいたが

もう無理。

更に言えば

いる必要性も感じない。

必要性とか言ってる自分

終わってんな、と思う。

こんな状態で淡々と過ごして来たが

14日にまた私がブチ切れ。

どうしてもの用事で

2人で出掛けなければいけなくなり

私の素っ気ない態度に

夫もムスッとした態度をした所で

試合開始のコング。

「あのさぁ（怒）何が気に入らなくって

ムスッとしてるわけ！？

こうなったのは夫のせいでしょ！？

私に当たらないでよ！！」

夫は何かグッと堪えてそうだったが

「毎日毎日ムスッとされて

謝ってもダメ、何してもダメ。

それでネチネチ言われたら

こっちだって嫌になってくる！

悪い事したのは俺なんだから

バシッと怒って終わればいいのに

ネチネチと言われて（2回目）

もうどうしたらいいかわからん！！」

そうです、私はネチネチ人です。

そんなあっさりスッパリなんて

無理無理無理。

今回なんて過去最大に傷付いたから

もう最強のネチネチを発動中。

そこから、また今まで記事にした内容

おんなじ事を

またまた言ってやった。

もうダメだ、私が…。

同じ場所で心が止まってて

ずっと無限ループで彷徨ってて

一つも抜け出せない。

だから同じことを

何度も何度も言ってしまう。

言われてる夫は

◯ぬ程嫌だろうけど

しょうがないよね、

自分の蒔いた種だもの。

もうそこから抜け出せないんだもの。

逆にさ

私を救ってよ

とすら思う。

結局、試合終了のコングが鳴ったけど

今現在まだ曇りの中の2人。

夫もモヤってるのがわかる。

私がスッキリしてないのが

わかっているからだ。

できるか、ボケナス。

根が深すぎるんだよ。

価値観

「価値観の違い、合わない」

きっとそうなんだろう。

夫にとって

真の愛する人は私。

守るべき人も私。

でも自分の遊びたい欲求も抑えられない。

だから、私を傷つけないよう

バレないように遊ぶ。

でも男って馬鹿。

私達夫婦って結構一緒にいて

夜ご飯からお風呂から寝る前まで

ずっと一緒だった。

それだけ一緒にいたら

あれ？？

って思う言動が見え隠れ。

何でこんな事言うんだろ？？

あえて突っ込みはしないが

いつもと違う言い方。

夫は全く気付いてないけど。

多分無意識。

その無意識言動に気づく私。

だから隠すなんて無理。

自分ではきっと上手にやってるつもり。

そう、私が裏切られたと

強く感じたのが

さっき書いた通り

ずっと一緒だった、

という部分。

結婚してから多分

1番ずっと一緒にいたと思う。

だから今回は今までとは違う。

ってかさ、こんだけ一緒にいても

私じゃ物足りず浮気すんならさ

もう別れて遊べよ、

ってなる。

一緒にいても不満ならさ

もうどうすることも出来ないじゃん。

早く離婚して出てけよ。

だか、離婚なんて微塵も考えてない夫。

もう意味がわかんない。

私がおかしいのか？

私は楽しかったよ。

どんだけ腹が立つことがあっても

それが夫、と思って受け入れた。

よそで浮気しようなんて

思ったこともなかった。

私だって至高の領域は夫。

だから傷つけることなんてしない。

大事で守るべき人は

傷つけたら駄目なんじゃない？

この話しが始まると

もう永遠と平行線。

お互いわかり合えない、し、

私は体だろうが、遊びだろうが

絶対許せない。

堕ちて行く自分

話しをしてわかったこと。

夫にとって浮気とは

「ただ性欲を満たすもの」

何の感情もなく

ただそれだけ。

小さい子供が

いつも使っているおもちゃに飽きて

新しいもので遊ぶが

結局またいつも使ってるものに戻るよね、

そんな感じだった。

あと、

私という存在は、言わば

「至高の領域」

で、そんな遊ぶような使い捨ての女とは

存在価値が比べものにならないと。

…

「で何？」

思わず言ってしまった。

だってそうでしょう？

だから？

何？

てかさ、逆に言ったら

その至高の領域の私を

いとも簡単に傷つけたわけ？

あーそーだね、

私なんて見てても

どーせ性欲もわかない体ですものね、

あーあーすいませんね、

あ、何？だから見せしめのために？

お前じゃ役立たずだから？

あーだからセフレみたいなの作ったか。

すいませんね、骨ガラで。

まーでもさ、

よく簡単に裏切れたよね。

私と出掛けたり笑ったりして

腹の中で

「何も知らないバカな女。」

って思ってたんでしょ？

よく浮気相手と連絡取りながらさ

私と笑えたよね。

本当信じられない。

どうせバカな女ですよ、

あ、だから浮気されるのか。

あなたの嫁はバカで何もできなくて

夫のことすら支えられなくて

よそで浮気されるような

情けない女でいいんじゃないですか？

もう出てくる言葉が

イヤミしかない。

ただの負け惜しみ。

わかってる、こんな言い方したくない。

でも止められない。

これを泣きながら言ってる私。

夫はさすがにまいっていたけど

そんなことは知らない。

言われるようか事したのはアンタ。

「もう出て行こうか？」

と言う夫。

私に聞くあたりが本気じゃない。

なぜ決断を私に委ねるんだろ。

いや、黙って出て行けよ、

口には出さなかったけど。

自分がどんどん醜くなる。

コイツのせいで

コイツのせいで

本当何もかも許せない。

涙

私がホテルに泊まった次の日

夫は仕事を休んでいた。

こっちは顔なんて見たくないのに。

夫は話しをしたかったらしい。

何の話？

話しをした所で事実は事実。

私にしたら話しじゃなくて

言い訳でしょ？

としか思えない。

しかし帰るしかない。

仕方なく私は帰宅した。

夫は私を見て

「待ってた。」

と一言。

私は夫の顔は視界に入れたが

目わ合わせられない。

やばい、頭の中が

「キモいキモい、汚い汚い。」

その言葉がグルグルしていた。

夫は近づいて来て手を握り

「ごめん。」

って言って来たが

触られたことによる鳥肌と同時に

裏切られたという感情が溢れて

怒りより、

ただ泣いた。

自分でもわかる、

漫画のような大粒の涙が

ボロボロと溢れた。

涙って嬉しい時とか

悲しい時に出るものだが

この時の涙は

そんなものとは全然違い

ショックが大き過ぎる涙

という表現が正しいのだろうか、

ただただボロボロと落ちていった。