幻のカレーライス！

「主人に何が食べたい？」と聞くと時々
カレーライスというリクエストが多い！

なんでそんなにカレーライスが好きなのか
よく分からないが、好きだという！
まあ～、私のとってはありがたいメニューである。

何故ならば、カレーは手抜き出来るからである。
だって準備させすれば、後は火に掛けるだけだから、
こんなにありがたいメニューはないのである。

手間を掛けなくて良いからである。
そんなんで良いのかしら？
とさえ思ってしまう。

そして我が家にとっては更におまけ付きの
利点がある。
カレーライスはその日３食食べてもまだ飽きないと
言うから食事をその日一日は作らなくても良いという
おまけ付きなのである。

夜作ると、翌日の朝、そして昼まで
しっかり食べたいと言うのである。
その代わり、準備に時間がかかる。
３食分なので、大鍋に炊く。

ジャガイモは大を１５～２０個以上、
タマネギは大５個以上にんじんは３本くらい。
その時によって、入れる物は違ってくるが、
基礎はシーフードである。

今回はエビとホタテと、生の蛸、そして牛肉を入れた。
色んな素材をその時によって変えている。
イカを入れたり、アサリだったり、豚肉だったり
変化させている。

微妙に味が違ってくる。
毎回カレーの味が違う。
それも楽しみの１つかもしれない。
カレーのルーも一度に大箱４箱くらいいる。

ルーも色んな物をブレンドする。
中辛以上、辛口を他メーカーの物を
ブレンドすることによってまったく味が違ってくる。

おまけに隠し味に、粗挽きコショウ、ニンニク、醤油、
チョコレート、ソース、お好みソース、ケチャップ
などを入れると我が家流のカレーのできあがりである。

以前カレーをほとんど捨てた事件があった！
それはちょっとカレーが塩辛くなった感じがしたので
もう少し甘くしょうと思い、近くにあったイチゴジャムを
瓶の半分くらい入れたときだった。

誰も食べてくれなかった。
大鍋のほとんどを捨てる羽目になった。

カレー味と言うより、イチゴ味がぷんぷんして、
みんなから大ひんしゅくをかってしまった。
それ以来、イチゴジャムは御法度になった。

いろいろ苦い経験を積んだ結果、
今のカレーのできあがりである。
何を入れれば、コクの出る美味しいカレーになるか
これは私のいつもの課題である。
カレーは手抜きできそうで、味付けは手抜きできない。

主人も、子供達もカレー味のコクには
うるさくなっている。
舌の感覚が肥えてきた証拠である。

たかが、カレーされどカレーである。
カレーは奥が深いのである。
全く同じ味の物のようで、そうではないのである。
だから、カレーライスが良いのかもしれない！

一度絶妙のバランスのカレーが出来て、
大いにほめられたことがある。
しかしそれ以上のカレー味にはまだ至っていない。
あれは幻のカレーライスなのか！

いつも幻のカレーライスをどこかで
期待しているのかもしれない。
みんな言葉では言わないが、幻のカレーライスを
求めているに違いない。

だからカレーにはロマンが溢れているのかもしれない。
もしかして、幻のカレーライスに出会えるかもしれない・・・。

そんな期待を裏切らないように、
今日も、カレー作りに余念のない私であった。

by赤ちゃんの命名・相性占いは「天使の占い！」