こころのロウソク

36歳&40歳&42歳で授かった3人の子と、母としてのけいこの成長記録

どうしてずーっと裸足で帰ることになったの?

2013-10-09 14:24:46 | 娘の育児日記
昨日の夕方の空。写真ではほとんど見えませんが、虹が僅かに写っています。空の光が雲に反射して美しい秋空でした。

車の横転事故以来、まだ修理に出せていないので、最近はもっぱら徒歩で保育園の送迎をしています。

この日の帰り道、娘が言いました。『どうして、前にずーっと裸足でお家に帰ったの?』

この質問の背景には、このブログで書いている出来事ですが、数週間前にあった近所のお惣菜屋さんでの娘とのやりとりがあります。

ある日、保育園のお迎えの帰り道に、娘と一緒にお惣菜屋さんに寄りました。

もうその時点までに、ぐずぐずだだっ子の状態で、それは何故かといえば、私の体調が落ちぎみだったり保育園で頑張り過ぎてたり、だだっ子にならざるを得ない心の苦しさがある訳で、それは親としての私も理性ではよーくわかっているのです。

理性でわかっていても、体力気力に余裕がないと、どうしても4歳児の駄々コネに上手く付き合ったり張り合ったり受け流したりしてあげることが出来ません。

そのお惣菜屋さんでは、お惣菜を決めて買うまでも何度か駄々をコネていましたが、最後に帰る時になって靴を履かないのです。(娘は靴を脱いでお店の椅子に立ち、ショーウィンドーを覗いていました)

これで私が完全に感情的に逆上してしまいました。『もう靴履かなくていいから、裸足で家まで帰りなさい!』と娘の腕をつかみ、引きずるようにお店から出て、そのまま家まで号泣する娘を裸足で歩かせて帰りました。

先の質問はその時のことを指しているものです。たぶんこの時も、あの日と同じように、すっかり日が暮れて道も暗くなっており、ああの時の状況がふっと記憶に浮かびやすかったんでしょうね。

『あの時は、ももなが靴を履かなかったから、裸足で帰りなさいって言ったんだよ。でも、ももなはマーサ(お惣菜屋さん)にもっと居たかっただけなんだよね。…お母さん、怒り過ぎちゃったね、ごめんね。』と言いました。

するて娘が答えました。『うん、そうだよ。ももなもちゃんと言えば良かったね。ごめんね。』

4歳1ヶ月で、こんな風に言えるんだな、こんな風に言える子に育ってくれたんだな、と感動を覚えました。

それで私は言いました。『そう言ってくれてありがとう。ももなと母さんは仲良しだから、何があっても大丈夫だよね~!』と元気良く。

娘も元気良く『うん!そうだよ~、仲良しだもん』と相槌を打ってくれました。

日常のほんの小さなヒトコマですが、私にとっては何かが大きく変わった気がする大切な瞬間でした。

あの空の虹は、私や娘のこの瞬間にまっすぐに繋がっていて、虹の先には幸せな私と娘の未来がきっとあるんだ、と思える夕暮れでした。

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