makoto1955君の独り言

マコト君の日常起こった事や、花の追っかけ記を書きます。

訃報

2009-10-12 21:49:00 | インポート
突然の訃報の連絡が入る。

一歳上のS先輩が亡くなりました。

S先輩に初めて会ったのは、出張で行ったドイツの営業所で21年前でした。

その後、私もドイツの営業所へ転勤になり、一緒に7年間、公私にわたりお世話になった人でした。

お互い、日本に帰国後は直接な関わりは少なくなりましたが、色々と助言をしてくれた先輩でした。

3年前に大腸ガンに犯されて数か月会社を休みましたが復帰され、安心していました、最近姿を見掛けないと思っていたら、今回の連絡でした。

葬儀で奥さんとお会いした時に、こんな連絡で申し訳ございませんと泣いて謝れました。
S先輩の意向で病気の姿は、家族以外には見せないとの事で、先輩らしいと思いましたが、反面悔しかったです。

普段はあまり笑顔を見せない先輩でしたが、私がドイツへ転勤になった翌年に
二人でフランスへ旅行へ行った時の写真の中に満身の笑みを浮かべた写真がありましたので、2枚複写して一枚は奥さんに渡して、一枚は棺の中に入れてもらいました。

先輩の出身は北九州で親戚も少なく、奥さんの要請で納骨にも参加させて頂き、最後まで見送る事が出来ました。

五十代半ばで病魔に侵されてしまい、やりたいことも沢山あったと思うし、奥さん一人残して死んで行くこと、さぞかし無念だったと思うと、涙が止まりませんでした。

先輩のお母さんとは初めてお会いしましたが、親より先に死ぬことが一番の親不孝者と言っていましたが、反面死を覚悟した後は、奥さんがお母さんと一緒に九州で暮らせる様な段取りや、弟に今後の事を託して全て手続きをしていったと聞かされ、やはり先輩はすごいと関心させられました。

S先輩の御冥福をお祈り申し上げます。
                 合掌