そこへついたら。

絡められた指の先から体温を失い
僕は、きみとひとつの石になった。

松岡國男

2007-07-01 20:39:09 | 本(小説など)
久しぶりに大塚英志を読んだ。『くもはち』。
なんか・・・一言で言うと自分という存在に名前をつけてくれたくもはちにむじなが恋をする話?(全然違うとか言われそう
でも「蜂蜜と外套」のラストでのむじなとくもはちのあまりの仲の良さは、恋って言ってもいいと思うよ?(笑)
存外面白かった。松岡國男(ま、柳田國男のことだ)がちょこちょこと出てくるのも私には楽しい。
木島日記のような駆け引き?とか色々な感情とか思惑とかないから楽ーに読める。

ちなみに「蜂蜜と外套」ではくもはちが探偵に尾行されてる・・・っ!て恐がってみたり、むじなに「仕事はなるべくなら君と一緒にやりたい」と言ってみたり、妙な呪文で苦しんでみたり、となんだかカワイイ。
むじなはむじなで事情により(ネタバレになるから事情は割愛☆)異世界へと引きづりこまれかけのくもはちにしがみついて飛び込んだりして。
「むじな、君はなんてことをするんだ。君まで戻れなくなるぞ」
「だって、君は仕事はぼくと一緒にしたいと言ったじゃないか」
とくるんですよ!
そしてくもはちが殺されかけた際(まぁそれは誤解だったんだけど。。)には「くもはちはぼくのたった一人の友人なんだ」「くもはちは助けて下さい」、って・・・!
おまえらラブラブ(死語)だろう?!
大塚英志はきっと狙っているんだ・・・でも振り回されておこう。
この二人、ほのぼのラブラブがお似合いですよ。
ちなみにむじな×くもはち。逆も可。あとはホームズ×くもはち、ホームズ×本物アーサー・・・だろうか。
サイコだと清×西園とかゆーマイナー中のマイナーがキュンとくる。
その点くもはちではむじなとくもはちの組み合わせはメジャーだろう。
それ以前にジャンルがマイナーだけどね・・・・・orz
あるかどうかも不明。サイコはあるみたいだけど清西園は、ない。

久しぶりに小説の感想書いてるな・・・。この間長野まゆみの『となりの姉妹』読んだよ。
長野まゆみは最近ほもっぽいのではないやつも書いていて、それが結構面白い。『ユーモレスク』とか。
・・・さぁて、くもはち読み終わったし感想?ていうか萌?も語ったし、そろそろれぽーと課題をやらねばな。。今週は先週より楽です。

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