ナガタチョウに移動して、
トウキョウ議事堂の中へと入った。
辺りは天使たちが倒れている。
アオガミ
「天使が……倒れている。
悪魔の気配だ。」
吼が身構える。
するとそこに、花魁の様な姿をした
妖艶な美女が現れ、吼と対峙した。
左手を腰に当て向き合う。
ジョカ
「ベテルの差し向けた援軍かや?」
地母神
ジョカ
Joka
そう言ったかと思うと、
スタスタと歩き近付いてきた。
ジョカ
「残念じゃが、少しばかり遅かったの。」
アオガミ
「少年、油断するな。
恐ろしい力を感じさせる相手だ。」
ジョカ
「この地に集いし天使たちは死んだ。
汝もすぐにその後を追わせてやろうぞ。」
歩き方も腕の振り方も手を口に当てる仕草も
いちいちエロさをにじませる。
女魔ナアマといい勝負かもしれない。
女魔ナアマとの戦いがあったからこそ、
吼は尚更油断などせず身構えていた。
(また魅了されたらヨーコに睨まれそうだ。)
するとジョカは舞うように両腕を広げ、
宣戦布告する。
ジョカ
「今この時に訪れた己が不幸を呪うがよい。」
右手を左肩に触れ、ポーズをとる。
マガツヒが集まり、ジョカの目が大きく見開いた。
簪の飾りのようなものが地に落ちたか思うや、
袖口から紐のようなものが長く伸び出てくる。
……いや、紐ではない、蛇だ。
蛇の尾が、体が、長く長く出て来て、
それは瞬く間にジョカの髪…後頭部と一体化する。
そして巨大な蛇の体は、
ジョカの身体を宙に浮かせていた。
(リャナンシーも髪で身体を浮かせていたが、
実は悪魔の間で流行っていたりするんだろうか?)
ジョカ
「妾はジョカ、参るぞ。」
地母神ジョカとの戦闘が始まった。
1ターン目
吼、ラクンダ+1、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、
地母神キクリヒメ、タルンダ+3、
妖精ジャックランタン、ジャックアギラオ+5、
吼、ラクンダ+1、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、
地母神キクリヒメ、マハラクカジャ+3、
地母神ジョカ、マハジオ+3、
吼にアタック、
地母神キクリヒメにアタック、
2ターン目
吼、禍時:会心、
吼、麁正連斬+1、クリティカル、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、クリティカル、
地母神キクリヒメ、メディア+4、
妖精ジャックランタン、ジャックアギラオ+5、
吼、麁正連斬+1、クリティカル、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、クリティカル、
地母神キクリヒメ、マハラクカジャ+3、
妖精ジャックランタン、ジャックアギラオ+5、
クリティカル、
地母神ジョカ、吼にザンマ+7、
耐性で無効化した、
3ターン目
吼、チャージ+1、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、
地母神キクリヒメ、パス、
妖精ジャックランタン、ジャックアギラオ+5、
吼、麁正連斬+1、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、
以上、終了。
衝撃耐性を無効化にしていた吼に
ザンマ+7がきたのは幸いだった。
もし霊鳥ホウオウか妖精ジャックランタンが
攻撃されていたら、ジョカはマガツヒを集めただろう。
攻略サイトでは、ジョカはマガツヒを集めたら、
次のターンで衝撃系の全体攻撃魔法である
土偶発破+7を使ってくる。
もしマガツヒを集めたら、風障石を使えばいい。
(骸の隠れ家で購入可能。)
耐性が無効でなければ大ダメージ必至なので、
準備は万全に。
戦闘が終わったかと思うと、突如として
頭上に軍服を着た鋭い目つきの男が現れた。
八雲
「忌々しい天使どもかと思えば、
見慣れぬ相手のようだが……」
ジョカ
「八雲……」
すると八雲と呼ばれた男は、
そこからゆっくりと地面に降り立つ。
八雲
「我が名は八雲ショウヘイ。
全ての悪魔を狩る者だ。」
八雲ショウヘイ
Shohei Yakumo
ジョカも悪魔なのに、
デビルバスターであると堂々と喧伝するのか。
それでありながらジョカは八雲と共にいるのか。
それだけで複雑な事情がある事が安易に見て取れる。
八雲
「小僧、この邂逅を喜ぶがよい。
楽にあの世へ逝かせてやろう。」
八雲が剣を抜き、吼に対して構えた。
吼も身構えるが、ジョカが二人を差し止める。
ジョカ
「妾の頼みじゃ。
八雲よ、少し待たぬか。」
八雲
「……また気まぐれか。」
言いながらも、八雲は素直に構えを解いた。
剣を鞘に納める。
二人の関係性はかなり深いようだ。
ジョカ
「妾を相手に臆せぬ戦いぶり。
見事であったからのう。」
八雲
「運が悪いな、小僧。
……次は楽に死ねぬぞ?」
やりとりを見ていたヨーコが吼に近寄り、
互いが頷いた。
ヨーコは腕を組み、八雲とジョカを見つめる。
ヨーコ
「……ひとまず
戦いは避けられたわね。
でも、油断はしないほうがいい。」
相手は話をするつもりのようだ……
ならば聞けるだけ聞くとしよう。
吼
「お前たちは何者だ?」
ジョカ
「妾は天地の狭間に暮らす人類を生みし
女神ジョカであるぞよ。
隣にいるのは八雲。
妾の半身ともいえる存在じゃ。」
吼
「どうして天使が死んでいる?」
ジョカ
「しれたこと。
ベテルは我らの敵じゃからのう。
太古より、法の神と
それ以外の神々は争いあっておった。
じゃが法の神によって、
多くの神々は知恵を奪われ貶められたのじゃ。」
ヨーコ
「……それが、悪魔と呼ばれる存在の正体。」
ジョカ
「そう、今やその名が示す通りの
痴れ者と化したモノばかりじゃ。」
八雲
「一方、法の神の支配を
守ろうと足掻くベテルもまた、
無法を押し付けているに過ぎん。
故に私は天使と名乗るベテルの徒と、
悪魔と貶められた古き神々を斬らねばならぬ。」
天使と悪魔の両方を敵に回す……
昔の真・女神転生風に一言で表現するなら、
「ニュートラル・ルート」だ。
どっちつかずというのは、
結局損をする傾向が強いものだが、
さてヨーコはどう思っているやら。
ヨーコ
「……ずいぶんと自分の正義に
自信があるようね。」
八雲
「理解しろとは言わん。
だが俺たちの邪魔はするな。」
邪魔はするな……
天使にも悪魔にも付くなという事だろうか?
どういった行為が邪魔に相当するのか、
もう少し詳しく語ってほしいものだ。
しかしヨーコはそんな事よりも
今の襲撃が気に食わないようで。
ヨーコ
「先に襲い掛かってきたのは貴方たちでしょう。
大それた理想を掲げる前に、
自分の半身をよく見張っておくことね。」
八雲
「フッ、見え透いた挑発だな。
だが、面と向かって俺に楯突くか……
貴様らの顔、覚えたぞ。」
ジョカ
「おやおや……
八雲はおぬしらが気に入ったそうじゃ。」
そう言うと、八雲とジョカは背を向ける。
去ろうとするが、振り向いて一言残していく。
八雲
「この奥に転移装置がある。
ベテルが研究しているものと同型だ。
それを用いて自らの知る東京へ帰り、
その目で確かめるといい。
神と悪魔が人に……
東京になにをもたらすのかを……」
ジョカ
「フフフ……
また会おうぞ。」
そして二人は一瞬で消え去っていった……
地母神ジョカと八雲ショウヘイが去った後、
薄汚れたレッドカーペットを小走りに進んでいく。
するとその先に、太宰イチロウがいた。
イチロウ
「ヒッ!
ま、また悪魔!?」
イチロウの前に、大鳳吼と尋峯ヨーコが姿を見せる。
が、ヨーコの態度はどこか素っ気ない。
ヨーコが周囲を確認するように、二人の傍から離れた。
ヨーコの様子を見た後、
イチロウが吼の顔を覗き込むように見る。
イチロウ
「オ、オマエの顔どこか見覚えが……
もしかして大鳳吼か……?」
吼に気付いたようで、
イチロウはどこかホッとしたように、
そして声を高らかに自分の名を叫ぶ。
イチロウ
「オレだよ!
太宰イチロウ!
よかった、無事だったんだな!
でも、その姿どうしたんだ?」
大鳳吼は、アオガミと出会った事を聞かせた。
イチロウ
「へ~、じゃあアオガミってヤツと合体して、
そんな姿になったって訳?」
吼は小さく頷いた。
イチロウ
「……で、そっちの子は?」
ヨーコは建物内を見つめたまま答える。
ヨーコ
「尋峯ヨーコよ。
途中で出会って、ここまで一緒に来たの。」
ヨーコが吼とイチロウに向き直ると、
その反対側から敦田ユヅルがやってきた。
ユヅル
「よかった、君たちも無事にたどり着いていたか。」
イチロウ
「えっ、敦田?
敦田ユヅル……!?」
ユヅル
「僕も君と同じく、あのトンネルにいたんだ。
こうして再開できて安心したよ。
こうして無事に合流できたんだ。
今後の行動は君に任せるよ。」
吼に指揮をご指名のようだ。
イチロウもユヅルに続く。
イチロウ
「た、頼むぜ大鳳吼。」
イチロウが軽くだが頭を下げた。
ヨーコも異論は無いらしい。
すると背後からアマノザコが叫ぶ。
アマノザコ
「おい、おい、おーい!
いや~、びっくりしたね、ね?
何? あの悪魔、強~い!
びっくりして、隠れちゃった!
あ、アンタは探していた相手を見つけたんだ。
よかったねぇ!
そっか……じゃあ、この後は
その人間たちと
一緒に行くんだね……そっか。
……ううん!
なんでもない! ない!
別に寂しくないし!
今までだって、ずっと一人だったし!
とにかく、
ここまで連れてきてくれてアリガト!
アタシはもう少しこの辺りにいるから、
アンタがまた望むなら、
一緒についていってあげる。
じゃーね! バイバイ!
……またね! ね!」
アマノザコは姿を消した……
!クエストナビの同行と離脱
アマノザコのようなクエストナビは、
ストーリーの進行によって自動的に
同行や離脱をすることがあります。
マップ内にいる緑色の顔マークがついた悪魔は
クエストナビとして同行してくれる悪魔です。
探索の際に活用するとよいでしょう。
敦田ユヅルと太宰イチロウの二人と合流できたが、
メニューを開いてもゲストは尋峯ヨーコのみ。
敦田ユヅルはパーティに入れられないようだ。
回帰のピラーで龍穴に戻り、
疲弊した仲魔を回復する。
その現在の仲魔だが、ヨーコを除くと
ハマやムドの使い手が一人もいない。
空きは2枠あるが、
満杯にはしたくない気がする。
とりあえずは様子見としよう。
Save
Name 大鳳吼
Location ナガタチョウ
トウキョウ議事堂の中へと入った。
辺りは天使たちが倒れている。
アオガミ
「天使が……倒れている。
悪魔の気配だ。」
吼が身構える。
するとそこに、花魁の様な姿をした
妖艶な美女が現れ、吼と対峙した。
左手を腰に当て向き合う。
ジョカ
「ベテルの差し向けた援軍かや?」
地母神
ジョカ
Joka
そう言ったかと思うと、
スタスタと歩き近付いてきた。
ジョカ
「残念じゃが、少しばかり遅かったの。」
アオガミ
「少年、油断するな。
恐ろしい力を感じさせる相手だ。」
ジョカ
「この地に集いし天使たちは死んだ。
汝もすぐにその後を追わせてやろうぞ。」
歩き方も腕の振り方も手を口に当てる仕草も
いちいちエロさをにじませる。
女魔ナアマといい勝負かもしれない。
女魔ナアマとの戦いがあったからこそ、
吼は尚更油断などせず身構えていた。
(また魅了されたらヨーコに睨まれそうだ。)
するとジョカは舞うように両腕を広げ、
宣戦布告する。
ジョカ
「今この時に訪れた己が不幸を呪うがよい。」
右手を左肩に触れ、ポーズをとる。
マガツヒが集まり、ジョカの目が大きく見開いた。
簪の飾りのようなものが地に落ちたか思うや、
袖口から紐のようなものが長く伸び出てくる。
……いや、紐ではない、蛇だ。
蛇の尾が、体が、長く長く出て来て、
それは瞬く間にジョカの髪…後頭部と一体化する。
そして巨大な蛇の体は、
ジョカの身体を宙に浮かせていた。
(リャナンシーも髪で身体を浮かせていたが、
実は悪魔の間で流行っていたりするんだろうか?)
ジョカ
「妾はジョカ、参るぞ。」
地母神ジョカとの戦闘が始まった。
1ターン目
吼、ラクンダ+1、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、
地母神キクリヒメ、タルンダ+3、
妖精ジャックランタン、ジャックアギラオ+5、
吼、ラクンダ+1、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、
地母神キクリヒメ、マハラクカジャ+3、
地母神ジョカ、マハジオ+3、
吼にアタック、
地母神キクリヒメにアタック、
2ターン目
吼、禍時:会心、
吼、麁正連斬+1、クリティカル、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、クリティカル、
地母神キクリヒメ、メディア+4、
妖精ジャックランタン、ジャックアギラオ+5、
吼、麁正連斬+1、クリティカル、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、クリティカル、
地母神キクリヒメ、マハラクカジャ+3、
妖精ジャックランタン、ジャックアギラオ+5、
クリティカル、
地母神ジョカ、吼にザンマ+7、
耐性で無効化した、
3ターン目
吼、チャージ+1、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、
地母神キクリヒメ、パス、
妖精ジャックランタン、ジャックアギラオ+5、
吼、麁正連斬+1、
霊鳥ホウオウ、ファイアブレス+5、
以上、終了。
衝撃耐性を無効化にしていた吼に
ザンマ+7がきたのは幸いだった。
もし霊鳥ホウオウか妖精ジャックランタンが
攻撃されていたら、ジョカはマガツヒを集めただろう。
攻略サイトでは、ジョカはマガツヒを集めたら、
次のターンで衝撃系の全体攻撃魔法である
土偶発破+7を使ってくる。
もしマガツヒを集めたら、風障石を使えばいい。
(骸の隠れ家で購入可能。)
耐性が無効でなければ大ダメージ必至なので、
準備は万全に。
戦闘が終わったかと思うと、突如として
頭上に軍服を着た鋭い目つきの男が現れた。
八雲
「忌々しい天使どもかと思えば、
見慣れぬ相手のようだが……」
ジョカ
「八雲……」
すると八雲と呼ばれた男は、
そこからゆっくりと地面に降り立つ。
八雲
「我が名は八雲ショウヘイ。
全ての悪魔を狩る者だ。」
八雲ショウヘイ
Shohei Yakumo
ジョカも悪魔なのに、
デビルバスターであると堂々と喧伝するのか。
それでありながらジョカは八雲と共にいるのか。
それだけで複雑な事情がある事が安易に見て取れる。
八雲
「小僧、この邂逅を喜ぶがよい。
楽にあの世へ逝かせてやろう。」
八雲が剣を抜き、吼に対して構えた。
吼も身構えるが、ジョカが二人を差し止める。
ジョカ
「妾の頼みじゃ。
八雲よ、少し待たぬか。」
八雲
「……また気まぐれか。」
言いながらも、八雲は素直に構えを解いた。
剣を鞘に納める。
二人の関係性はかなり深いようだ。
ジョカ
「妾を相手に臆せぬ戦いぶり。
見事であったからのう。」
八雲
「運が悪いな、小僧。
……次は楽に死ねぬぞ?」
やりとりを見ていたヨーコが吼に近寄り、
互いが頷いた。
ヨーコは腕を組み、八雲とジョカを見つめる。
ヨーコ
「……ひとまず
戦いは避けられたわね。
でも、油断はしないほうがいい。」
相手は話をするつもりのようだ……
ならば聞けるだけ聞くとしよう。
吼
「お前たちは何者だ?」
ジョカ
「妾は天地の狭間に暮らす人類を生みし
女神ジョカであるぞよ。
隣にいるのは八雲。
妾の半身ともいえる存在じゃ。」
吼
「どうして天使が死んでいる?」
ジョカ
「しれたこと。
ベテルは我らの敵じゃからのう。
太古より、法の神と
それ以外の神々は争いあっておった。
じゃが法の神によって、
多くの神々は知恵を奪われ貶められたのじゃ。」
ヨーコ
「……それが、悪魔と呼ばれる存在の正体。」
ジョカ
「そう、今やその名が示す通りの
痴れ者と化したモノばかりじゃ。」
八雲
「一方、法の神の支配を
守ろうと足掻くベテルもまた、
無法を押し付けているに過ぎん。
故に私は天使と名乗るベテルの徒と、
悪魔と貶められた古き神々を斬らねばならぬ。」
天使と悪魔の両方を敵に回す……
昔の真・女神転生風に一言で表現するなら、
「ニュートラル・ルート」だ。
どっちつかずというのは、
結局損をする傾向が強いものだが、
さてヨーコはどう思っているやら。
ヨーコ
「……ずいぶんと自分の正義に
自信があるようね。」
八雲
「理解しろとは言わん。
だが俺たちの邪魔はするな。」
邪魔はするな……
天使にも悪魔にも付くなという事だろうか?
どういった行為が邪魔に相当するのか、
もう少し詳しく語ってほしいものだ。
しかしヨーコはそんな事よりも
今の襲撃が気に食わないようで。
ヨーコ
「先に襲い掛かってきたのは貴方たちでしょう。
大それた理想を掲げる前に、
自分の半身をよく見張っておくことね。」
八雲
「フッ、見え透いた挑発だな。
だが、面と向かって俺に楯突くか……
貴様らの顔、覚えたぞ。」
ジョカ
「おやおや……
八雲はおぬしらが気に入ったそうじゃ。」
そう言うと、八雲とジョカは背を向ける。
去ろうとするが、振り向いて一言残していく。
八雲
「この奥に転移装置がある。
ベテルが研究しているものと同型だ。
それを用いて自らの知る東京へ帰り、
その目で確かめるといい。
神と悪魔が人に……
東京になにをもたらすのかを……」
ジョカ
「フフフ……
また会おうぞ。」
そして二人は一瞬で消え去っていった……
地母神ジョカと八雲ショウヘイが去った後、
薄汚れたレッドカーペットを小走りに進んでいく。
するとその先に、太宰イチロウがいた。
イチロウ
「ヒッ!
ま、また悪魔!?」
イチロウの前に、大鳳吼と尋峯ヨーコが姿を見せる。
が、ヨーコの態度はどこか素っ気ない。
ヨーコが周囲を確認するように、二人の傍から離れた。
ヨーコの様子を見た後、
イチロウが吼の顔を覗き込むように見る。
イチロウ
「オ、オマエの顔どこか見覚えが……
もしかして大鳳吼か……?」
吼に気付いたようで、
イチロウはどこかホッとしたように、
そして声を高らかに自分の名を叫ぶ。
イチロウ
「オレだよ!
太宰イチロウ!
よかった、無事だったんだな!
でも、その姿どうしたんだ?」
大鳳吼は、アオガミと出会った事を聞かせた。
イチロウ
「へ~、じゃあアオガミってヤツと合体して、
そんな姿になったって訳?」
吼は小さく頷いた。
イチロウ
「……で、そっちの子は?」
ヨーコは建物内を見つめたまま答える。
ヨーコ
「尋峯ヨーコよ。
途中で出会って、ここまで一緒に来たの。」
ヨーコが吼とイチロウに向き直ると、
その反対側から敦田ユヅルがやってきた。
ユヅル
「よかった、君たちも無事にたどり着いていたか。」
イチロウ
「えっ、敦田?
敦田ユヅル……!?」
ユヅル
「僕も君と同じく、あのトンネルにいたんだ。
こうして再開できて安心したよ。
こうして無事に合流できたんだ。
今後の行動は君に任せるよ。」
吼に指揮をご指名のようだ。
イチロウもユヅルに続く。
イチロウ
「た、頼むぜ大鳳吼。」
イチロウが軽くだが頭を下げた。
ヨーコも異論は無いらしい。
すると背後からアマノザコが叫ぶ。
アマノザコ
「おい、おい、おーい!
いや~、びっくりしたね、ね?
何? あの悪魔、強~い!
びっくりして、隠れちゃった!
あ、アンタは探していた相手を見つけたんだ。
よかったねぇ!
そっか……じゃあ、この後は
その人間たちと
一緒に行くんだね……そっか。
……ううん!
なんでもない! ない!
別に寂しくないし!
今までだって、ずっと一人だったし!
とにかく、
ここまで連れてきてくれてアリガト!
アタシはもう少しこの辺りにいるから、
アンタがまた望むなら、
一緒についていってあげる。
じゃーね! バイバイ!
……またね! ね!」
アマノザコは姿を消した……
!クエストナビの同行と離脱
アマノザコのようなクエストナビは、
ストーリーの進行によって自動的に
同行や離脱をすることがあります。
マップ内にいる緑色の顔マークがついた悪魔は
クエストナビとして同行してくれる悪魔です。
探索の際に活用するとよいでしょう。
敦田ユヅルと太宰イチロウの二人と合流できたが、
メニューを開いてもゲストは尋峯ヨーコのみ。
敦田ユヅルはパーティに入れられないようだ。
回帰のピラーで龍穴に戻り、
疲弊した仲魔を回復する。
その現在の仲魔だが、ヨーコを除くと
ハマやムドの使い手が一人もいない。
空きは2枠あるが、
満杯にはしたくない気がする。
とりあえずは様子見としよう。
Save
Name 大鳳吼
Location ナガタチョウ