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恋愛・結婚一覧

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<選抜高校野球>大阪桐蔭 耐えて咲く

2015-03-30 08:04:23 | 地域

 <選抜高校野球>大阪桐蔭 耐えて咲く


 


  • 7回大阪桐蔭2死1塁、吉沢が同点の適時2塁打を放つ=沼田光太郎撮影

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      甲子園の夏春連覇を目指す大阪桐蔭は、29日の準々決勝で常総学院(茨城)を逆転で破り、準決勝に駒を進めた。降りしきる雨の中の熱戦で、エース田中誠也投手は138球で完投、最後まで粘る相手を振り切った。準決勝は第10日の31日、敦賀気比(福井)と決勝進出をかけて戦う。


      1点を追う三回、吉沢一翔選手の二塁打を足がかりに無死一、三塁とし、中山遥斗選手の左犠飛で同点に。四回に2点を勝ち越されたが、五回には2回戦から打順が7番に下がっていた福田光輝選手が「俺が流れを変える」と、右中間席にソロ本塁打をたたき込んだ。


      七回には吉沢選手がこの日3安打目となる右中間への適時二塁打を放って同点に追いつき、さらに敵失で勝ち越した。八回にも谷口一樹選手の左前適時打で突き放した。


      田中投手は制球に苦しんだが、要所を締めて3試合連続の完投。西谷浩一監督は「苦しい試合だったが、粘りをみせてくれた」と選手をたたえた。



薬草カフェで健康満点…ランチなど提供 宇陀

2015-03-30 08:03:44 | 地域

 薬草カフェで健康満点…ランチなど提供 宇陀


 宇陀市大宇陀中庄に薬草「大和トウキ」などを使ったメニューを提供する飲食店「ヒルトコcafe」が28日、オープンした。


  「日本書紀」に飛鳥時代の611年に最古の薬狩りが行われた記録が残る同市は「薬草のまち」をPRしている。地元の薬草生産会社「テラス」が実際に味わえる場所を作ろうと、昨年12月から古民家を改修していた。


  冷え性などに血行促進効果がある大和トウキの葉を練り込んだハンバーグや、セリを使ったサラダなどを提供するランチ(税別1200円)のほか、大和トウキを含む14種類のスパイスが効いたカレー(同1000円)、薬草入りのパスタ(同)など。


  ランチタイムには14席が満席になり、奈良市から訪れた陶芸家、比留間郁美さん(33)は「大和トウキは初めて食べたが、セロリのような香りと味が良かった」と満足そうだった。


  午前11時~午後4時で、水曜定休。問い合わせは同店(0745・88・9409)。



歌声豊か 障害者バンド…桜井

2015-03-30 08:02:39 | 地域

 歌声豊か 障害者バンド…桜井


 ◇デンマークの8人披露



  • 自作の曲を演奏するデンマークの障害者バンド「BALI」のメンバー(桜井市で)

  •   西日本の社会福祉法人などの招きで来日したデンマークの知的障害者のロックバンド「BALI(バリ)」が29日、桜井市の中央公民館で演奏し、橿原市内の障害者支援施設「ひだまり」の利用者らと交流した。


      同国では、知的障害者が芸術の才能を伸ばす文化作業所があり、バリは2001年に結成された。メンバーは20~50歳代の男女8人で、北欧を中心に活躍。20日に3度目の来日を果たした。


      演奏会では、ひだまりの障害者約40人がカーペンターズの名曲を合唱。県立高等養護学校卒業生のバンド「フォーエンジェルズ」は中島みゆきさんの「地上の星」などを披露した。その後、バリが「人生の愛の詩(うた)」など自作の曲を中心に演奏。リズミカルな曲に合わせて踊る障害者もいた。ひだまりを運営する社会福祉法人「橿原ふれあいの里福祉会」の吉田寿子理事長は「心に響く音楽。同じ障害者として施設利用者の希望につながれば」と話した。



立命4番目キャンパスお披露目/大阪・茨木

2015-03-30 08:01:34 | 地域

 立命4番目キャンパスお披露目/大阪・茨木


 大阪府茨木市のビール工場跡地に建設が進んでいた立命館大・大阪いばらきキャンパス(11万平方メートル)が完成し、29日、報道陣に公開された。同大学にとって4番目のキャンパスで、4月1日から利用が始まる。「地域に開かれたキャンパス」として塀を設けず、防災公園を組み込んだほか、図書館やレストランは市民に開放する。


  9階建ての学舎をはじめ6棟を建設。3キャンパスから経営学部、政策科学部など2学部、4研究科の学生約6000人が移る。学舎には幅18メートル、長さ200メートルに及ぶ巨大空間を設け、そこに学習・交流スペースを配置した。壁一面のホワイトボードに画像を投影できるようにした教室もある。


  JR東海道線や大阪モノレールの駅に近く、海外へのアクセスが便利になるといい、この日開かれた竣工(しゅんこう)式で、吉田美喜夫学長は「アジアに羽ばたく人材を育てたい」とあいさつした。



<近江と人と>「壊れる」母 家の力で回復

2015-03-30 08:00:29 | 地域

 <近江と人と>「壊れる」母 家の力で回復


 ◇介護記録を電子出版した 川村 啓子さん 60


  「壊れていく…」。この言葉でしか母を表現する言葉は見つからない。


  2011年4月。85歳だった母静江さんは、おかしな言動が目立つようになり、手当たり次第に物を投げ、「殺してやる」と叫んだ。認知症を疑ったが、診断の結果、持病だった生活習慣病の影響らしかった。


  以前から「介護は在宅で」と決めていた。彦根市佐和町の自宅で母が寝付いた後、ありのまま記録をつけた。


  母はほとんど飲食ができず、おかゆでも米3粒ほどしか口にしなかった。「このままならあと2、3週間の命」。地元の医師、松木明さん(67)にそう告げられた。幻覚も現れた。


  5月3日、夜12時頃から覚醒がまた始まった。「早よしてえな」と大声でうなり続けた。こうして人間は死んでいくのか。寝られない一夜。私自身も壊れていきそうだ。


          ◇


  「介護は大きなゴールを望んではいけないマラソンです。あまり頑張らないで、時々息抜きをして続けて下さいね」。知人で地域医療に通じた北海道の医師、村上智彦さん(54)に再々、メールで励まされた。


  雅楽が好きな母の枕元で、「琵琶湖周航の歌」を竜笛で吹いた。歌が返ってきた。眠らせるときは、赤ちゃんに接するように肩を軽くたたいた。少しずつ落ち着いていった。


  6月になり、食べるおかゆの量が指の先くらいに増え、検査の結果も好転した。


  松木さんの往診は続き、母はとびきりの笑顔で迎えた。「おしりみせるの恥ずかしい…」。母はまた乙女心になった。


  翌12年4月。「レ・ド・レ・ミ・ソ・ミ・レー」と、君が代を音階で口ずさんだ。触れたこともなかった家のピアノで教えると、「ほたるこい」「ねこふんじゃった」など、13曲も弾けるようになった。


  母の頭はまったく普通になっていった。


  これが在宅医療や在宅介護なんだ。家で母をみてよかった。家には力があるんだと思った。


  11月。母は県の「あったか介護ありがとうメッセージ募集事業」で優秀賞を受けた。


  〈いつも、オムツかえてもらっている時、心の中で「ありがとう、ありがとう。」とゆうてるの、あんたには伝わったらへんやろう。〉


  「涙とともにありがとう」というタイトルで、ひたすら娘への感謝がつづられていた。


  そして、13年1月30日。87歳の母は「えらいから寝かせて」と言った。


  まだぬくもりがある母の体を両手でだきしめた。「ずっとそばにいてて」。それが母の最期の言葉だった。


  2年弱の記録は400字詰め原稿用紙約200枚になり、今年2月に電子出版した。


  幸せな最期を迎えるにはどうすればいいか――読む人に考えてもらえたら、との願いを込めて。(布施勇如)


  ◇メモ


  彦根市生まれ。ピアノや書道の教室を開く傍ら、2010年に「彦根市の地域医療を守る会」を作り、代表を務める。市民向けの勉強会を通じ、かかりつけ医を持つことや予防医療の重要性などを訴えている。


  電子書籍「母の恋人 松木先生 私の恋人 村上先生」(300円)は、アマゾンのキンドルストアで購入できる。