長年にわたってトキの保護活動を続けているNPO法人「日本中国朱鷺(とき)保護協会」名誉会長の村本義雄さん(89)(羽咋市)の卒寿を祝うため、トキの野生復帰の啓発に取り組む市民団体「いしかわトキ能里(のり)の会」代表の岡本孝二さん(70)(金沢市)が、トキ2羽をデザインしたパズルをプレゼントした。
34年間美術教諭を務めていた岡本さんが手作りしたパズルは、縦37センチ、横57センチで、今月、珠洲市で新たに見つかったトキもイメージしている。これまで珠洲や羽咋に飛来していた雌1羽の図案を予定していたが、別のトキと一緒にいる場面が確認されたことから、「カップル」に変更。“2世誕生”の願いも込め、くちばしを合わせて求愛する姿を表現している。
パズルは、村本さんの年齢と同じ数の90ピースで、子供たちの学習などにも使えるようにと、一つ一つの裏にマグネットを貼って、白板などに付けて楽しめる工夫もしてある。
2001年の日本中国朱鷺保護協会のNPO法人化など、トキの保護に尽力してきた村本さんに感銘を受けた岡本さんは、村本さんの80歳の誕生日から毎年、トキの写真集などをプレゼントしているという。
村本さんの26日の誕生日を前に、岡本さんが「トキ保護を担ってきた愛鳥家の中では村本さんが最高齢。おめでとうございます」とパズルを贈ると、村本さんは「90歳まで生きられたのはトキのおかげ。先日は2羽が能登に飛んで来てくれた。今年はとても良い誕生日を迎えられる」と喜んでいた。